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詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう~

box 2 ✔

アノ頃ノ僕ハ一体ドンナ風ニ

見エタノデショウ


                   ・・・恋したらDO(か)なんて

トテモ幼い、
考えあぐねて ――さよなら の合図

  幾つもの夜、こわがりながら・・泣いて迷っ て
 、、、、、
 別れの日々


      風が送って来るものを捕えては・・・慰めの言葉

         「怖くて暗闇を歩けない。」

         飛行機が大空を飛んでる

 「咽喉がふるえて、削り音がして・・」



     はやく大人になりたい。もうこれまでと思うまで

  “永遠” ――ひびく よ ね?

  ユウカリプスの蔭に 僕の自転車が停まって・・

     希求したよ、( したつもり


    デ、デモ・・・サワーな、スイートな、なにか、


     スクイーズ
 欲しくてsqueeze、振り絞った新鮮な果汁(は、)

 地中海の葡萄、

     「レモンみたい で・・」

       時に青臭くもあった

そのくせ 甘酸っぱい(ものを、)、、

 「求めていた・・」

  (That is,



    躍動するカラダ、すばやく動く

           /ただイメージだけで

      「いろんなことが・・勘違いされる。」

        ・・李下にまとわされる王冠


      でも、あれは間違えてな い


   (( 永遠に )) って言葉

           forever だって思い込んで。めぐる季節に

   (( 永遠 )) 

 ・・・鳥の死骸が、だらりと身を小さくして


         空を仰向け

   ――――――――――――――――
    君だけを知りたくて飛び込んだ
   ――――――――――――――――
    蓮の上の蛙
   ――――――――――――――――――
    ひとひねりして バシャンと水の中
   ――――――――――――――――――
    波紋に溶け込んだ 僕の身体に泡
   ――――――――――――――――――――
    消えていく でもそこで失われることのない
   ――――――――――――――――――――
    熱度が 僕を 生かしている
   ―――――――――――――――


              頑なに「信じている」の頁、

平然と〈 僕の辞書 〉に書き込まれていく。


   ・・ もっと違う言葉がある! とか

   その方が とか

   ――ようにも見えて ちょっとカッコ良かったり とか

   だからタイヤのように積み上げ

       Never mind.  ・・気にしなくたっていい

           Nobody cares.   ・・誰も気にかけちゃいない


         一つの情景

   ――――――――――――――――
    自然と一つの情景がうかんでくる
   ―――――――――――――――――――――――――――
    でもそれはその時よりも いっそう侘しい色になっていて
   ――――――――――――――――――――――――――――
    でもそれでいい それで ・・・夜更け近く 涙ぐみつつ綴られ
   ――――――――――――――――――――――――――――――
    うすあをく切り取られた闇にひそかに月が昇るのをながめるような
   ――――――――――――――――――――――――――――――




   それで 思いっ切りよく 忘れて いたんだ・・ ・・


         なのに、なのに、

      それは、よく晴れたあたりまえの春の日。


           Baby 風船が飛ぶ

         ・・・ダリの時計になったみたいに、一篇の詩も書けない

       まま レールに それでも 電車が


何かに備えて(保険をかけるような、)小手先の真似なんてせずに。

あの時、 

教えてくれた気持ちが まだ 僕の中に まだ ざらついて残っている。

(レモンの果汁をしぼった後の ‥咽喉の奥のざらつき

晴れすぎて暑かった あの夏の日。 

あんなふうに―――


 “僕はそれまで (こどものような無邪気さで

  嘘をつかないことを

  個人の良心のように思っていた

  嘘をつかずにはいることは神の救いにすがろうとして

  かえって宗教の罠にはまること、人間臭くなること ・・

  言葉を喋れなくていい ・・・そうさ語彙が少なくてもいい

  正直に話そうと思った

  (それなら、出来そうだった!)

  嘘をつかないでいることは天然微妙なもの

  誰かと一日中 話したいことがあった ‥ ” 



無口なボーイ の、想い出のノート の、あの言葉

寡黙なハート の、夢の中のページ の、あの言葉

        ほんとう
   いまも 真 実 の、ままで



         夕陽
 
   ――――――――――――――――――――――
    すべてが遠い過去になることは
   ――――――――――――――――――――――
    夕陽を浴びて
   ――――――――――――――――――――――
    そうか 沈黙・・
   ――――――――――――――――――――――
    とうの昔に置いてきた はやる想いが
   ――――――――――――――――――――――
    目を離すな、けれど、逃げるな
   ――――――――――――――――――――――
    追い続けろ、と白い黒い赤い青い
   ――――――――――――――――――――――



永遠だ! 永遠だ! と

・・・僕はがむしゃら

片言の英語ガム噛むように始末が悪くて

(片言の日本語なんかじゃあ 

たどたどしくって愛の言葉 口にできなかっ、た。

羅列は、原液にナマヌルイ水を足す


  ――知らなかったんだ 僕だけ置いてけぼりの残像が

  世界 だった、
                                  がんしょく
    イリュージョンの街は 雨に 色褪せ 素顔は25時の顔色

    僕ひとり

    カレンダーを捲ることもできずにいて …

         砂の城は昼の公園から出ようとして崩され、

         切り刻まれた手帳にアドレスを探せない、と 泣いて

    僕ひとり

    明日の日記を巧く描けずにいて …

    それでも夜明けを儚い夢のなかでも信じて る 


            〈 世界は、そんなにも無惨 〉


  僕の愛の言葉はあまりに幼くて テレビに現われる字幕のように

    油。水とまざらず

  栓が抜かれるまで ずっと

  車が通った水溜まり の ぐにゃぐにゃな 虹


            〈 世界は、そんなにも無惨 で 〉


・・・熱くなる頭 熱くなる身体

抱えきれない、僕の日々は出口を求めて

(薬品棚、)生物の教室、プレパラートの上


         ・・・を泳いで る。

             ・・・(を、)

「電子顕微鏡の世界ならどう見えるんだろ」 わざと声にしてみても、

データはついてこない。円周率も解の公式も、

黒のボディライン、未だかつて見たことのないデザイン

    (ああ 僕にはイメージの世界しかない、)

窓際の水槽には、メダカの群れと光合成する水草。

水道のセメントのタンクが酷たらしく壊れた映像 1

    (あのね そうじゃなくって、)

色とりどりの熱帯魚なのかな 細やかな模様なのかな

ラジコンが紙飛行機に変わる映像 2

    (ねえ スコープの中に 万華鏡があるよ、)

僕の日々は、新しい生命観の海へと泳ぎだし、

          「・・呼吸による膨張と縮小」

だから 僕のアンテナは微妙に震え、また微妙に濡れてるんだ

熱度が消えてしまわないように、、、

そうさ 嘘はまやかしじゃない

     ――――― 真実へと向かうプロセス


   青ざめていた 踊り場 

   (それは職員室近くの一階と二階をつなぐ踊り場で、

   グラウンドが見えた。朝礼台が見えた)

   木々の模様を透かしてに紫色の雲が映る

   なだめすかしていた感情は

   その紫色の日暮れ violetな気分がうつる(風邪を引く。)

   どんなにか味わったり 触ったり 

   撫で回してみたりしただろう

   (それでも問い掛けたり 舐めたり 

   呼吸してみたりした イメージの世界・・)


     その距離感が心地よくて

      今 交 わ さ れる 


高鳴らない鼓動など 知らない

火照らない頬など 知らない

だから夕暮れは 途轍もない時間

開かれた その窓辺で 花瓶のように残される

忘れ去られる

伸ばしている腕と指の間にある距離

(妙なことを考えるのが、集中の兆候で、)

ことによると 逃げ水や陽遊

指から逃げていくのは熱じゃなく身体・・

(ああ、心かも! 魂なのかも――)

ただ 取り残されてしまった

僕の身体の中枢の聖域 開かずの扉(で、)

心の奥深くに しまわれたまんまで

なにをご大層に!

      、、、 、、、、 、、、、
     ・・いまも 聞こえる 別れの歌


  幼い頃 恋をした僕は 嘘をついたのだろうか

       イメージの嵐で薙ぎ倒された、

  少年の日の 夏の終わり・・

  (花壇がそこにある。向日葵が咲いている。

   僕は如雨露で水をあげている。・・)

  過剰に演出する 夢想


     ――そして、いま、彼は何処に?


  × × ×


――日々がモノクロに流れていった――

  ・・・あの時の僕は世界そのものになろうとしていて


     どうして人を愛さなくてはいけないのか

       どうして人を殺してはいけないのか


――日々がシリアスに流れていった――

  ・・・・心の残留片は爆発!せずに!深いテーマ!へ・・


     どうして人は裏切ってはいけないのか

       どうして人は償わなければならないのか


  × × ×



    ( 思春期の真摯さは、時として自嘲気味ですらあって…。)


                 ×


休みの日の昼下がり、僕は公園のベンチに腰かけていた。

それは、夏の暑い日で。

生き物の気配はといえば…、蝉の声


「日除け代わりに使うなど、43年早いぞ。」

顔にのせた、数学の参考書からの突然の 叱責!

  (44年て、やけに具体的だな。)


「60歳定年までの年数だ。ともかくもだ、」

  (やけに現実的だな。)


「問題だ。公園を、集合論の考え方を用いて数式で表わせ。」

  (偉そうだな。問題を解いて、日除けに逆戻りさせてやる。)


 ――― ・ ――― ・ ――― ・ ――― ・ ――― ・ ―――

   白いベンチ = 木陰の空間に人の温もりを作りだす実在

   赤いブランコ = 自由な躍動への希求を満たす実在

   青いスベリ台 = 自由な滑走への希求を満たす実在

緑の公園 = (白いベンチ)+(赤いブランコ)+(青いスベリ台)+ ・・・

     = Σ(構成実在)

     = 寛ぎの空間としてのイメージ

 ――― ・ ――― ・ ――― ・ ――― ・ ――― ・ ―――




「この式のアヤマリは…、

イメージは“僕”の創造的産物であるのに、その項目が抜けていることだ。」


  (重たすぎて、日除けには向かない‥。)


  × × ×



僕という本質の向こう側に 糊付けられた

本の背表紙が

(何故か、図書館なんだ。狭い図書館で、

どちらかというと、図書室とか、本棚、書架がある部屋、

というのが正確かも知れない。・・)

床に落ちていて さわさわと震える

(それを見ている――手で触れない。ただ、

蟻のように、僕は、その文字を見ている)

そこには数多くのメッセージ


  × × ×


架空は実在となる

 夢想は現実となる

  希望や悔恨をまき散らし

   欺瞞と焦燥は含まれ続け

    時は傾き 空も傾き

     情熱もまた傾く

      溺死しそうな時

       空を傾けさせたのは

        錯綜していた精神の破綻だ

         美醜があった 勇敢さも

          怯懦の影に遮蔽され

           まるで世界は迷路のように

            行き先を教えてくれない


  × × ×

             剥き出しの非常階段で 風のゆくえは と問うて、


        ―――――――――
         いろりばた
        ―――――――――
         たびのなべじる
        ―――――――――
         ぐつぐつと
        ―――――――――
         いてつくよるを
        ―――――――――
         とかしゆくとも
        ―――――――――


風を凍えさせるのは

一吹きの心の風で事足りる

吹雪よ ただ一片の雪でさえも 

それが僕の中にあった欠片を刺激すれば

すぐさま凍える

一吹きの風で事足りる

ひらりと捻れば

落ち葉は翻る 

ただそれだけの刹那だ

もう消えてしまったのかも知れない 

イカロスの熱意のようにくるくる 

はためき巻き上がっていく砂塵は

一陣の風として人のうかがい知れない所で

こぼれ落ちている

捲れ上がり もう戻れなくなっていた

      、、、 、、、、 、、、、
     ・・いまも 聞こえる 別れの歌


  × × ×



かなしみの鎧戸は

   いつの時より 立ち止まりて・・



  × × ×


僕等の露出した部分がピンボケする

まるで美術室で描いた

ゴミ屑を産み出していた あの時間の

結びつき・・

(美術室の何か得体の知れない絵なんかに、

埃が孤独へのいざない、重厚さ、触れてはいけない感情を

アシストする。そのまま燃やしてくれ、

そして残った灰を空に撒いてくれ)

真剣に描いていたつもりだったから より滑稽!

どうしてその埃の美しさを見なかったのかって思うね

ただ舞っていた ただ落ちていった

それでも踊り跳ねていた 飛んでいた

美術の授業の下手糞な絵よりも

僕が作り出すくだらない絵なんかよりも

ずっと有意義な光景がそこにはあったはずさ


  × × ×


誰かに恋をして夢中になっていた作業が

歯痒くなりはしなかったのに 時が経てば

歯軋りしたくなる程の 悔恨・・

(なんだか、好きだった料理、カレーをさ、

齢をとるごとに言えなくなる心理かな――)

まだ若いから単純に解決できるって

信じていたんだろうな

(そういう融通の利かなさって、思春期のものだ。・・)

今それが僕の地盤を掻き乱していく

ただ漠然とがむしゃらに生きていた時代があった

何かに心を奪われて夢中に生きていた時代があった

特にものを考えずに朴念仁と生きていた時代があった

今それが僕の地盤を掻き乱していくのだ

しかしそういう時代が いつまでも続くわけじゃない

何を当たり前のことをと 訳知り顔で言う人もいるだろう

頭でっかちの知ったかぶりめ

無念無想ではいられない

それが情熱なのだとは思えないだけで・・

(人って成長する――)


  しかし今もまだ 僕の絵が

  飾られている美術準備室

  (といっても、そこにはない)

  寄り添う人形のように デスマスクさ!呪いの絵さ!

  ・・空が熱くて もうどうしようもなくて! 

  火の鳥が墜落したような絵 

  (といっても、そんなはずはない)

  しかしその空間に情熱が忍び寄り それでも

  静けさで罅欠が入ってしまったグラスのように 

  もう誰もいない 

  (といっても、そこに誰かはいる)
 
  いなくなってしまった 太陽が斜め越しに窺える 

  のどかなる陽を浴びたる静けさ 誰もそこにいない 

  (といっても、そういう気がするだけだから、

   いなくても仕方ない。でも ・・)

  いなくなってしまう 瓦礫の街のように

  答えがふとした拍子に 見付かってしまう


無感動な僕の血液をたぎらせたのは

風が生温く 周囲の人間を見下していたから

だから夢は燃えたぎり 僕は心を隠した

穏やかで明るい声が響く底のない教室

あんなにウンザリとした季節 懐かしいはずもない

眠りの宇宙に住む 白い見張り人

孤独しか感じなかった 絶望しか出来なかった

透明な鍵で 透明な魔法を編み出している日溜まり

思い悩んでいた 考える事が思いやりを失くした

クラシック音楽のように古臭く聴こえていた 

あのチャイム 眩しさが入っている瓶のような日々

いつも眠っていた 授業中 僕の人生に必要なかった

黒板の文字 蛇が這うような太陽の陽射し

そんなものなどいらなかった ただの屑だと思えた

根と根の始まり 蕾と蕾の終わり

(ああ、カーテン越しに曇ってゆく、僕の視界)


  やがて大きく豊かで

   瑞々しい花が咲きました・・・・・・


君がそこにいた

君だけがそこにいてくれる

そんな気がしていた

夢の中で瞼を閉じていたら

いつも教科書が燃え尽きた 

(発火する!というより!

灰化する・・)

嘆こうと 確信しようとも 

僕等は離れなければいけない

ざわつきが鎮まらなかった

でも離れなければいけない

際限なく襲いかかる飛沫

僕をただ狂わせる

どんな値打ちも今では遠のく

僕の肌を狂わせて

蒼白にさせている教室の慰めが

僕をより憐れにした

慰める言葉が 憐れみの言葉に敗北!

(若さって、容赦なくて残酷だ。・・)

それでも打ち水のような気配の蝉は木陰に残り 

揺りかごのように 優しく穏やかなうなりを見せた

波を被るように 頭巾をスッポリと被るように 

いつまでも僕は波の中にいた

そして心まで被って 僕は海の中にいた


  × × ×


もっと自由でありたかった!

もっと崇高でありたかった!

もっと概念的で

もっと焦燥感が欲しくてたまらなかった

もっと‥

ただ素早く駆け抜けるんじゃなかった!

ただ強く そして速くしなやかに

空を貫いていく銃弾の音のように

もっと‥

もっと強くなりたかった

強くて弓のように標的へと一直線だった!


  × × ×


どんな言葉もいえるような気がしていた時がある

でもそれは魂の深みにまで潜ることはなく 

ことによると 怪物の餌食 生贄 ・・

僕はいつでも初めての道を選んだ

そして出来るだけ険しい道を選んだ

洞穴を見付けると潜ってみたくなった

廃屋があれば覗き込んでみようとした

すべては未知と神秘に彩られた暗黒

火花も 閃火も 一瞬の輝きにすぎない

ポツンとしている僕だけが

連なっている木々の鳥のように

いつも一休みしていた

いつもぼんやりしていた

投げ出したくなるようなことが多かった

それでも貪欲になっていく僕の世界に

慰めは見当たらない 憐れなほどに美しい世界

微妙なアングルで存在している 

僕の世界のネジを緩めてくれたのは

確かに恋とか愛とかいうものだったのだ

しかし確かなことは何一つ無く 

ようやく砕けたものを拾い集めて

また硝子瓶の中で、見入る

(硝子が割れる、とイメージしている把握。)

硝子の瓶はそうして砕けた

形さえ跡形もなく踏み潰した 慰めの為に

憐れみが満ちていき 

卑しくもあさましく

卑劣な妬みや嫉みの前に 

干涸らびてしまった心臓の為

求めることも出来ずに 恋 が 終わろうとしている

しかしそれが僕の学生生活


  × × ×



           /あまく 匂う


              緑の上着を 風のオンプがなでて

                 妖精のとんがり靴

               トップを タッツンタッタン


                          /あまく 匂う


                       草の葉ゆらして

                   タップを タッツンタッタン




  × × ×



道端に生えていた夏草を

胸のポケットに入れた 

分かり辛く漂う香り

そのまま放置していたら

小麦色に果てるだろう

自由獲得というプロセスを

いわば将来に向かって投射したものを

僕はこよなく愛していた

そしてただ信じていた

その夏草を空へ投げるように

熱くなった頭 熱くなった身体を

より熱くしようとしていた


  × × ×


朝になって、僕は考える

この朝を僕はうまく

やり過ごせるだろうか、と


そして朝が過ぎ去る頃、

僕はまた考える、

いつまでそんな風に

考え続けるつもりなの!って


僕は 夢を 見ている

夢の中で 僕は

君を 探して いる


  × × ×


染まれ

もう二度と夜の街

歩かない


  × × ×


僕の頭の中には いつでも虚構があった

そしてその虚構は僕の未来を照らしてくれた

でもそんな時に側にいて欲しかった人がいる

太陽の季節へと帰る兵隊が並び・・

(戦争は、僕を追い立てる象徴だった。

砂漠、それは――不毛のことだ。)

ガリガリというペンも 

ジロジロ見てくる雀も 

ゴミの山のように辟易してもいた

脈絡がないからこそ 僕らしくて

そのくせしっかり失望もして 

それでも諦められなくなる

僕の頭の中に住む無限の登場人物よりも

そして無限にも等しい文章よりも

大切にしたかった感情がある

何も見えない想いだけが防空頭巾になって 

僕を覆い被せる そしてそれは熱風のように

息苦しくさせる でも熱くなった頭 身体 心は

君にとっては理解される感情であるはずもなく

そしておそらく一生 分かり合えるはずもなく

涙も出なかった 哀しい記憶として辿ることも 

僕には出来なかった 

恋 はそうして終わったのだ

コンピューター・ゲームより稚拙な感覚で


  × × ×



          恋 は
            gone without words
            ことばもなく 去りぬ

        夢 は
          stay with me
          いまも ここ佇んで



  × × ×


forever more
 
出逢わなければ幸せだったのに 

添い遂げられず 

裸足の青春 

それでもまだ信じて

forever more 

声をかけられて鍵穴を開けた 

あの日に戻るはずもなく 

帰り道も潰えて 

これで最後かと想う日

forever more 

もう何も見えなくなっていた 

なのに君の顔の形だけ覚えて

焼けこげたグラウンド 

残り火がはぜる

forever more 

いっそ名残雪だったら 

ひんやりとしてこの熱

消化するみたいに 

てきぱきこなしてくれたら

forever more 

不思議と意味なんて

考えずにいられたのに

君の温もりが僕の記憶に 

染み込むこともなかったのに


  × × ×


どうして心は偽りを

重ねてしまうんだろう

永遠なんて求めてはいけないと

僕は知った あの時

にも係わらず飽くなき挑戦なのか

僕はまだ永遠にあこがれているのさ

春から夏へと変わりゆく

その時間の中に

君を僕のものにできなかった 

その時に突きつけられた

追いつ追われつのシーソーゲーム 

それで一つ心が終わったのに

四季を通じて 心を調理する為の

スパイスが

それをあきらめがよすぎた僕として

処理し始めてる

(後を追わないっていうこと!

なんだか、潔すぎるってこと!)

あれから随分と時が経って 

神の不思議な摂理のように

君のことをぼんやりと思い返してる

はあはあ、穏やかで優しい日々でしょう

でももし まかり間違って

君が僕のことで泣くような時があれば

どうか写真に問い掛けてみて下さい

あなたは恋している人の名前を知っているのです

もうそれほど何とも思っていないけれど
 
そんな風に思う 誰よりもそう思う 

あなたに必要な愛されているという気持ちを

満たしてくれるはずです

メルヘンなんかよりずっと淡いものを

求めるようになった僕はといえば

未知と神秘と不思議が垣間見せる

麻痺した良心の策略で 

自己矛盾の生命を取り戻すのだ

隆起していくものではないだろう

完璧には程遠いかも知れない

でも萎びていたもの 干涸らびていたもの 

乾かされたものも 枯れていたものも 

良心に咎められることもなく続く心の領域では

まだ眠れない夜が続く

また終わらない夜が続く

淋しいくせに始末に負えない感情

成長するわけでもなく かといって

消滅するわけでもない 

でもそれはオーロラ色 

僕にとってみたら 精神衛生上の正当防衛

銀色も白色も オーロラ色で 僕にとってみたら

君の素顔を早く見てみたい欲求の

オーロラ色

ふしぎなかがやきさ


  × × ×


想像の中で僕はまだ呼吸をしている

しかしそれは想像に過ぎず 想像から

現実へとすり替わっていくということじゃない

それでもそれは夢じゃない

いずれの時も思い描く理想の形

――思い出の中で 木漏れ陽の町を

歩いていたら

僕はずっと下ばかり見て俯いている

俯くしかなかった あの時の僕は

それでもやっぱり空を眺めている

顎を上げて 少しだけ姿勢を正して

あれから歳を取った僕の目には

尊大と我が儘と放縦という感情の網目が解る

それは斑模様 縞馬 天道虫で 

斑模様と言い表すことも出来ず 

されど くすぐられる網目で感じて

時にその目映さに応じて・・

そう 僕に いっそ斑点があったらよかったのに

蜉蝣みたいな儚さがあればよかったのに

カメレオンみたいにもっと容易く

色を好きに変えられたらよかったのにと

い、まじゃ思い描いてしまう


   考えてしまう、考えてしまえ・・・・・・


きっと木漏れ陽の町じゃ

誰もが俯いている

(根拠はないけど、おもしろくないんだよね。

夜空だったら違うんだぜ。)

星に手が届くように 

誰もが届けと あの頃の僕みたいに 

間違えたステップの言葉 foreverと呟きながら

不思議と意味なんて考えずに

ぼんやりと押し出してしまう単語

今 石に蹴躓かないように言い直す

君へと続くステップにする為の言葉

forever moreと単語を付け足して

少しだけあの頃の未来を考えてしまう


   考えてしまう 考えてしまえ・・・・・・・


僕の若さはもうじき終わるんだ

終わるから今こうして

思い出を綴るのだろう

(ああ! 馬鹿になるって素敵なことかしら?・・)

それは遠い日からの贈り物のような

甘い響きをもたらして! 上辺の幻想を

そうさ 無味乾燥の日々を打ち砕く 

ただ一つの奇跡のように 今瞼に蘇るのだ

シャッフルし 神もなく道しるべもないように 




        ステンドグラスのなか―――――

          ( 記憶という曖昧な、

               イリュージョンはどこまでも美しく踊り

           甘美な音〈 狂詩曲 〉楽を奏でる、

                       それほど(に)

                I love you so much.
              “あなたが 愛しかったの”





          恋 は
            gone without words
            ことばもなく 去りぬ

        夢 は
          stay with me
          いまも ここ佇んで





アノ頃ノ僕ハ一体ドンナ風ニ

見エタノデショウ・・・・・・

誰モ教エテクレマセン



(ワカルカイ? 歳ヲ

テメエモ喰ッタンダゼ)


アノ頃ノ僕ハ一体ドンナ風ニ

見エタノデショウ







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