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熊本のお正月に欠かせない食べ物「馬刺し」を紹介します。

馬肉を食べる習慣のある地域は、昔から馬の名産地であり、馬の生産と直結した文化が根付いたものと考えられます。

熊本県で食られるようになったのは、補給線を断たれ食料が底をついた加藤清正軍がやむを得ず軍馬を食したのが始まりで、帰国後、清正が肥後熊本に広めたという説があります。

馬刺しには、「トロ」や「霜降り」、「赤身」があり、また一頭あたりから採れる量が少ないので珍重される、「タテガミ」や「こうね」のほか、「レバ刺し」や「タン刺し」などもあります。

「トロ」と呼ばれる部分は、バラ肉の極上部位であり、「霜降り」は赤身に霜がふっている部分です。

おろしショウガやおろしニンニク、刻みネギなどを薬味にして醤油につけて食べるのが一般的です。

また、馬刺しや炙った馬刺しで握った寿司もあり、今では回転寿司などでも食タべることが出来ます。

馬刺しの特徴は、低カロリーで高タンパクと、大自然で育った本物だけがもつ「美味」「活味」「健康」の三拍子揃った食品です。

グリコーゲンは牛肉の３倍も含まれていて、コレステロールが気になる方も安心して召し上がることが出来ます。

また、最高級のものは、バラ肉やロース肉の中からに霜降りの良いところだけを選びだしてあり、味わいは海の横綱・ふぐにも勝るといわれています。

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