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詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう~

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2018年04月24日
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AVE写真illus.詩N1908 1608 No.9p



記憶は何も語らない/僕は僕で何も語らない/でも高度な資本主義が
そうであったように/いつかの僕が記憶を語り始める/永遠はそのようにして
生まれた/意味や理由を繰り返す/消えやすいその飛沫/魂はそんな車
輪を求めた/蒼穹のごとき沈黙に飛ぶ鳥/傾斜を辷る貧しい慰め/不毛
な性の話/青い部屋の中の気の狂れそうな時間/そして薔薇の残酷/
陶然とした鐘鳴り/頭の中に誘蛾灯のような白く冷たい光があってかげ
ろうのように周囲に燃えたっている/僕はくわえ煙草に火を点けている/
眼を開けると三十年間の知識が切り刻まれたような一つの詩が生ま
れていた/水は匂い/風は揺らめき/時は尽きていた/しかし相変わらず
僕の記憶は何も語らない/そこで僕は三十年間をまったくどうでもいい
ものにしたいと考え始める/いつからだろう? 僕は石鹸の泡に埋もれ
ながら浴室の鏡みたいに存在していると感じはじめたのは/芥子粒よ
り小さくなりたいと考えている/必要のないものは地獄ではなく天国で
あるのかも知れないとも思う/もうすぐ夏の嫌な季節が終わる









原画サイズ/特大サイズ

詩とArt_Works: 塚元寛一さん &KAMOME_STUDIO
画像素材: イラa。写a






最終更新日  2018年04月24日 18時50分45秒
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AVE写真illus.詩N1907 1608 No.8



In the water


水と空気の世界
透質のリードフレームから
変換/輸送/貯蔵する
侵入経路
水位調整しながら
【胎盤】へ・・
活動電流の泳動
回路と器官の符号
水中の夜光虫
眼隠しして球体に乗る
微風のごとく接近して来た小さな影
ディオニュソス的なタンバリンがある胸
頭上でモーター・ボートが
見る見る遠ざかり
この小さな箱庭は完成する
そして紙屑でも丸めたように小さくなる
駝鳥が産卵のために穴を掘り
砂をかけてそのまま放置して
自然な孵化を待つように
蛹から抜け出る蝶
ニンフの愛を裏切ったために
盲目になったダフニス
僕は思う
七つの大罪の一つである怠惰は
けして肉体的な怠惰ではなく
より高尚な憂鬱をもたらす
心的な無活動であると――









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詩とArt_Works: 塚元寛一さん &KAMOME_STUDIO
画像素材: イラa。写a






最終更新日  2018年04月24日 16時14分24秒
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2018年04月23日
AVE写真illus.詩N1906 1608 No.7



“Custom”
the rhythm and action
" the rhythm tracks"









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詩とArt_Works: 塚元寛一さん &KAMOME_STUDIO
画像素材: イラa。写a






最終更新日  2018年04月23日 10時30分15秒
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2018年04月22日
AVE写真illus.詩N1905 1608 No.6



砂地植物


糞便性大腸菌群
胎蔵界曼荼羅
緊急時防護措置準備区域

・・・光が全部吸い込まれて夢のような色合い
・・・・王朝絵巻さながらに絢爛豪華

 ヲ シタクナッテイル
 ヲ クナイ  ツクルト  ノ  ノ









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詩とArt_Works: 塚元寛一さん &KAMOME_STUDIO
画像素材: イラa。写a






最終更新日  2018年04月22日 10時00分37秒
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2018年04月21日
AVE写真illus.詩N1904 1608 No.5



・・・・蒸し焼きにされそうな、
特別な夏―――

澄んだ青空が広がって、
鼻孔をむしむしする熱気に広げて、
(プロジェクターではうつらない夏、
パソコン画面ではうつらない夏、)
首筋のあたりにじっとりとへばりつくような汗・・

昂奮を!
白と黒の大理石で飾られた、空。
白と黒の大理石で飾られた、空。









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詩とArt_Works: 塚元寛一さん &KAMOME_STUDIO
画像素材: イラa。写a






最終更新日  2018年04月21日 11時48分28秒
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2018年04月20日
AVE写真illus.詩N1903 1608 No.4



ひよこ


孵れる
ピヨピヨ鳴いたり
翼を羽ばたかせたり。









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詩とArt_Works: 塚元寛一さん &KAMOME_STUDIO
画像素材: イラa。写a






最終更新日  2018年04月20日 20時10分56秒
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2018年04月18日
AVE写真illus.詩N1902 1608 No.3



ロボットみたいな声で雨が落ちてくるような日。
流れてきた樹脂が固まったような形をしている。









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詩とArt_Works: 塚元寛一さん &KAMOME_STUDIO
画像素材: イラa。写a






最終更新日  2018年04月18日 21時18分22秒
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AVE写真illus.詩N1901 1608 No.2



be all one


―――焦燥か嫌悪か得体の知れない、
不吉な塊に心を押さえつけられそうになりながら、

暗かった心の中に一点の明かりが点じられる。
胸の中のもやもやがすっ飛んで、
心の奥から揺り動かされるような感動を感じる。

感情の顫え・・。
窓いちめん映る青。









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詩とArt_Works: 塚元寛一さん &KAMOME_STUDIO
画像素材: イラa。写a






最終更新日  2018年04月18日 20時12分10秒
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AVE写真illus.詩N1900 1608 No.1



りんご


りんごは、樹にあります。
てのひらへのせたつま先に、
すがすがしいりんごが、
夢遊病者のような夜中から、
そっと、こぼれるとき、
一度も空を翔んだことのない
鳥のための、
秋の朝――。









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詩とArt_Works: 塚元寛一さん &KAMOME_STUDIO
画像素材: イラa。写a






最終更新日  2018年04月18日 16時24分50秒
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2018年04月14日
AVE写真illus.詩N1899 1607 No.40



今日が終わる
It ends today


夕陽が沈んでしま――う・・・
生涯何度目の夕暮れ――。
ああ、なにゆえに身をなよぶ・・。

あたりは閑嚥む氷の四面楚歌、
夜のやさしい唇、ゴム製品・・・。
せつなきことはかぎりなき。
誇りもいまや手函のように黴はゆる。

かなしい空に青の夢。
切ない胸の杳い時。
ながれながれてゆくなるか?

この――玩味・・うたがわしげに・・
この――氾濫・・・つまし心の連弾・・・
すべてのものはうつくしく、かがやかしく、
されど波来て、城呑む、この畦道――。

さてもかなしい薄荷草、
あとには蕭条たる枯れ葉と、
メダル色の蠅が哭く。

今日も、昔ながらの、歌づくり。
よるべなきだが、よすがもなき。
せつなきことはとめどもなき。
ながれながれてゆくなるか?

夕陽よ、沈め、
後の祭りのアトカトラズ。
腐った眼玉の、アトランティス。

慣れしばかりに耐えもする。
嘘もつけば笑いもする。
十代、二十代、三十代、
貧しき夢のアーバンライフ。









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詩とArt_Works: 塚元寛一さん &KAMOME_STUDIO
画像素材: イラa。写a






最終更新日  2018年04月14日 20時25分21秒
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