癒しのおっぱいちゃん

　　　わたくしの仕事のお客様には


　　好奇心が旺盛なのと　暴走行為が紙一重な御方がいらっしゃいます


　　・・・ま～　わたくしも　その点では自分の事を　棚の上に上げるどころか


　　天高く飛ばしてやってますけどね




　　さて　今日のヒロインは　自己申告年齢　６０歳の女社長さん


　　数年経っても　年齢の更新が成されない辺りが　奥ゆかしく思います




　　ある日　彼女から電話がありました


　　　社長　：　今から　ＦＡＸ　送るからね　ヨロシク～


　　わたくしは　何の気なしに返事をし　待っておりました




　　しばらくして　やっとＦＡＸが到着～！　ホッ♪


　　・・・アラッ？　もう１枚来た！？


　　でも　差出人は心当たりがない社名なのです




　　『　拝啓　（挨拶文を略す）・・・・さて　本日　弊社に届けられました

　　　　○○様からのＦＡＸは　弊社の判断と致しましては

　　　　○○様にお返しせずに　直接に貴方様へ送付することとし

　　　　誠に　勝手ながら　○○様へ宜しく御伝い頂きたくお願い

　　　　申し上げます　（末文略す）　　敬具　』




　　この様な　お堅い文章が付いて来たのです


　　何はともあれ　届いた報告を彼女にする為にＦＡＸではなく


　　電話を致しました　今後の為にも経緯をハッキリしなければ・・・


　　　社　長　：　あっ！　届いたのね～　じゃ～そうゆう事で・・・


　　　アタシ　：　あの～　途中でＦＡＸが　どっかの会社に寄り道してから

　　　　　　　　　　ウチに届いたんですが・・・


　　　社　長　：　あら～　やっぱり～？　そんな事があってもイイ様に

　　　　　　　　　　おっぱいちゃんの　名前　住所　電話番号まで

　　　　　　　　　　ＦＡＸに　キチンと書いて送ったんだよ～

　　　　　　　　　　記念すべき　私が自分で送った初めてのＦＡＸだからね！

　　　　　　　　　　でも　お陰でチャンと　着いたんだ～便利だね～


　　　アタシ　：　はい！　でもこれからは　電話にしましょう　

　　　　　　　　　また　どっかに寄り道されたら大事な内容だと危険ですよ～


　　　社　長　：　あらら　そう言われてみれば　そうよね・・・

　　　　　　　　　　でも　ＦＡＸ送る時　ドキドキしたわよ～


　　　アタシ　：　わたくしも　届いた時はドキドキでしたよ～




　　　わたくしは　そのＦＡＸを手にしながら　笑ってしまいました


　　　おそらく　途中経過に利用された会社では


　　　「　この　ＦＡＸを　差し出し人に　送り返しても　また送られて来るか

　　　　　全く別の所に届くであろう　・・・直接　この宛先に送ろう！」


　　　などと　話し合いが持たれたのでしょう　


　　　ちなみに　「好奇心」　≦　「暴走行為」　と思われる社長のＦＡＸには


　　　手書きで　わたくしの住所　氏名　電話番号と　


　　　『　愛するおっぱいちゃんへ　○○からの処女ＦＡＸ　受け取ってね　』


　　　コレだけでした


　　　社長～　懸賞ハガキと　ちゃいまっせ～


　　　・・・トホホ・・・