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カテゴリ:花の名所
6月20日、岡山県倉敷市の種松山西園地にアジサイを見に行った。梅や桜を見に行ったことはあるが、アジサイは初めてである。1万3000株というが、どこに植わっていたのだろう。
駐車場の近くまで来ると、あっちこっちに色鮮やかなアジサイが見える。どこに止めるか迷った末、第三駐車場に車を止めて斜面を上ってみることにした。 品種はさほど多くなさそうだが、それでも青いガクアジサイや八重咲きのもの、紫、青、ピンク、まだ白っぽいものなど、十分楽しめる。 バラが植えられたコーナーのまんなかにもアジサイが咲いていた。バラはさすがに傷んだ花が多かったが、遠目に見ると花数が多く、きれいである。 アジサイとバラ どこを歩いてもアジサイだらけである。ふと見上げると、梅や桜の下に植わっているのがわかった。梅の時季は梅、桜の時季は桜しか見ていなかったので、全く気付かなかったのである。よし、今回はアジサイ以外の木もチェックしようと思ったのだが、あまりのアジサイの多さにすぐに忘れてしまった。 アジサイ 八重咲きのアジサイ ピンクは数が少なく、いい色のものを探すのに苦労した。 1時間ほどかけて駐車場の上も下もゆっくり見てまわったが、アジサイしか目に入らなかった。傷んだ花はほとんどなく、これから色づきそうな株も多いので、1週間以上は楽しめるだろう。 この日は何か所か見学に行き、虫の写真を数枚撮ったので、ついでに載せておこう。なお、彼らの保護のため場所は明かさない。 まずはショウジョウトンボのオスである。複数でなわばり争いをしていた。 同じところにメスらしきトンボがいた。未成熟なオスかもしれないので、断定は避けておく。 周辺では産卵する姿がかすかに見えていた。彼らは一生のうちで一番大事なときを迎えているので、どこかで見かけてもそっとしておいてほしい。 次は、草むらにいたツマグロイナゴのオスである。彼らにはツマグロイナゴモドキ、あるいはツマグロバッタという別名がある。バッタかイナゴかはっきりしてほしいが、なかなか微妙なところらしい。 さらにややこしいのは、「モドキ」がついてもつかなくても同じ昆虫を指すということである。「モドキ」がいれば、そうではない「本家」がいるはずだが、名前の由来が少々変わっている。「ツマグロバッタのモドキ」ではなく、イナゴモドキという昆虫に似てツマグロ(羽の先端が黒い)な奴という意味で、「ツマグロなイナゴモドキ」なのだそうだ。 名前はどうでもエエわと言われそうなので、さっさと写真を紹介しよう。 ツマグロイナゴのオス 彼は、なぜか私の近くに飛んできて、左足と胴体?とをこすり合わせて鳴き声を出し始めた。ピシッだったか、バシッだったか、音は忘れてしまったが、こちらを向いてずっとやっているのである。威嚇しているのだろうか。 私が動かないとわかると、さらに近寄ってきてピシピシやる。 ツマグロイナゴのオス 何のつもりかよくわからないが、しばらくすると彼は満足したらしく、草の陰に消えていった。 写真には撮らなかったが、スズメの幼鳥なども見られた。今は多くの生き物の繁殖期なので、彼らの邪魔をしないよう、気をつけて観察したいものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月24日 09時00分42秒
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