榛名神社DE巫女舞奉納
ご縁をいただき、群馬県の榛名神社で巫女舞を奉納させていただきました。地元の方々に ホントウによくしていただいて、ミラクルの連続というか 聖なる流れに乗っていたと確信がもてるものでした。榛名神社は 榛名湖のすぐ近くにあります。榛名湖(榛名神社御手洗沼)と榛名富士通常は 榛名湖は全面凍っていて ワカサギ釣りが 楽しめます。が、巫女舞奉納の前日に 榛名入りした、まさにその日はめちゃくちゃ暖かい日で 雪がとけちゃった。つい二、三日前まで 凍っていた 手水舎も この通りの水量。榛名神社は 榛名山の中腹にあり標高が840メートルぐらいあります。ふもとには 門前そばという めちゃくちゃ美味しいおそばをたべさせてくれる宿坊さんたちのお店がずらりとあります。そこで車を止めてから 本殿まで歩いていくのですが、約15分ぐらい歩きます。とはいえ、美しい景観の中は 距離をかんじさせません。森林浴のよう。滝あり、七福神あり、清流あり、岩あり、巨木あり、重要文化財あり。すばらしい彫刻には目を奪われます☆アクセスもよく JR高崎の駅からは かなりの本数バスがでていますヨ。ご本殿です。 わたしは 荷物が多くて写真をあんまりとっていません。ごめんなさいM(__)M ご神体である巨石と神社が繋がっています。(国指定の重要文化財です)岩の上に幣が立っているのが見えますか?! すっごい高い位置にあります。誰があんな高いところまでもっていくのかしら・・・私たちが奉納させていただいたのはこちらの国指定重要文化財。本殿の高さに合わされて作られています。榛名神社には 群馬県指定重要無形民俗文化財である榛名神社神代舞(太々御神楽)が伝わっています。奉納の当日、神代舞の総代さんがいらっしゃっていて、お話をする時間が持てました。神楽舞台も ホントウならば この神代舞を舞う人々のものといっても過言ではありません。 お会いしながら どきどきしてしまいました(笑)まずは 昇殿参拝をさせていただき、奉納舞をさせていただく報告を宮司先生が自ら祝詞をあげてくださいました。途中、不思議な体験をした舞人’S なんですが、このことは anahitaのブログに載せようと思います。それから 装束に着替えて奉納をしたわけなんですが、残念 舞ってしまっているから写真がありません。が、榛名神社さんのHPに(それもトップページに♪) その模様が載っていますのでよかったら ご覧下さい。境内の写真もすばらしいものが写っています。なぜだか、わたくしたちが舞っている最中、外国人の方が 多かった☆「THE 日本」を伝えることができたのなら 幸いなんですけれど。舞をまってうれしかったのは☆神代舞の総代さんが 拍手をしてくださったこと。これは 伝統舞の神代舞のトップ総締めの方から、褒められたってことですものね。とても よかったーと 安心しました。☆宮司先生が特別 「鈴祓い」を よろこんでくださったこと。すべてが 30分で終わる予定が、撮影もあったので二時間ぐらいかかってしまい 大変 お手数をおかけしたのですが、宮司先生は ホントウに優しくしてくださり、また 喜んでくださいました。はー。無事奉納できて よかったーと 胸をなでおろしたところで、今日。榛名神社のブログを改めて 拝見させていただいたところ、写真をアップしてくださっているし、なにより 「神代舞の総代さんとお会いしたこと」と「宮司先生が 鈴祓いを 特別よろこんでくださったこと」そして 浦安の舞を奉納するにあたって「 自分の気持ちが宮司先生に きちんと伝わっていたこと」 が 榛名神社のHPをみたら わかってしまって、感極まりました(目に汗)榛名神社の神代舞の説明を抜粋しますと、舞の特色は男舞、巫女舞共に動作が厳格で、格調が高いこと、無言舞であること、男舞、巫女舞が交互に舞われること、神楽が始まると終わる迄拍子(台拍子)に少しの切れ目がないこと、祓・浄の精神が一貫して徹底していることで、特にこの最後の点は榛名神社の御神楽の特色であります。祓で始まり、途中に舞われる舞も「浄」であり「祓」であり、最後もまた祓いで終わり、終始一貫「祓」と「浄」に徹底しております。一般には、舞われる舞の精神は、奉納者の願意からなる、天下泰平、五穀豊饒、家内安全、諸願成就の舞ですが、更にその奥に、私等遠い祖先から伝へ来る、祓の精神に徹しております。神代舞の総代さんとお話していて「舞台に上がる際には 必ず 本殿と国祖社に礼をしてから はじめるんです」と教えていただきました。私は 舞を舞うところは どこでも。舞台でも 地面でも どこでも そこは 神様の聖域として 扱っています。だから 舞を始める前から 身をただして 舞台に一歩踏み出すときはもう 舞を舞っているのと同じ気持ちでいます。舞台から下がるときも同じです。そして 巫女舞は 神様に対するものだ ということを 忘れてはならないと思っています。だから 舞を舞うことによって きっと 総代さんに 総代さんが大事に思っていることを 私も大切にして舞っているのが伝わったと思います。だから 拍手をいただけたのだと思っています。それから 宮司先生が 鈴祓いを特に喜んでくださったこと。やはり榛名神社の御神楽は「祓」と「浄」を大事にされているということですから、舞後の鈴祓いによる「祓え」は榛名神社の神楽殿では 大事なことだし、とても適していたのだと思います。神楽は 神様を喜ばせるものなのですが、今回は「浦安の舞」を奉納しました。悠久の舞もいいなと思ったのですが、私の中で 榛名神社というところは 国家鎮護を願う場所というようにインプットされていたんです。主祭神は ほむすびのかみ 火の神様 はにやまひめのかみ 土の神様作物の実りをもたらす神様合祀 大山祇神(おおやまずみのかみ) 御沼神(みぬまのおかみのかみ) 大物主神(おおものぬしのかみ) 木花咲耶姫神(このはなさくやのひめのかみ)国祖社の祭神は豊城入彦命(とよきいりひこのみこと・崇神天皇の皇子。上毛野国君・下毛野国君の始祖)、彦狭島命(ひこさしまのみこと・豊城入彦命の孫)、御諸別命(みもろわけのみこと)。 ですから 平和の舞ともいえる浦安の舞は 奉納するにふさわしいのでは?と思っていました。そのことを ちらっと 総代さんと宮司先生の前でお話しました。そしたら、榛名神社のHPに「榛名神社の鎮護国家の平和を願うご神意に副うため特にこの舞を奉納下さいました。」と宮司先生がコメントをつけてくださっていました。わたしが、ただただ、舞を見せたいとか 舞いたいとかそういうことではなくって、榛名神社で奉納することの 意味合いと神聖さと祓いをもった舞の奉納であるということが 伝わってよかったなーと 感涙です。というか 舞い終わって、榛名神社で奉納させていただいた意味が沢山沢山わかってしまったんですが(笑)地元の人たちは 神様のお使いみたいに わたしたちを優しく扱ってくれました。ホントウにありがたかったです。榛名湖の温泉にとまりましたが(ゆうすげさん)巫女舞の合宿に最適と 感じましたので、今年にでも そちらで 巫女舞合宿をしたいと考えています。そして 神様に捧げるという気持ちと舞の完成度が一致したら、また 榛名神社でご奉納をさせていただきたいなと思っています。それにしても 榛名神社では 不思議なことが沢山おこりました。参拝でも きっと 素敵なことを感じるに違いありません☆冬は寒いけれど そのぶん 神社を貸しきれるから参拝には 最高です♪感謝感激の奉納舞報告でした。