カテゴリ:俳句
中年のあいまいな語尾くぢら鍋 山眠る赤字に耐えず過疎の村 滅びゆく国と思へば寝正月 句敵と捕鯨の話ややこしく ふくと汁父のうろんな人生訓 股引の悲しきまでの心地よさ 冬林檎男といふは謝らず ぼろ市や家郷追はれし曲馬団 ひとの世を愉快とは見ず残り鴨 中年の屈託よろし鮟鱇鍋 日向ぼこ昔蒙古は来襲す 寄せ鍋や老いてますます自己弁護 熱燗や勤めし頃は嘘八百 おでん屋の仙台訛りを聞きにゆく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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