2012/03/28(水)17:54
『真・国防論』田母神俊雄
ちょっと前まで軍のトップだった田母神閣下が語る、かなりリアルな日本の国防の問題。
田母神閣下に限らず、日本では軍人さんに言論封殺かける傾向が強いので、こういう本はもっと重要視されるべき。
わりと初期に書かれた書き下ろしで、
本人も編集も様子見ながら書いてる感が初々しいです。
いわゆる背広組のクズっぷり、
世界標準からはずれまくっている日本の自衛隊のありよう、
それで、多分、それを一番容認てか維持推進していきたいアメリカ合衆国。
日本に兵器売るの渋って値段もさんざふっかけるけど、
「じゃあ、自国で開発します」って言われた途端、
手の平返して「いやいやお安くリースしますから」だって。
専守防衛の呪縛で“攻める武器”を持てない自衛隊。
攻撃は最大の防御なのに。
世界で唯一、ポジティブリスト(やって良い事が決められてる→つまり、やっちゃダメなことだらけ)で動く軍、自衛隊。
これは、有事の時の動きが封じられていると言うこと。
戦闘機や兵器の写真がけっこう載って美しい。
無人戦闘機開発の可能性とか、考えただけでわくわくするよね。
核も持てず、武器の輸出も出来ない今の日本が世界と渡り合うための大事な分野だと思う。
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