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カテゴリ:花の名所
8月27日、岡山県某所に虫を見に行った。まだ夏は終わらないとツクツクボウシがけたたましく鳴いている。少し歩くとハネナガイナゴなどが飛び出してくる。秋は近いようである。家族がマユタテアカネのオスを見つけた。複眼の下に黒い鼻の穴のような模様が2つあるのでわかりやすい。
近くにクリーム色のキノコが生えていた。上から見てもひだが放射線状に伸びているのがわかる。傘の直径は5cmほどで軸は細い。可憐できれいなキノコである。後で調べたらキツネノハナガサだった。 また小さなトンボがいた。今度のは胸部の模様が違う。正面から見ると、複眼の下は白っぽく、模様はない。ヒメアカネのオスのようである。初めて見た。 池のほとりを歩いてみる。ハグロトンボのオスがじっとこちらを見ている。 家族の三脚に変わった奴が止まった。羽が透けて見えている。横から見ると頭部はとんがって三角帽子をかぶったように見える。これも初めてだが、さほど珍しくはないらしい。ツマグロスケバという。 ツチイナゴの幼虫は目の周りの模様ですぐにわかった。 明らかに勝手に生えてきているのは、タカサゴユリである。 引き返しながら虫を探す。ふと道端を見るとオニヤンマのメスがいた。行きにすぐ脇を通ったはずだが、こんなにデカいのに全く気付かなかった。飛び回る姿は何度か見ているが、じっとしているのは初めてである。 シオカラトンボのメスが飛び去った方向を見ると、体長7cmほどのカマキリの仲間がいた。羽はまだ短い。オオカマキリかチョウセンカマキリかこれだけではわからない。 葉の上を見ながら歩いていると、また羽が短いのがいた。顔つきや体形、一番前の足の色などからヤマクダマキモドキではないかと思う。 さらに、淡い朱色の平べったい奴を見つけた。顔はカメムシの仲間に似ている。後で幼虫の写真を調べたらエビイロカメムシの幼虫に似ていた。もっと白っぽい写真が多いのだが、光の加減かもしれない。 1時間ほど歩いただけで見たことのない虫をたくさん見つけられた。我が家の周辺とは違う環境に行くと楽しい。秋が深まるころにはどんな虫が見られるだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年09月02日 09時04分40秒
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