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カテゴリ:花の名所
4月7日、岡山県瀬戸内市(旧邑久町)に桜を見に行った。4か所行ったのだが、今日は、そのうちもう散り始めているところ2か所についてまとめておく。
下山田八幡宮は小さな鳥居をくぐって坂道を上り、トイレの前で左折するともう少し上まで行ける。人は少なく、どんちゃん騒ぎをする輩もいない。静かでいいところである。ソメイヨシノらしき桜が散り始めており、その奥には数は少ないが、これまた見頃のフサアカシア(ミモザ)がある。黄色と淡いピンク色がきれいである。 桜とフサアカシア 桜の木に近づいたとたん、小さな野鳥たちが一斉に飛び立って少し離れた木に止まった。ズームしてみるが、灰色の地味な小鳥で、正体がわからない。側にいる別の個体をズームすると、スズメか?いや、頬が黒くない。幼鳥はこんな感じだが、今の時季にいるはずがない。なんやろ? 彼らは桜の木から目をそらし、じっとしている。何もしてへんでぇとでも言いたげだが、木の根元には、彼らの「犯行の証拠」が散らばっている。くちばしが太くて短い野鳥が桜の花の蜜を吸うためには、花をむしり取って付け根から吸わなければならないのである。まさか、花をむしることに罪悪感を覚えているわけではないだろうが、全員が桜に背を向けている様子はおもしろい。 彼らの正体は後で調べてやっと思い出した。ニュウナイスズメ、そういえば、いたっけなあ。見たのは初めてである。オスはスズメに似ているが、メスは灰色で似ていないので、オスを見なければわからなかっただろう。 メス メス オス 奥のほうは見晴らしがよさそうだが、そちらの桜はもう3割ほど散っていた。急に暑くなったので、今週末には散り終わってしまうかもしれない。 上寺山余慶寺は8日までさくらまつりとののぼりが立っていた。夕方だったためか、駐車場には車がほとんどなかった。小さな屋台が1つあったが、片付けられている。こちらも人は少なめで、静かである。すぐ側の豊原北島神社へと続く道に桜並木があり、もう散り始めている。木によっては、半分近く散ってしまっている。 余慶寺三重塔の手前に1本、大木があり、なかなかいい眺めである。 上寺山余慶寺三重塔 本堂もなかなか趣があるが、手前に「夜間の侵入禁止」「監視カメラあり」などと書かれた札が立っているのが気になった。過去に何かあったのだろうか。もちろん、寺院や神社の境内でどんちゃん騒ぎはご法度である。 ここはヒヨドリとスズメの鳴き声しか聞こえない。桜の枝に止まってくつろぐ1羽をズームしてみると、やはりヒヨドリだった。腹の羽毛をふくらませて羽づくろいをしていたので、とりあえず1枚撮ってみた。ちょうどそのとき、耳をつんざくようなピー!まったく、お前はかわいく鳴けんのか。しかし、撮影したものを確認してみると、こいつはいい。お前、かわいいやんけ。 ヒヨドリ この2か所は、行くならなるべく早いほうがいい。この陽気だと、週末はひょっとするとアウトかもしれない。どちらも人が少なく、静かに花を眺めるにはちょうどいいところである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月09日 09時02分21秒
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