石垣智之の癒詩家日記

棚からぼたもち
楽しく生きる
そんな人生は
世の中には転がっていません

頭も使って耳も使って
目も使って口も使って
手も足も全部使って
人間は毎日毎日
生きていくんです



この春の、スペシャルで、金八先生が終わるそうです。
僕が、初めてリアルタイムで見た時は、１２歳でした。
第１シリーズで　１５歳の母　が話題になりました。

あれから月日は流れ、僕もドラマ当時の金八先生の年齢を
越したりもしました。
いつの間にか、子供を持つ世代になりました。

今までの、ドラマの中で、金八先生からの沢山の　『贈る言葉』に
背中を押された人も多いと思います。
僕も、その一人です。

自営業を始めて、厳しさを改めて学び、その先の先に進みたいと
ぐちゃぐちゃしていた時期に、冒頭の言葉は、僕にとっての
『贈る言葉』なりました。

これから先も、壁にぶち当たるコトは、多いと思います。
でも先代からの、命が繋がって繋がって、今、存在しています。
そして、次の世代に繋げるタメにも、金八先生が言った言葉を贈ります。



「はい、黒板を注目してください。
人には姓と名があります。
名字と名前を人はもっています。
当たり前のことのようですが、これは実にすごい、
すばらしいことなのです。

この姓には君たちの前の先祖の、ふるさとが、
そしてふるさとで働く姿が、刻んであるんです。
ですから眺めてください。

村があります、寺があります、野原があります、
山があります、川があります。
そして桜の花も咲いています、藤の花も咲いています、
船も浮かんでいます、
君たちはそのふるさとから、ここへきたんです。

そして君たちは名前をもっています。
これは父と母が未来に託した希望です。
世界で一番短い、しかし美しい歌です。
そう、これから君たちがめざすところが
名前には書いてあります」




何かに疲れた時には、自分の名字と名前を繰り返してみましょう。
何度も！何度も！！何度も！！！
そうするコトで、力が湧いてきます。
そう、それはきっと背中を押してくれる、世界でいちばん短い
美しい呪文だと僕は感じています。




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