2010/04/03(土)20:04
忘却力の大切さ
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14歳以降の、全ての出来事を記憶しているという
ジル・プライスさんという女性がいらっしゃいます。
あらゆる記憶がひしめきあって、眠りにつくのも
苦労するそうですし、耐え難い思い出もよみがえってくるため、
それは長年にわたて、ジルさんを苦しめてきたそうです。
ジル・プライスさん自叙伝『忘れられない脳』
素晴らしい記憶力があれば…と願う方は多いと思いますが、
忘れるという能力のありがたさに、改めて気づかされます。
香川ヨーガ同友会の倉本英雄先生が
「忘却力を高めよう」というコラムを書かれていますから、
ご紹介しますね:*.: ..
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心豊かな人生を送るには「忘却力」を身につけるのも
大切です。
「忘却力」は日陰の身。
忘れることに、マイナスイメージだけを抱いてはいませんか?
女優のイングリットバーグマンは、幸福について聞かれ、
「忘れることかしら」と答えたそうです。
長寿者や一流のスポーツ選手、成功者の共通したセリフは
「イヤなことはきれいさっぱり忘れて、クヨクヨ悩んだりしない」
江戸時代の盤珪(ばんけい)禅師は
「記憶があるから苦しみがあり、恨みがあるのだ。
思い出さえなければ恨みも憎しみもない」
浜松医科大学名誉教授の高田明和先生によれば
「人が思い出すことの90%は嫌なできごと」だそうです。
詩人の萩原朔太郎は
「幸福な人とは、過去の自分の生涯から満足だけを
記憶している人々であり、不幸な人とは、
それの反対を記憶している人々である」と語っています。
すんだ過去には、もう影響されないようにしたいもの。
過去に足首をにぎられたら、前に歩くことができないのですから。
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私自身は未来のことに興味があって、過去にあまり執着が
ないせいか、日頃、過去のことを思い出すことがあまりないので、
未来志向に切り替えるのも、一つの方法なのかもしれません:*.: ..
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