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ガーデニングで癒しのひととき

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2012年09月01日
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カテゴリ:盆休み2012
8月12日、盆休みの家族旅行の1日目は天気と渋滞のため予定を変更し、4日目のはずだった南アルプスジオパークの中央構造線エリアを見てまわることにした。
まずは長野県大鹿村と伊那市の境界にある分杭峠を目指す。パワースポットとして有名で、渋滞防止のため交通規制がある。通行するのは可能だが、見学するにはシャトルバスに乗り換えなければならない。ただし、もう運行時間を過ぎている。
16時58分、分杭峠に着いた。7、8台の車が路肩に止まっているが、通行の妨げになるほどではない。なるべく広いところを選んで車を止めて外に出る。
国道の下にある広い砂地がシャトルバスの駐車場のようである。みんなこの辺りを見下ろしているが、いわゆる気場はここではない。
とりあえず駐車場まで下りてみると、茶色い金属製のてすりがあり、細い道が伸びていた。ここを少し下ると、長さ数十cmの丸太のベンチが並んだところにたどり着く。ここが気場である。N極とS極がぶつかって打ち消し合うゼロ磁場なので、方位磁石は狂いやすい。例のベンチの端に緑色の車止めのようなものがあり、その上で2つの磁石が違う方位を示した。周辺は植物が鬱蒼と茂り、心が安らぐ。
P1210328(V.2012_08_20__10_36_15).jpg P1210327(V.2012_08_20__10_35_11).jpg P1210329(V.2012_08_20__10_36_58).jpg
17時27分、車まで戻ってきた。来たときには気づかなかったが、分杭峠の案内板があり、脇に細々とした山道があった。本当の気場はこの道の先にあるという人もいるらしい。
P1210330(V.2012_08_20__10_39_43).jpg
国道152号を北上すると、シャトルバス乗り場がすぐ脇にあった。分杭峠の北、国道152号沿いにあるとだけ覚えておけば間違わないだろう。
さらに北上し、伊那市の中央構造線公園の中にある溝口露頭を目指す。国道沿いにある美和郵便局の横に中央構造線の標識があった。左折して少し狭い道を下ると公園の駐車場が見える。
17時44分、中央構造線公園の中に入る。駐車場のすぐ左にある道を美和湖を見ながら周る。湖の向こうに見える山並みのV字にくぼんだところが分杭峠である。
P1210333(V.2012_08_20__10_40_33).jpg
ちなみに、中央構造線とは、2つの変成帯の境界線になっている断層のことである。中央構造線の西側には、マグマの上昇の影響を受けて低圧高温によりできた岩石からなる領家変成帯、東側には海洋プレートの沈下の影響を受けて高圧低温によりできた岩石からなる三波川変成帯がある。両者は元々、かなり離れていたのだが、横ズレの断層運動により接するようになった。この境界線にあたる中央構造線は関東から九州まで続いている。
さて、美和湖沿いの道を歩いていると、中央構造線を示す白線があった。
P1210335(V.2012_08_20__10_43_54).jpg
さらに進むと駐車場まで戻ってきてしまった。こいつはおかしいと周辺を探すと、「観察路」「散策路」の2つの標識がある道があった。観察路を選び、階段を下りる。湖のほとりに出ると案内板があった。対岸からでないと露頭全体は見えないのだが、全く気づかなかった。
崖のほうを向いて左側に見える薄い黄土色の部分が花崗岩源のカタクレーサイト、その右隣の青みがかった黒っぽいのが変成岩源のカタクレーサイトのようである。カタクレーサイトは力を受けても変形せずに砕けて固まってできた岩石のことらしい。
P1210342(V.2012_08_20__10_45_00).jpg
変成岩源のカタクレーサイトのさらに右に白っぽい黄土色の貫入岩の細長い層があり、この右端、つまりカーブしたほうが中央構造線である。岩石などにマグマが入り込んでできたものを貫入岩という。
P1210343(V.2012_08_21__10_44_34).jpg
中央構造線の周辺を拡大してみる。
P1210341(V.2012_08_20__10_44_24).jpg
その右側の黒っぽいのは結晶片岩で、薄くはがれやすい結晶質の岩石の総称である。
P1210344(V.2012_08_21__10_45_22).jpg
17時59分、駐車場に戻り、伊那市の長谷公民館の中にある戸台の化石資料室を訪ねた。すぐそこだったが、さすがに閉まっていた。
18時5分、さらに北上し伊那市の板山露頭を目指す。長藤診療所の標識に従って右折し、前進する。
18時20分、正法寺に着いた。板山露頭は寺の駐車場の裏らしいが、どこかよくわからない。民家の前にある車1台分のスペースに止めた。その奥はもっと広いが駐車場ではないらしく、ロープが張られて立ち入り禁止になっていた。
ちょうど向いに金属の扉があり、その先に正法寺駐車場と書かれた札が見える。ただし、扉は閉まっており、周辺には電気が流れる防護ネットが張り巡らされている。ここも立ち入り禁止か。
近寄ってみると、獣害を防ぐため扉を閉めて自由に入れと書かれていた。中は少し広い草地で自由に車を止められそうである。轍の上を歩いて坂道を上る。
左側に斜面があり、ちゃんと案内板が立っていた。黒っぽい層の左端、カーブしていないほうが中央構造線のようである。
P1210346(V.2012_08_21__10_46_17).jpg
18時27分、次は伊那市と茅野市の境界にある杖突峠である。カーナビが示した峠の位置には展望台がなかったので通り過ぎた。
18時44分、峠から少し北上した辺り、道の左側に店がいくつか並んでいた。土産物屋の明かりはまだついているが、無料展望台がある茶屋は閉まっており入れない。左隣の有料展望台の入り口に料金を入れて金属製の橋を渡り、展望台に出る。
もう日が暮れかけているので北アルプスはおろか、すぐ近くの山並みもぼんやりとしか見えない。ところが、市街地を見下ろすとちらほらと明かりが見える。夜景はいけるやろ。左側に一部だけ見えている諏訪湖と特に明るく見える2箇所を撮った。
P1210372(V.2012_08_21__10_54_35).jpg P1210367(V.2012_08_21__10_53_15).jpg P1210365(V.2012_08_21__10_52_34).jpg
辺りがすっかり暗くなったのでこの日の見学はこれで終わりである。
明日に続く。なお、今回の話はトップページ左下のカテゴリーの「盆休み2012」をクリックするとまとめて見られるようにしておく。





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最終更新日  2012年09月01日 07時53分54秒
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