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カテゴリ:GW2009
5月2日、GWの家族旅行に出発した。初日に目指すは山口県岩国市である。ところが、最寄りのインターチェンジ付近で早くも一般道路が混雑しており、いざ高速道路に入ると間もなく、渋滞情報が表示されていた。とりあえず、渋滞に巻き込まれるまで高速道路を突っ走る。
10時半、100キロもいかないうちにインターを降りる。1000円割引の恩恵を受けられないが、天気もいいことだし、渋滞を避けてさっさと現地に入りたい。 ところが、一般道も渋滞である。渋滞区間を過ぎたところで再び高速道路に入る。 12時、サービスエリアは混雑しているが、トイレ渋滞にはなっていなかった。西条から渋滞だというので、ここで降りる。しかし、宮島周辺でひどい渋滞に捕まってしまった。いい天気だというのに、ずっと車内に缶詰めである。14時半頃には、精神的な疲労はかなりたまっていた。このままでは、岩国に泊まりに行くだけになってしまう。もう我慢でけへん!降ろしてくれ! というわけで、急遽、広島県廿日市市(旧大野町)の妹背の滝を見に行った。神社の前に車を止めて奥へと歩いて行く。水音が心地いい。ヒヨドリなどの鳴き声が聞こえるが、姿は見えない。 雄滝 雄滝は落差30m、水遊びスポットらしいが、子供の姿はほとんどなかった。 展望台に向かうことにした。マイマイカブリらしき昆虫を見かけたが、写真を撮る前に逃げられてしまった。展望台からは落差50mという雌滝がかすかに見えるが、雄滝は見えない。 戻る途中、トンボがいるのに気づいた。羽が茶色なのもいれば、透明なのもいる。すべてニホンカワトンボのようである。羽の先端ちかくにある紋が赤いのがオス、白いのがメスらしい。運よく、両方とも見ることができた。 オス メス 気分がよくなったので、ついでにまた寄り道したくなった。岩国はチェックイン予定時刻までに到着すればいいのである。おおの自然観察の森が近くにあったっけ。こういうところに行くと2~3時間はつぶすのだが、あいにく、あまり時間がない。ええい、かまへん、行ってもうたれ! さすがに駐車場はがらんとしていたが、中に入るとまだ人がいた。まずは自然観察センターに向かう。ベニマンサク湖のほとりにはマルバノキがたくさん生えている。広島ではベニマンサクと呼ばれており、ここは群生地として有名らしい。 なぜか八重桜が1本だけまだ咲いていた。コバノミツバツツジはさすがにほとんど咲き終わっている。 センターを過ぎてしばらくすると、小さな池があり、中にはアカハライモリがたくさんいた。 何か捕まえて食っているようである。 ちょうど繁殖期らしく、カップルがいた。小さいほうがオスである。尾を曲げて求愛行動をしているが、まだメスにはその気がないらしく、避けようとしている。 オスはメスの前方に回り込み、なんとか気に入ってもらおうとするが、結局、フラれてしまった。男はつらいのう。 池のほとりにもベニマンサクが生えている。赤みが多少残った葉を選んで撮影する。 ベニマンサク この池にはこれから繁殖期を迎える某生物の鳴き声が響いていた。頑張れよ。 湖に沿って歩いていると、メジロやヤマガラの鳴き声が聞こえる。あまり時間がないので北岸広場で引き返すことにした。 センターまで戻ってくると、まずキジバト、続いてカラスが慌てて飛び去った。キジバトは近くの某生物(池のとは別の生き物である)と仲良くしていたようだが、カラスは何をしていたのかと見ると、湖のほとりに亀がひっくり返っている。あいつ、ちょっかい出しやがったな。こういうことをするのは、ハシブトのほうだろう。センターでいただいた冊子によれば、ここにいるのはハシブトガラスらしい。やっぱり。 亀は立ち入れない少し遠い場所にいる。ニホンイシガメのような気がするが、自信がないので断定は避けておこう。起き上がろうとするが、なかなか難しいようである。 おい、頑張れ。 もう少しやでぇ。 やった、おめでとさん。 亀が水に入るのを見届けてから帰ることにした。詳しくは書かないが、センターの方のご厚意で楽しむことができた。この場を借りて御礼申し上げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月08日 09時12分57秒
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