2008/09/16(火)18:32
緊急事態ではなかろうか
ここ2~3日の日本や世界の動きは第一級の緊急事態ではなかろうか。
自民党の総裁選や民主党の反転攻勢など、政治の機能停止を許していいような
事態ではないのではなかろうか。
まずアメリカ発の金融危機。北朝鮮の金総書記の病態。中国の内乱危機。
ロシアの冷戦封鎖以来の軍事攻勢などなど。
日本国内では汚染米の官業癒着の奥深い構造。社保庁のなお底の見えない犯罪的体質。
福田自民党総裁=首相の途中退陣による政治空白の間におそろしい勢いで変化・危機
が起こっている。
まるで上の無責任体質に右へならえで霞ヶ関官僚の対応が鈍いし、高をくくっているか
のようだ。太田農水大臣のコメントなどその資質が疑われる。
この国の今の緊急事態への舵取りはいったい誰がするのか。
すでにアメリカの金融当局は自国のみならず、世界的規模の金融不安に対する緊急措置
を次々と打ち出している。
やっと昨日与謝野大臣が「いまの世界的金融危機に対し、現場出動しなければならない。
自民党総裁選への全国行脚も欠席する事態もありうる」と空気を読んだ発言があった。
マスコミの政局報道のおかげで、サンドイッチマンのような村芝居を見せられた国民は
ようやく現実のただならぬ変化に引き戻される。
アメリカと中国のはざまで右往左往する日本の真のありうべき選択を考えるべきだ。
明治維新のときのような大動乱が待ち構えているのではないだろうか。