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詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう~

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2011年11月13日
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カテゴリ:ムーヴメント
  1行「狐火」

       けいけい     やぶれしょうじ      ほかげ
宵の明星が?々として、破障子に薄暗い火影がさし。

          いんしやう も 
真直ぐに走つて、印象は漏り出づ


ひゅるるん、つゆの玉簾


  1行「カメラを構えた男」


いまの撮った?


恋を重ねてはてしなく卵を生みてその口へ持つてゆこうとしている


  1行「月」

                               せな
血だらけの手をあげた、くろくて、巨きくて、その背に遠い昔のある言い伝え


問題の絵は、傷ついたまま、(犯行者に、)ダイヤのような輝きを与えるでしょう。


『天空の城ラピュタ』に出てくるムスカが絶えず呪文を唱えているアラビア人に見えた。


一本の指がつんのめつた。ぬめるといふのに納めがほ


  1行「赤ん坊がうまれる」


満腹デ腹ガ膨張シ、ぴょくり


はしれちょうとっきゅうお酒の名だよフウ一息で五臓六腑に沁み渡るウオトカ


いちゃいちゃ、指を口にくわえてぴゅうぴゅう劇しく鳴らす成分は医者が癌です

                     あたらよ
べんべんと(すらすらと事がー)この惜夜


  1行「野原」


なんにもない空を見ていると、いま頃、冬の石が落ちてくる


新聞の為替欄を読んでいると、うらわかしoboe


  1行「どことなく」


何処からも逃げたい時は[静止・早送り画像]のビデオチェック

                 とびうお
「君は時計をもっているか?」「飛魚に翼が生えたようなものを」


雨が降ったら好きじゃない、晴れだったなら花じゃない、曇りだったら濃いじゃない


  1行「歩くセーター」


尋常ならざる毛深いものが、「ピクニックいきます。では」という


うみだってかみさぶ


  1行「ぶら下がる」


めだまをむいてる、はんぱじゃないかきがうれしい。

             とち
ひかりがこぼれた橡/いまし方、日がくれて鋸/いまこの瞬間の溶接とみずおと


  1行「ピックアップ」


きいちごのしげみに a ふるえるねこ b せみのしがい c それをながめる森


つめたくはりつめたくちなはがゆく、鱗、鱗、大理石、鱗、


紐のような細い溪、そそり立つは山みずからのすばらしい日々


母親は銀行口座に「テーブルが苦労する」と言いにいく


  1行「1行詩の心得」


途中で全く偶然に、花になった


この風が吹くと夜の柵――月の動物園


ぼおっとして


  1行「わたし、おなかへっているのです、ご主人様」


昼食が宙吊り


スープのむたび中世の猫背


グリーンワイフは中毒や酔っ払い、ゴムが緩んでポップ


  1行「マザーグース的」


ダウンタウンのモーテル、スペアのきかない四つ奪われる


レバーのステップ、カーニヴァルがお好き


  1行「会社の常識」


月光は卒塔婆を現像液にさらす、(どこからか)ひゅーんと廻転機がまわる音


私の腕の中で泣く、殺虫剤も、住宅ローンも、夜中に起きれば、赤ん坊・・。


夏の日に泣いて、地球にKISS/プールにびっしょりとしたシャツの涙輝く


台所の流し、石炭、炉、オーヴンのドア(「斑消ゆ」)を埋める


  1行「ナニモノベレェレェーナーイ」


赤ひび粘土で目の角を滑り降りる(唇の曲線は、)沸騰激怒ほとんど刺殺


携帯電話の解約の理由をきかれ、仕事辞めたので払えないとつい素面でこたえ


善良な男ーそこにずっと座ってるつもり?と・・。


  1行「オーマイベイベー斬新じゃなーい?」


石のヒットは、波紋の中心/ブルース“開けゴマ”でアクション漆喰の亀裂、猟犬の感傷


CANCELできないよ、またしたいな。/だって“うらわか、なまめか、みずみず”


石の化石/繭ではなく、繭になった/余罪のない完璧な存在


  1行「眠っているのか、いないのか」


よく眠り、ア・カペラ


乳白色の香りを叩き、ヒップニ叩き、父のためにときめく“赤ちゃん泣いてるぜ”


  1行「おーん、あーん、あおーん」


シャワーノズル、のろい! ・・ジュルジュルむらさきの胡蝶


ドゥゥイィッ! はしか[グー刺されたと撃たれ、]


  1行「16歳で、カユイ」


表面がたやすく剥げたり(する、)犯罪チョーク(「する」)オーバースキップ観覧席


絵を描かれました。NOTHINGに、この国じゃあ祈る彼は[今今今、]平成のコン今今


すべてのVS[  ]を埋めなさい散々空欄でもう槍豊富


10歳でチョップ、枕もとにあった例の原稿で着せ替えわれわれ人形的chop


予想外の急用/芸術的なエラー、レトリックを作成しますかユングの原理で


島を生むバナナ園


  1行「同じです」


。 。 。 同じです。 。 。


ベートーベンになりたかった、コインの反対側で

            ブラック・メサ
淵瀬も知らず、台地の影


夜、布団に太陽の匂いがした


布団の下に顎を置く/漬け物がうまく漬かっていない


  1行「海沿い」


FMは自然交響曲、風がきもちいいね、わりと


文字化けしてハトの影/よくはわからないけど、ロザリオにピースv


((( 判読不能 )))  たとえば{刺激官能、権利宗教}わたし(「は」)


一つの顔があらわれたダンスは(火の周りで、)沈黙の音楽、区切りと悲鳴と、うめきと


短い言葉は日本人のプロポーズに似ている。


細胞の揺れ/放棄された理由を推測する。


  1行「うし」


うしとはなしをした、うしは解散総選挙をぼくに聞きたがった。あした、と正直に答えた


ナルシシズムときくと、どうしてか同性愛者の粘っこい眼つきを思い出してしまう


ストライキを何故、賢い人(が、)法律にいれなかったのだろうかとおもう


  1行「大阪城」


斜陽は、城の外。


国民が汗水を流して働いている税金だが、ぼくはその光景をあまり見たことがない


失業者をなくすのは無理だから、国民全員失業すればいいのにと(たまに、)


(拍手)喝采を(拍手)喝采、喝采を――国民信頼回復の鍵は、完全独立国家


  1行「原水爆禁止運動について」


その前に、軍事基地反対、あたらしい憲法へと全面的転換のスローガンを


まもれない国もこわいけど、まもろうとする国もこわい


私は必要なものを得るために戦う、ただ撃つのではなく、高い基準で


地獄のような空想を生きるのです


記憶というものはこれからを素直に信じられるということである


徹夜明け:おまえの顔、必死でプリクラかわいく撮ろうとする女子高生に似てるぜ


眼にうつるものすべてには意味がある、だからぼくは眼をつむる


「ロジックは、高速道路を横断する」「なぬ、(刺激され、)透明高速になり骨となる」


キャアというてこりゃこりゃ/鳴かぬなら生まれてしまえホットミルクでおりゃおりゃ


追いかけようとする[遠く離れていく、]逃げる女、自転車、ベル、ライト、交差点


精神疾患派はスプーンを曲げられない、すなわち彼がスプーンで[その痛みの状態]


  1行「無言歌」


回り道するのがうれしい日は[思考停止ののち]いまアメリカに暗示かけられ中二病


ニガムシや、はんだごての爛れし痕


あなたは巨大な咽喉、映像(に、)する必要があります扁桃腺


人の心の宇宙に遮るものはない、ただ蔽うものがある


  1行「何べんも何べんも降った雪、古い[ー記憶ー]を辿って・・。」


冬、ほのめく青い街燈の下――「眠れ、谷間よ!」


湯呑みと手鏡を持って/青い庭(「へ」)/後悔は、逮捕されるまでの“時間”


  1行「ルービックキューブのイメージ」


腹が痛い時のトイレはむしろ騒音(「に」)亢進する。


ホルマリン漬けの魚は喰えない。 喜喜ウヒャヒャ


神様を捕まえろ!/クロッキー、クロッキー、めちゃくちゃテンポの速い曲

ベーコン・アンド・エッグズ                      ジャッカル
卵かけ塩漬豚肉/よく噛んで、ブラック・ドッグ? 山犬?



  1行「しーんと静まり返っている森」

                 
違えねえ、奴らはここに燈を残してゆきやがった。


髪洗ひゐて封書一片滝とどろけり/男の前にnoが落ちる。雪降るなか


われを見るすさまじき深きまなざし/空に白痴


わたしが知っています。――“母が持っていたこの夢”


風は花の匂い/妙に静かな美の彫塑ひとつの胎児(「を」)ご覧!御覧

しゅじゅめ ドーセン すばめ
雀、電線に、燕(=須磨へ、の暗号かも知れぬ)住まいへ、住まいへ

            (と、呼ばれていた“いくつかのぼくの部屋のひとつ”)
眼を曝す、オルガン、ギロチンの呼稱をなくした右下の奥歯よ


  1行「牧場」


あなただけのポニーテールを愛して/(ささやく、)溶岩よりも熱い、黒い馬


ソフトスリープ、フフ、選択するんでしょうセロファンンオのスピ


カンカンカンと鳴る微かな太鼓の音/燐寸が擦られる。“縞、少年の細部”/細胞の死


いいえ、汗


一片の花の愁いアールグレイに似て、とても悪い孔雀


  1行「君は君だから」


解き放ってください、復讐への序曲(あなたは、)不思議な遣瀬なさ新しい王は、痛み


なかで燃えている紅葉








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最終更新日  2015年08月07日 09時44分24秒
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