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カテゴリ:旅行、温泉
今回は、信州の軽井沢といわれる別所温泉と北原白秋をご紹介します。
農民美術の歌…「あの光るのは千曲川ですと指した山高帽の野菜くさい手」 七久里の蕗……「旅ごころ今日うら安し子を抱きて絵馬もかずかず眺めまはりつ」 放牧の絵馬……「観音のこの大前に奉る絵馬は信濃の春風の駒」 「観音の…」の歌は北向観音堂境内に昭和三十七年(1962)建碑されました。 北原白秋と上田地方のかかわりは、友人であり、のち義弟となる洋画家山本鼎の働きによるものです。 山本鼎は、上田の民芸品・農民美術の提唱者でもあります。 大正十二年四月、鼎が、「農民美術研究所」を大屋に開設したのに前後して、信州を訪れる機会がふえた白秋は、大正十年四月に、名作『落葉松』の詩を生み、開所式のあと妻子とともに上田・別所温泉を訪れています。 その記念として『信州旅情』を残しました。 また山本鼎が「農民美術研究所」を開き、雑誌「方寸」の刊行資金を得る為に、白秋は、「農民美術の歌」を四十首、北向観音堂の絵馬を見て「放牧の絵馬」七十六首、また地元の蕗がうまいと、[七久里の蕗」八十六首を詠んでいます。 白秋は、絵馬は歌の想像の題材であったとしているが、七十六首も詠んだのは余程絵馬が気に入ったからかも知れません。また農民美術に関する歌は白秋が力をいれた口語体であり、「鵞ペン」の中ではその農民美術運動と作品を賞賛しております。 癒しの世界 http://1st.geocities.jp/gxqkx365/index.html 癒しの温泉 http://1st.geocities.jp/gxqkx365/spa.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.02 14:26:37
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