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詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう~

詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう~

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2011年10月15日
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カテゴリ:ムーヴメント
  603


 セロトニントランスポーター遺伝子。・・絶望の形!

 死刑囚、戦争の兵士・・自分の境遇をいかんともしがたいと思った時に、人は衝撃効果に、

 ――達する。・・・でも、あなたは、キリスト教徒が永遠だと本当に信じているのか?

 ・・・おい、――足掻いてみろよ蜘蛛の巣の中で、蟻地獄に堕ちてゆく自分(を、)

 これがハートだ、だ! 狂気に破滅した奴等が何をなくしたか――俺は知ってる!

 人は死ぬ運命。人は不幸になる絶対。だから、運命を共にしよう・・・愛のため!


  604


何年か前に・・・和歌山の串本の話になって、UFOを見て、「おぬし、やるな」って感じで、

それ以後、星新一さんを尊敬してるって。なんでも首つっこんじゃえばいい、ネッシーだっ

てネス湖にだけいさせるような文化は駄目だなって・・・。もっと発作的な無名ism。財閥じゃ

なくて個人商店。トリック写真を撮ったのもモデルケース。いまじゃフィードバック。


  × × ×


  フィールド・ケース
 
 謎は場所



  605 

       フェーズ
 時代の波の位相、パレットナイフの錯綜・・

 「人は自ら望む、・・・笑うことを欲するため」
   りゅうこうぶつ
   流行物が――「約束するよ!」と言いたい時のように、僕も才能で応えるよ、

  愛してる・・・生命の欲望が雷雨・・黒雲――すなわち煙の及ばない場所で!

    あなたのような人は特別よ、・・・あなたのような人は見たことがない!

     たくさん(の、)勘違いピストルを空に向け・・本気で「I'm in love with you


  606


 宇宙の名前は消えてしまう

 されど光明に到達しようとする人の心さえあればいい

 運命の底に君臨している天上のほまれたかき聖殿よ、わたしをとがむるな、
                      いら
 嬰児の瞳にはツきりとみむる純粋な応えに宇宙、遠く感じられたから


  607


 夏の終わりに近い晩、・・ロマンチストが地球儀を回してる――

 彼がかくも生き生きと描き出した、抽象のように・・

 独断!虚偽!不確定! ・・・そうさ、DARLING!

 僕の瞳がなくなくっても、・・ハートがここにあることを知ってる――

 抱かれても否定できないだろう、手放したくない理由が我がままであるように・・

 ・・・そうさ、DARLING! あなたの心が欲しい!・・心臓の鼓動より優しいもの――


  608


 とりあえず二週間後の水曜日にまたお会いしましょう、では、と歩いて行こうとする外国

人に日本人が待ったをかける。あの、それって何日ですか? スケジュール表をめくりなが

ら、十三日ですと答える。すかさず、前日に電話を差し上げますか、それとも朝ですか、と

聞く。外国人の彼は悟る、几帳面と神経質の違いは常識とモラルとの駆け引きだ、と。


  609


 人がどんなにしても解けないものを《矛盾》と呼ぶのならば、すべての思想は《狂言》と

言えるのではないか。現実の悲劇が、僕自身が選んだあらゆる犠牲を、もしも、真実に表現

するのならば――ポーにも、ダンテにも・・・屈辱の描写、過去が痛ましすぎて未来に希望が持

てない絶望を誤魔化しているようにしか見えない。(残念ながら、)そんな厳しい意見を言

えるのも、世界でたった一人、僕だけだ――僕は死の家に住んでる。神は僕を呪った。だか

ら僕は僕の黒い翼で、しろい空へ行く。・・孤独、僕の純真な魂をかがやかせ!


  610


 男が屁理屈などこくものか、

 ふとく強くたくましい腕から太陽の焦げる匂いがして、

 やさしい友情も、切れやすそうなほそい糸も包容し・・・

 男は残酷に否定する、われは都会に不似合いな一頭の野獸。・・・。


  611


 やわらかい音楽が 遠い部屋から 流れてくる

     小さな野原の 雪のような 静かさで

   クレヨンにふれている ハンモックのひもが

     ほどけるような 月光の木々――――――

    「・・・あの日の太陽が壊れてゆくプール・・・」

  ――いつまでも いつまでも 消えな い――


  612


 ウィスキーのCMにでてみたいとおもうぼくがいて、ボーナスをもらった日に離婚届ださ

れてシベリアへとんで焚き火しながらのみたい。インチキくさい、やらせだ、でも提案した

のオレねっていう。ニューヨークに行ってカメラ盗まれて、バーに入って、ウィスキーをの

むのもいいよねー。地下鉄でなぐられて、ビジネスマンに、さしだされるのがいいねー


  613 カレンダー


 泳ぐことが出来る それぞれの色を

   冷く澄んだ餌がひかる口内の空

  鳥を求めるとき そよ風は囀っている

    母のおもかげ 雪よりも濃い 壁の白

   
  614


 ちょっと人生に行き詰ったくらいで死ぬ奴があるか馬鹿野郎

 てめえの人生まだ始まったばかりじゃねえか、

 おまえの夢も、挫折も、そしてそれを支えてくれる友達も、

 いまからいっぱい見付けて、やり直していくのがおまえ人の本分だろう。


  615


 さみしくて 泣いちゃった

   形のない明日(が、)きれいなけむりをはく 冬――

  「・・・もう一度、愛し合えるかしら?」

     ――それは 聞かない 約束――

   「ユキってさ・・きれいな――カタチしてるよね」

       子供の頃ね・・雪の結晶を折りたたんだら、――ユビワになるって思ってた


  616


 一定地域の住民が、慣習的な権利によって特定の読書・絵画・クラシック・ミュウジッ

ク・食事・寝巻きなどを共にする。二重三重にして思考パターンを一緒にする。マインドコ

ントオル・・・たまにその手の映画をみせる。おなじ宗教にはいらせる。テレビをみせる。そこ

ではじめてぼくがネコが嫌い、犬が好きという。みんな笑う、かれらどっちも嫌いと笑う。


  617


 ブローチ身がまえ 自分も高くなる冬の星空

   (・・・君は先を急ぎ、誰にも知られない内に、瞳の色は曇っていった。

     いまは苦しい? ・・・季節が、移り変わってゆく時、――ふと、振り返る


      「じゃ、・・さよなら、また近いうちにね。」

     中身のない消しゴムのような気がする――雪!

       Girl Friend(の、)面影を探す・・・夜明け前のおやすみ


  618


 「なんてはかないものだろう・・・、」

 あなたの心は海だから   いつまでも流離っている

 「それでいて、なんて優し いの」

 ふたつの愛も、いつか   あおいお空にたゆたっている


  619 よくあること


 「そこまで突飛なことじゃないんだが・・」

 「え?」

 「サンダルに靴下って変だよね・・いや、絶対変だって気がするんだ」

 「ううん、気にしすぎよ」

 「でも、裸足になりたいのか、靴をはきたいのかっていう命題だよね」

 「メイダイ! ちがうちがうちがう、ゲンジツテキナモンダイ」


  620


 ぼくはいかない。ここにいる、おばあちゃんのこの家に。

 いなさい、母はかえる。さようなら、おばあちゃん。年金でがんばって。

 こどもビビる。まって、ぼくもいく、ごめんなさい、すぐ支度する。

 きゃあー、いいこね、すごいわ、明日から梅干しベントー待ってるわ


  621


 ――もし人に仏性があるなら 悟りを開く境地とは何のことなのだ

 ――しかし私はそれが修業によっても 日々の生活からも得られると思っている

 ――あなたは澄んだ眼を美しいというが 私にはどれも濁って見えるのだ

 ――いいえ もしあなたが仏教なら すべてに蔭日向なく接することができるでしょう

 ――どうか私の怒りや憎しみや悲しみも 夜 ただ一人恥入ることを知って欲しい

 ――それでも いつか すべての感情が消える日に 私は仏と一体になりたい


  622


 おまえは生命の奇蹟 まさしく 無敵の存在感!

 ヒエーッ その自意識、その顕示欲にまったくのところ、

 悲劇に包まれてたその魂だって、うらやむだろう、おまえの衝動、衝動――

 劇的な青春 、くさりきった脳髄にひびきまくるおまえのゲイジツ的美!


  623 自由律俳句的五行歌 2


        ゆうやけがきれいに招かれ座すや夏の海

        天の岩戸に抱かれ背骨腕時計を外すほど

        風鈴鳴るのを休めたらさわりたい

        啄木忌ぽきりと意志折れよもさびしからむに


  624


 イジメをしている人のおかあさんに、涙ながらに打ち明けた

 するとその子が次の日から、学校に来なくなった。

 その子と大人になってから再会して、おれ、だれかにイジメられてたんだという。

 転校したいきさつを聞きながら、いったい誰が転校したのか、と背筋が寒くなる。


  625 


 石段を駆けあがる草履の音がした

 ・・・もしや、私の師ではないか・・・

 星の深さに浮き輪はなぜかむかい風

 向かい風――向かい風よ・・・

 涙が出るから声出ない魚をゆめ見るかな


  626


 引っ越しをして、ものみなすべてなくなったガランドウの部屋

 みんな儚くも寄り添おうとしていたのだ、

 そんな感傷のさなか、足下に一枚の写真が落ちテいやがっ て、ひょいと

 ひろいあげると、ニタニタ笑う、――どんな写真であっ て も・・・。


  627 夜の雰囲気


 わになった煙草、暗がりで眼をぎらつかせながら、

   灰を落としてはいけない、煙が糸のようにほつれもどかしく、

 いっそもう熱くなって、画鋲で留められたひび割れ、

   ――遮断機は上がる――

  テーブルクロスの上に、・・・いったい誰が!

     ・・・いまも、どうかしてる、窓枠、前髪、・・大分前から――


  628


 広い森の中に住んでいました。みんな裸で暮らしていました。

 誰とでも好き勝手にやって、好きな時に食べて、好きな時に遊びました

 こどもがうまれれば、みんな自分の子ではないように振舞いながら育てました。

 こどもが死にました。みんな、自分の子だと言いました。


  629 彼はいない、彼女はいない、誰もいない


  キュルル らしくない
         ・・・らしくないって何よ?
    ――rain rain rain rain
 金曜日の夜あまりに作りすぎてしまった
雨抱きしめる他ない――風を避けた所で 斜めに 進んでる――rain rain
  (はじめての はじめての) そして もしかしたら 
    







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最終更新日  2015年11月28日 08時50分22秒
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