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いつか全て捨てようと思って暮らしてます

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2011年04月14日
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防衛大臣時代の55日間を日記風に綴った新書。

在任期間が短かったのと、“防衛省の天皇”守屋解任騒動のごたごたのおかげで、あまり華々しい成果をあげた印象はありませんが、

実は着任早々、新潟県中越沖地震が起こっている。

本人が阪神淡路大震災を経験していたおかげで、被災地でまず必要になる物資の調達や輸送が実に迅速に行われた。

災害対策本部の設置も早かったし、自民党政権下の安心感は今と比べると異常なほどだった。

それにしても防衛大臣なのに、現役軍人との距離感がハンパない。

各幕僚長との接触がほとんど全然全く無い事に驚く。

この時の航空幕僚長はかの田母神閣下だが、書中名前も出てこない。

仮にもこの時、制服組のナンバーツーですよ?

そのくせ防衛大学の学長や、事務組トップの守屋とはしょっちゅう連絡とってるる。

まあこれは小池百合子がどうってハナシじゃなく、日本の防衛大臣ってのがそういう位置にあるって事なんだけど、やっぱりこういうのって、異常だと思う。

異常といえば、官僚としての定年を越えてなお、省内で絶対的な位置を保持しようとしていた守屋某は明らかに排除されるべきだし、

それを指先ひとつで切れる地位にいたのに動けなかった安倍ちゃんのリーダーシップに物申したくなるのもわかる。

小沢先生なら、間違いなくやってくれただろう、って思っちゃうんだよねきっと(笑)

こういうとこが、元祖小沢ガールの甘さというか、保守じゃない頭の弱さというか、商人の限界を感じさせる。

「一兵卒として」って言葉が最後に出てくるんだけど、これも小沢からの口うつしなのかなぁなんてちょっと思った。


そして、この守屋の解任騒動ですったもんだした挙げ句に後任に決まった事務方トップが、後に田母神閣下更迭の黒幕とされる“守屋の小坊主”増田好平その人である。

やれやれ。

保守かどうかという観点で見ると、イマイチな政治家ではありますが、優秀であることは間違いない。

芦屋育ちのごりょんさん(お嬢様)らしい目配り気配りと、60過ぎてあの美貌はもはや妖怪の域。

本人も自慢で書いてるんだから多少はさっぴかなきゃだけど、彼女の後援会のレベルの高さが羨ましい。

“国のために働くのが国会議員の役目なのだから、選挙区がどこに変わろうとも、全力で応援する”と言って、伊丹から東京までボランティアで選挙協力。

故中川昭一先生んとことは大違いだよ(泣)

“一度お灸を据えるつもりだった、悪気はなかった。”なんて上から目線で落選させた挙げ句、本人亡くなった後に全国からきた弔問に驚いて“こんなに立派な政治家だったとは知らなかった”なんて、本当にこっ恥ずかしいわ。

目から鼻に抜ける回転の速さは、さすが商家の娘だし、油屋さんのパパの影響でエジプト留学して、アラビア語話せてそちら系の知り合いも多いので、政治家もさることながら富豪夫人にでもなって政財界を裏で操る実力者にでも収まった方がむしろしっくりくる感じ。






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最終更新日  2011年04月14日 10時52分57秒


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