|
カテゴリ:GW2013
5月3日、GWの家族旅行3日目である。島根県大田市の笹川沿いの細道を南西に進むと県の天然記念物である鬼村の鬼岩がある。鬼村トンネルを南西に通り抜けて右折したほうが道が広くてよかったかもしれないが、なんとかなった。
16時30分、右側に案内板と駐車スペースがあった。海から少し離れた場所でタフォニ(塩分を含んだ水が蒸発し結晶が成長する力で岩のくぼみを押し広げたもの)が見られるのは珍しい。タフォニを鬼の指の跡に見立てて鬼伝説が生まれたらしい。 石段を上ると正面と左側に祠があった。 タフォニと観音像 16時36分、車に戻る。 夕食後、同じく大田市の掛戸松島に行った。鎌倉時代に波根湖の排水のため、7年がかりで高さ約30mの丘陵地を幅約50mにわたって切り通し、その記念碑として崖の一部を残したものらしい。 18時34分、砂利が敷かれた広場に車を止めると、2mほど先に案内板があった。 翌5月4日は国の天然記念物である波根西の珪化木を見に行った。珪化木とは、埋没した木に珪酸を含む水がしみこみ、木の成分がメノウやオパールにかわった化石のことである。 6時32分、民家周辺の鉄塔のそばに車1台分のスペースがあった。矢印に従い海岸を目指す。 6時34分、石段を下りると右に見えた。 このまま沖には出られないのでいったん引き返し、石段のてすりを乗り越え、珪化木のある崖を下る。振り返ると洞穴が見えた。 岩場の杭が立っているところから全体が見える。 石段の反対側からはもう1本沈んでいるのが見えた。 岩場や崖の上には小さな珪化木や炭化木が見られる。 7時ちょうど、車に戻った。朝食後、さらに海岸沿いを北東へと進む。 7時38分、大田市の波根港の隅に車を止める。テトラポットの上を南西へと進み、1500~1800万年前の地層からなる立神岩と立神島を見る。 7時45分、車に戻り島根県出雲市(旧湖陵町)の史蹟岩坪を目指す。 8時8分、那売佐神社前に着いた。駐車場はないので脇に車を止める。史蹟岩坪はここにあると勘違いし231段の石段を上り始める。 8時12分、神社の左側に神西城址徒歩5分と書かれた案内板と石段があったが、上り始めてすぐに引き返した。 8時22分、車に戻り案内板を確認する。水が流れているはずなので、池のある辺りか。車で少し北上すると、右側に史蹟岩坪入口と彫られた小さな石碑があった。右折し細道を進む。 8時23分、鳥居のそばに車を止める。案内板があり、鳥居の脇を水がちょろちょろと流れ、小さな甌穴が数個見える。出雲風土記に「なめしいわ」として登場する場所である。残念ながら、林道ができてから水はほとんど涸れてしまったらしい。 8時58分、出雲市(旧斐川町)の荒神谷史跡公園に着いた。国指定史跡の荒神谷遺跡は1984年に358本もの銅剣、翌年には銅鐸6個と銅鉾16本が出土し、考古学史上の大発見といわれた。出土品はすべて国宝で別の博物館にある。 案内板の前から遺跡方向へと向かう。右側に二千年ハスと書かれた池があった。2000~3000年も前のハスの種が発芽し生長したものである。発見者の名をとって大賀ハスと呼ばれる。 大賀ハスの新葉 少し進むと遺跡発見のきっかけとなった須恵器が出土した場所があった。 発掘状況を復元した現場は急斜面だった。周辺の木道の上を歩きデッキに出る。ここにあるのはすべてレプリカである。 古代農耕地の畦道から西谷池沿いを歩き、管理棟の向こうの芝生広場に着いた。復元された竪穴住居がある。屋根は兵庫県尼崎市にある田能遺跡を参考にしたらしい。 椿の森はパスし、西谷池のほとりを歩いて駐車場に戻る。 9時39分、急に車が増えていたが、駐車場はまだ余裕である。 続きは明日。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年06月19日 09時08分20秒
[GW2013] カテゴリの最新記事
|