000000 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【ログイン】

詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう~

写真詩詩文控え3

【181】



パチッー。
火花がアーチ型の窓の
緋色のカーテンに。-
に、・・・狐が
鞭のように
その身を焼く荊の庭園
やにわに( そんな に。-
不自然な瓦斯灯の炎。
のっぴきならないことを想起
させ る。-女の目
底にまで不自然な沈
黙をためつつ夜の星。・・・
「わたしは無事です、-」
パーテ
ィーは終わったんだ、パー
ティーは終わった、パーティーは
終わ た、ーとりもなおさず
背後から声。・・・独り言の。足音。-
鬱金色の空の縁。ー月
が見えない・・・亡霊 が信じられ
る夜の煙にまかれ まかれて。-
金箔よ走り去れ!
玄宮のエクスタシス へ
ーしかしそれは映像ではなく、音でなく
浴すればなおさらの純化へ



【182】



ほの白い光をひいてのこる

しずかな雨は

埃っぽいぼくらに

くらい夜を告げる



【183】



はてしなく疲れていった
・・・でも満たされていたから、感じてくれたよね、
ビニールシートにすわりながら、川のせせらぎを聴き
彼は釣りざおを垂らす太公望

できることなら世界のお腹のすいた人達に
魚をあげたいね、無益な殺生なんてしたくないね、
・・・背中をむけたまま、ぽつりと、
わたしの顔も見ずに言う

よく晴れた日の午後、
あなたのために早起きしたことも忘れて、
あなたのために飛び跳ねる魚になろうと誓う



【184 狭い部屋】



僕の顔に 、ハンドルがめりこむ
小さな車が一台あって 、
けわしく起伏した峠の雑木林に
あやしげな 、痴けた 、 沈黙がある 。
まだほんの子供の頃 、
眠りにおちながら 、いつも
狭い部屋のことを考えていたものだ


  + + +


眠   あ
狭 り ま や   小
い に だ し け さ
部 お ほ げ わ な 僕
屋 ち ん な し 車 の
の な の   く が 顔
こ が 子  、 起 一 に
と ら 供 痴 伏 台
を   の け し あ  、
考  、 頃 た た っ ハ
え い     峠 て ン
て つ  、 、 の   ド
い も   沈 雑 、 ル
た     黙 木   が
も     が 林   め
の     あ に   り
だ     る     こ 
            む
 。



【185】



おりたちて今朝の寒さ
石なの?
草のシドロが端にものものしく生きていた
路上はもうなく
あな賢き人、・・・中世の勇士のように
甲冑を愛する
身動きかなはぬ程幾重にも、
ぶうん、ぶうん、ぶうん、
蝿、―――硬く、動かない、
この世の苦痛が混ざり合っている
排泄物、・・・垂れ流す
されど、断片の光に躓いてはならぬ。
ひと月代わりに
きわめて気楽に気ままに
それから大急ぎで風景は変わり
雨そそぎ栄ゆる・・。
きれい好きな女はぬれ雑巾を絞り
すばやく仕掛け花火・・・、石榴を割り
穀物に向って合掌する。
葬られるものよ! 花となり、香となる
・・・遠く薄らいでしまった色彩の風景が反転する
「―――これらは言葉である。」
私は昆虫を愛す。そして動かぬ卵を愛す。
・・・煉瓦を愛する、
城を愛する。―――おりたちて今朝の寒さ
、かじかんでびくびくとする手足も、
くいしばった歯も、ちぎれそうな耳も、
「ふう、寒い・・」という声も、
―――きこえない、言葉も、
自転車も、商店街も
石の声と思う、私だけが潮がさしてきた、
と耳を澄ませている。
まるで、盃のなかにうまい酒をそそぎいれ、
・・そこに、蠅がおちてきたような動と静を
ねぶりつくす
ふたたび闇に沈み、しまいそこなった太陽が、
さて話変わって彼の番! 
あたらしい模様を織りなしても
さて話変わって彼の番! 彼の番!
―――私はいまでも城下町を見下ろすトノ様のように、
されど、バッタであり!カエルである!のだ・・。
風は舟に似ていると思う。
・・・舟は岸を離れ、入江を出て、
だんだん人の気配から遠ざかっていく。
ターナーの嵐のように、
馬鹿な口でも開けて、分別くさい男に虫歯でも見てもらおう
まるで小石を掴んで置いたようにかたまっていた、
ひとつの集合体になれるとしたのなら、
―――小猫が眠っているのまで見えた。
いつもにやにやと笑っている男や、
奥さんにやっつけられる男、
・・・小じんまりとした美しい昼というより夕暮
れに差し掛かったら、風吹けど延びたまま縮まざる、だ!
―――誰もそのような愛を欲しがらないにしても、
卵とてその体内には拡がろうとする意志がある
必然的意志だ・・・!
それが姿をなす、形をなす
「またアンタときたら、馬鹿なことを考えて!」
馬鹿なことを考える癖だが、おりたちて今朝の寒さ
、私はまだ石ではない
お伽噺の中などに出てくる小鬼のようなはしゃぎ方で、
もちろん、あれだね―――もちろん、あれだね、
退屈な一日の暇つぶし相手を見つけようとする
「諸君!」―――その人に、・・・私は会う。
そして私はつくづく思う、
もしかしたらここにいる人たちこそが鬼であり、
じつは、この風景こそが
賽の河原なのではないか、と。



【186】



遠い距離を埋めよう、さびしい菫いろの の、夜 を
星達は加速する、銀河に橋を架けるように

ぼくの宇宙は呼吸する、


うん、それ程大きくない。
/そしてそれほど、狭くない

ぼくは考えてた、了解

この宇宙の神秘を解き明かす最大の法は何か、と

化学? 化けてどうする、

でも笑いながら、ぼくは見つめていたんだよ
一雨きそうな、夜のなかで、童心にかえりながら、

もっと小さく、光り輝きながら
石のように眠りたい、と

やけにまどるっこい言い方だと動揺する
・・・ロープウェーでターザンごっこをするあなた

悪い/したことがない

アスレチックのてっぺんで、太陽を指さす

悪い/それも

・・・だったら、忘れているんですよ、いいえ、忘れているんです
分からず屋、うっとりと季節を焦がした

物は試しという値札を貼らない で

もっと小さくなりたい、花弁のように散りたい、
いち枚いち枚・・・。

石と花、とても宿命的だ

位置についてよーいドン。風を切れ、

砂利道は軟化し、水たまりは空をうつしだす、
子供はいない、ふたりの大人だけがいる、でも、風を切れ

誰が勝ちたい?

ルール違反とわかっていても、走行を邪魔する、
腕を引っ張る、あきれながら笑う、子供みたいだと、

・・・でもその瞳の奥にある、真実

星は光らない、輝かない、月は昇らない、
ファタンジーのヒロインがいないような―――

ファンタジスタ、夢を見ていた。長くて、楽しくて、
・・・もう目覚めたくない夢。

きっと水で埋められてしまう、砂で埋められてしまう、
きっと夜に、埋められてしまう



【187】



あるとき、あるときの表情やしぐさや言葉が
アウト・オブ・ぶっきらぼうに
インサイド・オブ・uum...

  熱中してしゃべっている間、青い紗を透して
  ぼくより、十歩ほど先に、シー・スルー

 ポコポコと浮かび出た
 「ああ、ほんとうだ。」といって、
 より深く理解できるように、鳥の巣にほんの幾つかの卵が
 ・・・海辺ではあいかわらず、ウミガメのタマゴが

   いくつかの情景が、ただ一つの情景となる。
   足音をさせて離れていくことがあっても、
   微妙な印象を結びつけた、
   ギブ・ミイ・チョコレエト

―――あれやこれやと考へながら、思いふさいで
目分を慰めてくれる、引立ててくれる
時間や場所や出来事

  きっと、光と熱を求めて彷徨うべきなんだ
  喜ぶこともない。嘆くこともない
  、でも、僕だけが驚いてる・・。

内容の自然な推移の連鎖
二つの世界の間の通路 夢!現実!と・・
――それから、透明なストローのなかを感情浄化して
まれに、きわめてまれに、あの日のカフェが・・。



【188】



真夜中・・・、風が樹々の高さを鳴らす――。
何という空の深さだ。
薄青い透明な大空に眠っている様にやさしく漂っている。
日は落ちた。――森は蒼冥かった。
深く見開いた眼でも、ミッドナイト・ブルーは厚い。怖れ、戦慄き。その悩ましく潤んだ大
 き眸なざしも。雨のように柔らかに木の葉を叩くけはひ。
闇の中に降り立った、かなし泣き声。
烈しき光の明暗のなかに。
堅い、冷い、無数の星たちが、それぞれに違った深みのなかで光っている。
雪深く・・・、それも――ひそかな雪解だ。
はなびらの美しくちる庭園のなかを行くようにこめかみは、深い暗黒の底をうつしとる。い
 や、今にも、ほろりとこぼれて落ちそうな貝殻を。
小鳥が囀りながら、切れ切れに輝き、北風が吹き。
――私は涸れた水の
鳴らせ 風雅な自然。ひそかな 冬の星のひかり。
燃えだすかと思われ、・・・しずかに膨れ上がる
独りになった、深い、深い、くらげ達のなかでただひとり光らぬわたしよ。
動かない煙は、トラックの長い車体が置き忘れて行った。
その風景をおぼゆるものに、・・・永劫に、嵌め込まれ、光るのを感じる。
冬は、凍りつく寒気。指、うごかなくなる銀河みたいな模様。
剥がれて、剥がれて・・・声のない喧騒へ――うっとりとかすんだ厭人へ。
思考は推移する、まるで川の流れのように。
――はてしない悲しみのように。
じいっと、闇の深さを見詰めておれば、身動きもせぬ一羽の黒い鳥、しなやかな欲望、チョ
 コレート菓子のあまさにくらくらとする。あぶったもの、ねぶったもの。
この闇は深く、深く、しろい息をあおく染め、青く匂わせている。
ひとりの男が、どれほどその光を残そうが、眼をつぶれば星は消え、またたきすらも。
冷たい星屑が散れば、さっと流れ星を曳き。
わたしも月の光を浴びて、冷えきった石甃の上を歩くだろう。
真夜中・・・、風が樹々の高さを鳴らす――。
低く、地上に浮かぶ街燈ら。――まばゆいほどの電飾よ。
この自然の大きい胸に抱かれたわたしの心など、憐れなほどに小さい。
唯この闇だけが深いのだ。
魚鱗や薄いうるしの層だけがもっているような半透明性の抽象衝動による幾何学的様式。
緑の炎があやしく燃え、しかしそれもくっきりと黄金の色がくすぶらせた。
北の空も霜焼けになる。
分裂的に非生命的に、はかられてはならない天秤の重さのように。
――時計の音に混って、力なく拳を握りしめ、わなないていたわたし。
星々の間をあてどもなく彷徨い、冬らしい、凍てつくような気配を感じ。
アダムとエヴァが、ボヘミアンが、キリストが考えていた世界のこと・・。
――私は涸れた水の
この孤独の中で、形式にあてはめることのできない絶望を見た。
わたしはあまりにも無力で、みすぼらしく、何一つ規定することのできない歯がゆさを
 感じ・・・、むやみとやさしいセンチメンタルな油絵具の無知を剥がす。
文学に生き死にを賭ける人たちよ、・・・わたしは恥ずかしい。
夜咲く地上の焔は上へ――いたずらに、ただ、上へとのぼり・・。
さりとて、わたしの歌は得体の知れない病にかかっている。
ぞっとするように、咽喉元から這い上ってきた蟻だの、蛇だのの方がまだわたしらしい。
――冬空よ、おまえがうらやましい。
果てしなくなつかしい骨のように、思い出の種を、涙を植えつけてゆく。
遭難者たちにかえって引き込まれ、すべて複雑にからみあった情熱の象徴は床に散らばる。
冷淡な人びとの宿命・・・、それはすべて手に刻まれ。
わたしの瞳にインプットされ、この脳にも・・・、言動にも、あるという。
わたしはちょうど枯れかけた草の白露という星に住む。
真夜中・・・、風が樹々の高さを鳴らす――。
鮮烈! その熱い生命をほとばしらせる色彩豊かな詩よ
大進化図よ、大ひなるものに負けた卑小なるわたしの魂よ、
顔がすべて独立したパーツだと知っているか、まだなにひとつわからぬ時間よ、
・・・何故わたしはまだ大きな声で泣き声をあげない。
でたらめな骨じゃないか、誰のものとも知れぬ骨を抱きかかえて喜んでいるじゃないか。
氷の奥にある、遮るもののない、大聖堂の、天国の、ただひとつの道しるべじゃないか。
わたしなど、才能のない孤独で埋もれて死ぬしかないじゃないか。
――両腕にふるふると慄えが伝わり、生きるのが嫌になる。
完成することをのぞむあまり、前進し、あらゆる真埋に嘘を要求され。
・・・ただ、生きることばかりが軽視されてゆく冬の夜じゃないか。
一筋二筋と糸のように残っている、―――残っている
記憶のからまりを解くだけのみじめなありさまじゃないか。
おまえは、何て、淋しい息を吐いて、その美しい瞳をわたしに見せるのだ。
わたしはお前に恋したのだ、―――おまえは虫のような宇宙で、
そう! おまえは宇宙ではない、星でもない、月の光でもない、
わたしは見たのだ! ・・・そして、ただいたずらに、感じたのだ。
おまえは、なんて悲しい生き物、
生きてゆくことすべて記憶し続けてゆくつもりか・・。
真夜中・・・、風が樹々の高さを鳴らす――。
ほかには、きっと、わたしには見えない。



【189】



「 風の吹き抜けた 手紙」


あとには こんな感じで


ずっと



【190】



その闇にまで触れて欲しくて
メガネをはずした
そっと合図を送る
ボルドーの赤、ブルゴーニュの白
・・・アダムとイヴの時代から
手のひらへ
重ねるほどに
胸の奥に秘めるもの



【191】



電線がきょだいなあやとりにみえたから

のぼってみようよ


静かに降り積もる 時のなかで

こころの傷が

すねてしまう



【192】



とんぼは瞼の裏に散乱する光を掻き分けているヒュプノス
―――かすかになりだした長い長い午後のめまい
・・・きんきんきん。
ずきん、ーすこしだけ汗を忘れさせる秋の風が
目覚める
官能的な迷路。無数の太陽。
そして 胎児のように丸くなっていく視界のレンズに
斜面をつくり、ビー玉が・・・。
-うごいていくやさしい飢えが。
無数のやわらかい翼となって、華やかなネオンサインと雑踏
やわらかい翼。ーやわらかい翼
重なり合う舌。
・・・重なり合う舌



【193】



 ずしんずしん。 て と かぜ くうはく うんこ
きれあじよくあって。 それは すとりーと。 てつ
びしのさびしさ で・ひゅう!!で・で・ひゅうっ!!!!
はそんする まにあ な きかい。 ひゅう・ひゅう
・とぶ・ひゅうず。 ちんもく みかづきがた の
。 かのじょ の なみだ つらら。 はなもげら
あ・シューズ。 どこかしら きかんしゃに にた
その うるおい しっけ の。 くちびる は ぬれ
えず・ぬぐえ ず ふうせんがしぼむときの しゅー
・あ・しゅーず で ひゅう・ひゅう・ぴゅう。 と
っさのときの あ・てぃしゅー・てぃっしゅ と



【194 蠍】



亡命の沙漠
かくしつづける蜃気楼
昼の十二時
足に波が漂う、さっと紅潮するような会話
おれは一本の木を裂いたよ
静かな崖が茎の上で無気力になった
夏が秋に迂回しようとしていた
オルフェウスよりも遠まわしな破滅が
天に重なり合う時刻だった
おれは星や水の声が聞きたかった
ああ天の雲が乳房になって風がしぼった
乳液として
・・・風の巣を探そう
蜂の針のピストン運動、
紫色に腫れあがる日没を



【195】



影は太陽を求めて駆け抜ける
風と土埃が空虚な白日の
催眠術をかける
記憶にうつった懈怠
不眠の太陽の
それはダリ

      遠い日・・・在りし日
      ぼくらは触知した

はじめからたゆみない声など
嗄れて・・・それでも、まだ
身悶えがやむことはない

        遠い日・・・在りし日
      ぼくらは触知した



【196】



夜の頭蓋


蝿が黒い   ブラインドが憎い
木乃伊の足   僕の劣等感、劣等感

Behind    あたかも位牌
ねずみより小さい      夢が悲しい

   ありきたりなプライドや名声
ピストルを撃っている世界
・・・何が欲しい
酸っぱい息



【197】



いのせぇんとたぁいむ。
らぁ・らぁ・らぁ 

らぁぁぁぁぁびぃぃん・ゆうううううう
らぁぁぁぁぁびぃぃぃぃぃん・りぃぃぃぃぃんす


 + + + + + + + + + + + +



いのせぇんとたぁいむ
なにが間違っているのか、どこが間違っているのか
子どもみたいな無邪気な笑顔を見ながら
(・・・死者が出てくる怖い夢や、ぼくが、
人に殺されたりする 夢を思い出す。)


 + + + + + + + + + + + +


いのせぇんとたぁいむ。
サーカスやバレエやヨガをしている
女の子が、身体を極限にまで湾曲させて言う。
「折れない?」
――だって、最高にたまんないから
もっと力を込めて大丈夫?
「折れない?」
ねえ、折れない?



【198】



美しいね・・・
さて今夜も・・・ くらやみがくる・・・
しらじらと・・・ 明るんできたら・・・
埋めて・・・ しまうんだ・・・
どん底へ落ちれば・・・ 木の枝も・・・
ハロウィンのカボチャ・・・
笑う・・・ 墓場の木枯らし・・・
ホネの艶・・・ 御影石・・・
そこらじゅうに・・・
夜、魔女の影・・・
空想スウプのへんなにおい・・・
ニエ立つ・・・



【199】



いまは早すぎる? 割れないで
その言葉がぼくの胸の内を掻き乱す。

  さながらうすい膜一枚のなかの嵐

いまは、早すぎる? 
なんてどこの馬の骨が決めた

僕をぶち抜いた。リヴォルバーの銃声
撃鉄をあげる音

「でも、僕は肯けないんじゃない・・・。」

また君を求めてはいけないような気がする臆病風、
また僕は誰かに惹かれているのかなんて、

 そういう意味/どういう意味で?

時間なんてわからない、正しいことはわからない、
ただ嘘をつかない、ただ前へ進む。


答えなど無かった。

人生ゲーム、プレイのゴール、girlもboyも
サイコロを回し続けるルール

有り触れてた。でもぼくばかりが泣きだす

当たり前の言葉をつぶやきながら、
それが本当なのかわからない、と頭の悪いふりをする

 言葉はありのまま/その瞬間を彩り



【200】



乾いた砂に水がしみ込むような、
あなたの背中に、
夕陽が
水溜まりをつくった

  冷えた雨脚、
  ・・・花火のようにあがって
  ことのなりゆきが、魚のように
  あなたを求めて、網を逃れていった

 魔術? 研ぎ澄まされた感覚が
 懐中電灯さながらある部分だけを照らす
 盲滅法の部屋か
  
わたしは遮断している・・
、あなたが朽ちかけているという、
忘れるべきなんだという、
くっきりと染み込んだ戦争の記憶

 霧が狭しと押し寄せて、
 船も文明開化のようにドッと押し寄せて
 またいまでは酸性の雨が
 時には、隣の国からの砂埃が

   ・・・海は黄金虫の腹に似ている
  生命は火であるけれども、
  言葉は水、そして油の海で凍え死んだ
  、黄金虫のやわらかでちいさな魂は



【201】



背後にもゆっくりとかかりはじめた照明が、
みるみるうちに、うす鼠と、白亜の微妙な色の
移り変わりを際立たせる。段々状に迫り上がっ
ていくすれみ色の分泌はやまず、そしてそうい
う微妙さの何か太古を思わせる美しさは、マン
モスの牙だとか、偶然に出来た塩の結晶だとか、
いつも見かける水たまりが冬、氷っているよう
なものなのだ。淡(うす)く青い銀灰色。ああぼくはそ
んなブロオチを生まれる時から“寂しさ”とし
てもっていて、いまもあの瑠璃、淡青から逃れ
られない、離れられない冷たさを研ぎ澄まし・・。
ぼくはここだ!/その暗いかげだ・・。やがて花
よりきれいな、宝石よりきれいな、硝子細工・・。



【202 うつくしい芸術の範囲】



ぼくは、チューブをつかんでいた。そうして、
ふたつの眼がじいっとそれを見つめていた。
ぼくは、じぶんの手にあるのが、宇宙の秘密だと、知っていた。

どこかで、ちりんちりん、という音が耳に入った。
自転車が鳴った、とぼくは、思った。
―――UFOの音だ。

山と海とが音をひそめるほどに、科学者だった。
誰かが、病んでいるんだ、と言った。
そうかもしれない、とぼくも、思った。
でも、UFOが、ちりんちりん、と鳴ったら、
夏に見掛ければ、風鈴がわりになるだろう。

アナウンサーが画家に尋ねている。
・・・ずばり、美しい絵とはなんですか?

ぼくは答えた。
「西瓜を食べた時に地球を想像できる贅沢。
―――UFOの音だ。
・・・と言った瞬間に、そのままそこに
留まることのできる作品。」

つづけて、ぼくは、答えた。
「――頭の中のすべての美しい絵は、
夕刊の紙面に、UFOの写真を見つけるようなものだ。
・・・その至純なものは、夢想家の永遠の理想である。」

アナウンサーは画家が何を言っているのかわからない。
りんりん、と、どこかで、音が鳴る。
―――りんごの落ちる音だ。



【203】



机のスタンドに向かい
窓を見ると、カメラを向けた女。
ー庭から。・・・家の窓を覗き込む
「くしゅんッ。」
途端かわいいくしゃみがきこえた。
・・・が、すごぉぉぉぉぉくうるさい。
―――ぱたん
洋式の窓が開く。
「おまえ俺の庭で何してる?」
“わぁ美味しい。”という顔をして
大当たりですぅぅぅ~~~!
からんからん、という福引きの音をさせ、
耳に飛び込んできた。
・・・天使の声。
じーーーーっと、穴が開くくらい、
憎い仇でも見付けたように、
俺は鋭い目で睨む。
だが、怯む様子もなく、
「あのー、写真撮りたいんですけど、
・・・いいですか?」
くっ・・・ぷぷっ・・・
いかん・・、ツボだ・・。
しゅるっ、ずず、
鼻汁が垂れてきた。



【204】



堤防と山、そして海。少量の遺骨をビニール袋に納めた。事故に遭っ
て亡くなった。ぷちん。ぷちん。・・・蚊がうるさい。咽喉がやけに渇い
た。どこへ行くのか・・。自分の問いの急迫に、どきっとして皮膚が粟立
つ。菓子餡の軽さ。・・・骨の破片、また砂と呼べるものが、ひとつの意志
あるもののように思え、芯からぞっとしていました。光の加減で白っぽ
くうるみ、それも少し泥のついたように見える、もろい骨片を食べたい。
食べたい。・・・それにしても蟹か蛇だかが―――おそらく亡霊が、わたし
の足を噛んでいる。噛んでいる・・。



【205 ただそれだけ】



太陽と太陽が混じり合う 
鉄分と酸素が混じり合う
肉と骨が降ってくる 
踵と膝が降ってくる



【206】



立ち止まって目の前を見つめた。都会の喧騒を忘れさせてくれ
る大小の樹木に覆われ、羞悪懺悔、―――唯々・・。苦悶懊悩・・。
 「あっ!」
 と声を上げた。
 小さな街の空、息苦しいほどの冷気を閉じこめた田舎らしく
ない雲からむらむらと癇癪が起る。
 白い粉が舞っている。・・雪は風に煽られながら、青より灰よ
り濃くなって降ってくる。前髪にも、胸にも、膝にも、降って
くる。―――他人の精神の中に我を忘れ・・・、降ってくる・・。
 「いたずらに悔ゆるのを止めよ!」
 光乱れ、暗くわきあがる風も夢見るがごと・・。
 さほど遠くない丘の花野の風景が、脳裏にすうとかすめ、生
命を予兆するー。月の光を浴びたように、胸の潮が騒ぐ・・。
   あ

 ふと振り返ってみれば、・・そこにわたしの足跡。
 砂浜のようにー。雪のようにはけして残らなかった、わたし
の、ひっそりと隠れてあった足跡。
 過去から現在を導き出すことは易しい。



【207】



視線はブラウン管の中でよごれていく
・・・たとえそれが雪だとしても、だ

ああ癡か。-愚か
―――滑稽な頭痛歪(ずつうゆがみ)。



【208 16:00】



腕時計を見ていたんだけどよおう、
この河の方へ、
しろい綿たちがたっぷり
血を吸いこんだんだ
芽生え育つ深淵の淵

・・・・・・・・・・・・・・・・



【209 挿話】



あいつは犬に喰われて死んじまった
木枯らしに吹かれながら一緒に生まれた友達だった
何の因果か蛇に食われちまった父親をおれ達は笑った
・・・蛙みたいだ。
のろまな雀の代名詞として語り草だったー。
けれど笑いながら、心の奥底では、
象牙彫のごとき後光を親父にかぶせた。
ーみんな悔しくて泣いていた。
・・・ほんの弾み。-そして逃げ遅れた
イヌは口をあけて襲いかかり、ぶうぶんと徒手空拳
よけそこねた。-あの爪ではひとたまりもない、
あいつが傷を負って、
声にならぬ悲鳴をあげているのをおれは窺った・・。
―――ぴいぴい ぴいちちち。
おれは鳴いた。



【210】



いたずら?
しないよ

  はあはあ でも食べていい?
 あいつ美味そう
       欲しい ) )ものは/
             )ゴチソウ
ほんとう
の。そしゃく゚*:.

  ―――
 あの純粋な/
 ショクヨク ゚*:. ゚*:.

  まちがってな い 100%
 ぐちゃぐちゃになっても
       欲しい ) )ものは/
             )ゴチソウだ(よ)

ほんとう
の。そしゃく゚*:.

  ―――
 あの純粋な/
 ショクヨク ゚*:. ゚*:.



【211】



煙草スバラシイ国ノ文化!
地球ノ悪疫。滅亡ヘノ突撃!

    オクタビア暦
  3015年
   ぷーぷるる
  合成麻薬屋さん
   らくだください

 新発売!
 抗議殺到!いま売れて
 右ならえの必需品
あの島国も喫っていた



【212 はじめての恋人】



ふとすればひかりの中に消えも入りたげな
もう直ぐ、―――終わる
それが・・・、惜しくも途切れた夢の色
君の声を聞く。失われたものへと手を触れる

まぼろしの壁はとき色に染まり、
あと五分・・。いや、十分・・・。
遙かな灯を眺めやって、見果てぬ夢を追い掛ける。

さようなら、
今夜から、また本当に始まるー。
いと小さき硝石は螺旋の
あまた物語へと運ぶ

けなげにも、ほら、・・・きらきらと
夜霧をあつめ、時計の音もあつめて去ってゆく
―――忘れられない、ひと日が



【213 足跡と距離】



スラッとして長く
しなやかで強靭な流線形の内側に
薄い膜が見える
まるでポタポタと睡蓮のしとねを濡らすように
安らかに、等間隔に瞬いて、
抗いようのない理不尽な運命の彫りは深く
しんとして、・・・この心臓のまわりまで
のぼってこようとする
それは深い谷底だー。
・・・どこかに置きわすれてきた、
意識をこわばらせたまま、裸の蹄で
きっとあの人は歩いてゆく 追い越してゆく・・。
そしてそれに気付かずにぼくは生きてゆく、
谷に見えたまぼろしの街でー、
足音はきっと聞こえなかっただろう
だから、ただ、だまって孵化すればいい、
抜け殻のように、ただ、一日がとっぷりと暮れて、
そこへ取り残された一つの寂しき影は
みゃあと跳ねて・・・、
おどけて、・・・世の中でいちばん醜い
作り笑いをしてみせるだろうから
―――だろうから・・。



【214 翼になれるまで】



どんな夜を越えて
這って( 種子を
      まき散らしたのだろう
空白に向かって( 暗闇に
          向かって/進ん
で長らく待たれた夜明けよ世
 界へとおおいなる根を張って
両腕をおおきくひろげて ( 恰も鳥の
 ように翼をひろげて
世界すべてをおおう世紀を越えて
 .,朝すべてが処刑台のよう
  に露となるのを夢見て
握りしめているのは静脈か? 動脈か?
 /生すなわち死か?
そしてこのかなしみ花のかおりのように
 たちまちのうちに薄れて



【215】



ばうとしてくろずみ蟲惑的な扉絵のごとき微弱なる建造物の傍から。
僅か一本の燐寸がシュッと肖像画を燃やした。
ー奈破崙よ!
「敗北した『時』」がある「そして『希望』に打ち負かされる『美徳』」
・・・が! が! ――われにパイプをふかさせる。
無限に延長された砂丘の上へ、匂いある舞踏と、
櫓や櫂をうごかすような性のポーズと、・・・化石たち――。
音符が群生する海辺では、噴火口に身を投じて了う。
その性質を體得して了えば、『死』をも超越する・・。
青空かくしてしまった鉛色の空は竪琴を跳ね返し、
丘陵をのぼる汐風にすら、とほうもない重量を与えた。
―――歴史よ、・・ひとたまりもなくねぢ伏せられ、
狂信徒たち、・・・またあらたなドラクロワ、ボードレールを産む。
しかし、しがみつく蝉の亡骸どもよ、
十年は短い、五十年も!百年も!短いのだ・・。
数千の蟻の一群に砲弾を! 血みどろの赤熱という肥料を!
すでに隔たる遠い距離。・・・難破のすさまじさを説かないでどうする、
人を喰って生きながらえた超法規的措置を思い起こさないでどうする、
列島の背骨に瘤をつくれ・・・!
余計なものをそぎ落したいという、降伏を叫び手をあげる者、
子を抱いて慈悲を乞う者、――みな、この地球上のあなうらから、
わが頭脳を照らすものである、
道が枝別れしながらも、どの頭脳にも一本ついている道が、
おまえに海を教える



【216 必然】



時計を遅らせると
[逆時計まわり]に回転するのだ
音もなく
コックから滴った水は戻ってゆき、
男の口から水は吐き出されてゆき、
うしろ歩きに、
まるであやつり人形のように、
てくてくあるく
[掃除]してもらうということだ
踏み均されてはいない黒い落ち葉まで戻り
トイレまで戻り
きゃあという声が聞こえ
それを無視した男ー能面を付けた男
Do you have the time? もう一度
いやに音が高くなって
きゃああ、ともう一度
Do you have the time? もう一度
いやに音が高くなって、耳が痛い、
鼓膜が破けそうだ
Do you have the time? 
いやに音が高くなって



【217 成人式 Coming of Age Day】


わたしがあるく道
わたしがはしる道



【218 蝶が蜘蛛に見える】



ある日、
蝶は夜間飛行に出掛けた
すうい
でも・・・網の中にすくわれ 
ちぇっと舌打ちされました 

蛾か。-
いいえその夜、
蜘蛛だったのです、

だって蝶は、
あなたに 
捕まえられることを 
知っていたのですから。



【219 虹】



うすももいろの靄は白痴一族の系譜である。
あやしくみなぎつた、というより脂ぎつた脊椎動物、
霊長類とかいう思い上がり、驕きつた下等動物は、
ちようど兎の肉でも喰つているような気分にさせる。
わたしは不愉快な無限につながる闇の宮殿の料理人でもしているようだ。
皿を洗つている。水を出している。きれいな部屋がある。
その白い内側には瑪瑙とふいにあからみはじめた肉と、水面の光とが、
雨の匂いをとがらせながら我に近づき、そのにほひを放つている。
外はなるほど、雨だつた。しかし内もまた、雨が降つているのだ。
青磁の皿のうへにもられたあじさいとでもいふべきものが好きだ。
しかし世界が晴れ渡つた時に、テーブルは濡れていないことを祈る
ナイフとフォークとスプーンが一揃いであることを祈る。
やがて、枝から枝へとわたつていた鳥が鳴いていることを祈る。



【220】



 ――救われない魂が 、ぼくを
やさしく固め

       雲は愛を記録した
     やさしい記憶を

 糸はほつれた
  地平線のように両腕をひろげ

    やがて 、みつけた
   つたなく学ぶこと



【221】



この風景を見た人は、
古代埃及で魔除けだった
ヤグルマギクを思い出すでしょう

いいえ、私は
仏蘭西で、
5月1日スズランを贈る風習を

そうですか、わたしはココンシュウ
や、ちがったコカン週、コちんコちん
それも違うね、・・・古今集の恋唄を
「ほととぎす鳴くや五月のあやめ草
あやめも知らぬ恋もするかな」

わたしは嘆き悲しんだアポロンの血
・・・ヒャシンスを

ねえ、ママ!
あたち、ケーキのいちご~
食べたいナア~



【222 LIGHT LIGHT LIGHT】



 化粧品のいいにおいがいっぱいする、女好きの、すーぱーもっこりな僕(?)は、くんくん、犬になる(笑) 桜が満開、われら孤独な航海! 女好きなぼくはボツノキしている(?)

 世界中の男の人がポッキーだったら、僕は、それをどうしようかと思う(?) けれど、人生に必要なものは、あざけりの笑い、昂ぶれること、だとたまに僕ね? おもうのだ

 僕はゆらゆらと揺れながら、天才ってすごいなあ、と考えてる。あの風の向き、影の具合、まるで澱みに逆巻く渦みたいに、(驚き!) 



【223】



どうしてぼくの手はふるえているのだろう
どうしてふるえているのだろう

指は 柔らかくなぞって 抜糸
見えるものは そのまま 消されてしまうのが

・・・境界の上に 四角い箱、
ニュース速報が 流れている、 換気扇がうごいている、、

指は 薔薇になって 抜歯
すると ヒキガエルになって うまく喋れなくて



【224】



トリックは ゴースト の 影 かも しれ な い
、光 かも しれ な い
ウィンドウは 手に煤 、 影 が 地面の上に 
タオルを かぶ せ た
全力疾走で 走ってきた あなた は 、あなた は
どこに 植える の だろ う か
ずっと 底の方 の ちがう音の きこえる ところ で
崩れ落ちる 同じ映像 、 シミュレーションする 同じ映像
順番がきて うつむいて 名前を よば れ て
種子になって 傾いて いま 薄く伸ばされた
下敷きに 光が 当た っ て 、 
どこに 消える の だろ う か



【225】



 ある日の夕食の席で、身体を揺らしながら、「力もなく、金もない」ということがわかったような気がした。それはテレビの白い坂道・・・、有難迷惑な話に違いないが、私はそう思ったのだ。その時、脳裏に相反する、黒い霧、黒い魔の手と呼べるものが存在していた。立身出世はしたいが、大義名分はもちたくない。これは、ひじょうに、人間らしい言葉だ。しかし、私は非常に恐ろしい事実に逢著したような気がした。―――その言葉をいわせたのは、風景なのだ。そのしろい坂道で、私の腕は太くなり、胸は厚くなり、下りてきたのだ。峠、・・・あるいは山頂で、私は何を見たのだ。フェーンのように、この結論は不可避なものだ。では、風景・・・、その自然は何故そのインスピレーションを与えたのだろう。私は肯いた。よろこびかのぞみか此のひたすらにきますぐなる性。かぎりなく憎き心を知りてなお、とらえがたい宇宙感情よ。・・・どこかで蝉の鳴き声がきこえ、耳をやられたように、耳がひどく遠く、意識も遠く、・・・というより、ただ、いっぴきの獣であった。でくのぼうであった。のっぺらぼうであった。しかし、そこに私のしろい坂道はあった。いくたびも老いてゆく場面をみつめながら、力なく、金もなく、またひとくさりの愚痴、いかに社会に虐められたかと私は泣きごとを言おうとしている。だが、それも、私という、一個の姿に過ぎないのではないか。これ程哀れなものはない、生き恥だ、とささやいている私でさえ、世間だの、社会だの、といっさいかかわりのない私がいるのではないか。―――遠くで、夏の気配がした。白い坂道が、いま、心の深い部分へと侵食してゆく。たとえそれが一炊の夢だとしてもよい。たとえそれが、落伍者という烙印をおされることになってもよい。私は夢よりも、うつくしい幻を見た。木の葉がなやましく降る秋ではない。びりびりと空に玻璃の割れる音。その向こう側にあった。それは刷毛でうつくしく塗られていた。私は心からの笑い声が咽喉からせり上がって来るのと共に、幼児の頃の、記憶を取り戻した。今日の現在は麦藁帽子が谷に落ちたこと、三角の、毒蛇に噛まされそうになったこと。私は悪魔につかれたというより、・・・発狂するような心地で、激しい野心に燃え、日本とは何か? 東洋とは何かが、ほんの少しだけだかわかったような気がした。そうして知らん顔をしている、いまの日本人たちが、うさんくさく自分さえよければそれでよい、というのを、人間老いぼれれば、おのずと若返るのだろうと思った。―――その時、またもや愚痴をこぼした男は、煙草を反対側から・・。



【226】



強烈な余白、内なるジャンキー
おれはジャッキー・チェン!
ジャッキー・チェンのチェーン・ソーでやりました
チェーン・ソーでブツタ切り
ブッタ!ブタレタ NHK集金ニンのバラバラ殺人
殺人妖怪 会話する北京原人じゃん
じゃんじゃーん! おれジャッキー・チュン
チュンはすずめのちゅんちゅんちゅん
――本当に悪い奴は誰だ! 
おれか?おまえか?
・・・いや何処にでもいる悪魔もどこにでもいる
屠殺を知らない、――野菜のように
鳴き声をあげなきゃいい
だから猿轡する! ・・・だからパンチング・グローブ
で、脳震盪だけ起こす詩なんかがうまれる
おい、ジャッキー・チュン
魔術師が多すぎる、・・・おれは窒息しそうになる
30秒~60秒で体内酸素を利用
・・・ああ酸素供給停止数分後でからだはダルッキー
ダラケッキー



【227】



確認し合うのである。     確認し合うのである。   

小さすぎる脳味噌に、   小さすぎる脳味噌に、
ただつかの間    ただつかの間
キャンバスに、  キャンバスに、

わたしです、と
わたしです、と


(注、ちょっと無理がある原稿起こしの図^^)



【228】



 早足で掘にぶつかって意地悪ですね、しゃがみこみましたお互いが異なった
ものを見てどけよ、邪魔だって言ってんだろ初対面がこれだから目なんか合わ
せられません効率は求めません。心臓を求めて、次第に弱々しくなっていくか
ら精神医学的に、きぃーい、心の中で言って扉をあけたつもりで右に曲って真
直ぐ行こうと思いながらおばけだのけだものだかがこわいので、きゃうわーう
ん、うわあ、うわああ、目にちらちらして、いやでこわくて、心配で、人に殺
されはしないかと、うわあーん、もういちど右に折れようか、それとも左の路
へいこうか十字路で歯があたる歯が口内のやわらかいところにある舌にあたる
こわい、それで夕暮れが血の色のようにおもえて呼吸しよう歌おう気分をあか
るくしようぱりん、とわれてすみませんすみませんすみません謝れば許してく
れるような気がして遠く拡がるtube、egg、ああいつになったら家に着くんだ
ろう机の奥に老人の背中があるみたいだ、あっという間に ・・・いずこへとも
なく仄めく闇の土の熱と車の排気とそれとそれとそれと洗濯機の音とあるく足
音とそうだぼくは気付いてしまったどんなに大勢の者に囲まれるとしても殺さ
れる相手はぜったいにひとりなのだうわあおそろしい、たとえ死刑執行人がい
たとしても殺す相手すらもきまっているのだあんな目にも見えない死というよ
うなものがのぞく骨たったひとつのいのち通り魔がくる通り間がくるとおり魔
がくるうわああぎいいいいいっ、みぎのとびらをあけて



【229 さんたくろーすはこない】



たくさんの靴下がおいてあった
詩人が言った
おまえどれだけ強欲なんだ
その日、女は恥を知った



【230】



 ぼくらはカンガルーになった
看板に、カンガルー注意

  

西洋人がカンガルーを指して「あの動物は何と言うのか」と訊いたところ、
現地人は(外国語では何を言いたいのか)「わからない」という意味で
「カンガルー」と答え(以上 ウィキペディア参照)

 
 ボクシング・カンガルー
看板に、パンダVS



【231】



市街地! うっすらと引きのばされた白い雲。すばやく隅に追いやり。
市街地! 引っとらえろ痛くなるぐらいに強烈な日射しいただきをなせ。

市街地! あなうらは踵を含むか目を剥いて。遠のく暗き夕べの堅雪をなし。
市街地! 死ぬるまで休むことなきわれ悶ゆるいのちの天使を着地させ。

  

【232】



優しいフリして笑った
スクリーンをずっと見つめている
見えてくるよ、何度でも繰返すから



【233 空間の端】



でへへ いつまでも浮標のように浮
へへへ それでいて電線をうつ
きへへ と。・・ここらへんで

  ぴゅーっ、とアニメみたいに
 ぼくら、水を吐き出して、げほ
 げほ、蘇生する・・。

あはっ それまでも傘のなかを覗
いひひ 違う世界があるんだな
あはは と。・・ Wonderful World

  ぷくう、とふくらんだガムみ
 たいなパラソルの造られた空間
 にある。きょとん! でしょうか・・。



【234 愛の理由】



きっと いままで辛かった分
これからたくさんの幸せが君にやってくる
























Copyright (c) 1997-2017 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.