干支と守護神仏について
今年も残りわずかとなり、来年のカレンダーをよく見かけるようになりました。そこで干支について書いておくことにします。干支とは十干十二支(じっかんじゅうにし)により、年月日、時刻、方角を表しますが、人の運勢、性格、男女の恋愛や対人関係の相性の善し悪し、冠婚葬祭の日取りに現在も利用されていますね。木火土金水(もっかどごんすい)の五行を「正五行(せいごぎょう)」と言い、干支の五行を「納音五行(なつちんごぎょう)」と読みます。干とは”天の氣”を司る十干、甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのこ)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)の10の要素を指し、天干(てんかん)とも言います。支とは”地の氣”を司る十二支、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)の地支(ちし)を指します。干支は合計で60通りの組み合わせとなりますが、これは易(えき)の数秘術で割り出されます。十二支の守り本尊(守護神仏)は以下になります。子(ね)は千手観音丑(うし)寅(とら)は虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)、辰(たつ)巳(み)は普賢菩薩(ふげんぼさつ)、卯(う)は文殊ぼさつ(もんじゅぼさつ)、午(うま)は勢至菩薩(せいしぼさつ)、未(ひつじ)、申(さる)は大日如来(だいにちにょらい)、酉(とり)は不動明王、戌(いぬ)亥(い)は阿弥陀如来(あみだにょらい)、と上記が生まれ年の守護本尊となります。