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カテゴリ:花の名所
12月1日、岡山県赤磐市(旧吉井町)の岡山農業公園ドイツの森に行った。毎年12月から入園料が半額になるので、そろそろいいだろうと事前にホームページをのぞいてみると、12月は基本半額で、しかも10時から10時半に行けば入園無料と書いてあった。こいつは行くしかないやろ。
10時15分頃に着いたら、駐車場は4割程度埋まっていた。花が少ないこの時季の午前中にしてはけっこうな数だと思う。しかも、車は次々にやってくる。お得情報を知っているのだろうか。 階段の両端の赤いバラはまだ開花中である。その下にはパンジーが植えられている。バラがまだ咲いているとは思わなかった。道中で降り出した小雨が気になるが、たいしたことにはならんやろ。 入園ゲートのすぐ手前、右側にあるボードで本日の催し物をチェックする。羊の追い込みショーは13時半からになっていた。前回は途中から見たので、時間があればまた見てみようか。パンフレットをいただいてゲートをくぐる。入園無料の表示はなく、係の方も何も言われなかった。お金を払おうとしてびっくりした人もいるかもしれない。 入ってすぐ右側にあるお花畑にはパンジーが植わっていた。最近植え替えたようで、まだ1株につき花は1つしかない。その向こうにある斜面には植物が育ちつつある。また菜の花が植えられているのかもしれない。 10時20分、左折し、街エリアに入ると、ギースとコゲラの鳴き声がした。木の幹を上へ上へと移動している。 しばらくすると、同じ木にヤマガラが2羽やってきた。こちらは枝の向こうでうろちょろしているので、写真は撮れなかった。 花エリアのバラ園にはまだたくさん花が残っているが、近づいてみるともうくたびれてうなだれていた。ただし、少しつぼみが残っている。ボート池に近いところにあるのは比較的元気だが、黒ずんだ赤色である。元々そういう色なのだろうか。 10時26分、遊エリアに入る。ボート池のほとりにモミジの木が1本あり、ちょうど見頃だった。SL機関車と一緒にパチリ。人が写らないようにと早めにシャッターを切ったが、誰も乗っていなかった。 10時半、バズーカ砲の小屋の左側に野鳥の森入口があった。今まで気付かなかったので、行ってみることにした。木々の生い茂った間に細道が続いている。傾斜はほとんどなく歩きやすい。園内の音楽などはよく聞こえるが、野鳥の鳴き声は全くしない。 ほどなく、展望地に着いた。見下ろすと芝生がわずかに見える。周辺の山々はもう茶色くなっている。右側にまだ道が続いていたので、さらに歩く。 10時40分、園内の舗装道路に出た。これで野鳥の森はおしまいである。こんだけかい。 右折して引き返す。すぐ左にはゴーカート用の道路がある。古タイヤで仕切られている上を歩いてみた。空気が抜けて急にボコッとへこむところがある。危ないので慌てて下りた。 ボート池にはもう1本、モミジがあったが、こちらはほとんど散っていた。無人のSL機関車は休みなく走り続けている。もったいないが、止められないのだろうか。 10時45分、村エリアに入る。お花畑はものの見事に何もなくなっていた。これからパンジーの植え付けらしく、スタッフの方が土をならしておられた。その脇にパンジーの苗が入った入れ物がある。見頃は来年以降だろう。ちなみに、石窯パンは石窯の工事のため12月16日まで休みらしい。なお、工期は延びるかもしれないので、事前にホームページで確認したほうがいいそうである。 街エリアに戻ろうかと思っていると、近くの木に野鳥たちがいた。最初に見つけたのはアトリである。 すぐにヤマガラがやってきた。チーチーと鳴きながらメジロも団体で飛んでくる。動きが激しいので撮り損ねてしまったが、シジュウカラは比較的近いところをうろちょろしている。のんきなこいつをねらう。 人が増えてきたためか、野鳥たちは飛び去ってしまった。寒さでどす黒くなったアメジストセージの向こうに入園ゲート周辺が見える。 街エリアで昼メシを食い、外に出ると雨は本降りになっていた。しばらく店の中をうろちょろし、意を決して再び外に出る。 12時17分、牧エリアに入る。小さな小屋の軒下に逃げ込んだら、ボリビアリスザルのぐりちゃんがいた。金網の外にビニールシートが張られ、天井にはヒーターがついている。この日は一段と冷えたので、ヒーターの真下でじっとしている。 しばらくちらちらこちらを見ていたが、不意に小屋の中を走り回り出した。カメラで追いかけるが、素早いので追いつけなかった。 隣からキーキーと鳴き声がする。下の方にモルモットの説明書きがあった。さまざまな鳴き声で感情を表現するという。うわっ、モルモットって鳴くんか。 餌箱の下から1匹出てきたが、すぐに引っ込んだ。毛色からするとりらちゃんかもしれない。羊の放牧場の横に小屋があったのだが、こちらに引越してきたようである。上の方に目をやると、目の前にオカメインコが1羽いた。キーキー声の主はこのごまくんだった。 ごまくんと呼ぶと、くちばしと両足とで金網にへばりついてきた。かまってもらいたいのだろう。試しに、かーわいいと言うと、金網から下りてじっとこちらを見つめた。繰り返してみると、一生懸命聞いているようである。仲良うする気満々やん。 小屋の左にはヤギがいる。1頭は雨が降るのもおかまいなしで柵のそばに立っている。どうやら、人間が餌に見えているらしい。首を出しておねだりしてくる。仲間もやってきたが、くれないとみるや、さっさと軒下に入ってしまった。あきらめの悪いこの1頭はまだこちらを見ている。 こうしている間も、ごまくんはかまってくれとキーキー鳴いている。はいはい、難儀な子やなあ。カメラを向けると再び静かになったので、今度は右側のアルパカを見に行く。 制限字数内におさまりそうにないので、続きは明日。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年12月11日 09時06分14秒
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