652150 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう~

詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう~

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2011年11月13日
XML
カテゴリ:ムーヴメント
          クレーン そうび                                フェリ
かくまでも蟹紅き起重機は薔薇なる胸騒ぎべにばなの香おぼえそめにき旅客船

叙情のともしび薫るがごとき灯台は白亜紀をかもして

                             りょくようへんぺん
オノマトペで表現できる緑の動きかへりみあえていま緑揺翩翩けざやかに

スローモーション映像みたいに零れる度に啓く夜の面影


ワルウゴザル アイサヤウサヤウ アイコノクラズム アーバンライフ

222とto me不思議な偶然の色彩りが何故か僕を咎む

       やなぎ       あ
われを託たむ揚柳の尾ひれ生れ出でし狐の尻尾すゝきかな

あらくさかをる鎌投げる首狩や祖先古墳の変身なりし


老公孫樹トーテムポールの十字架 インディアンになりたき我等

忽ちに巨鯨を逐ふ我故にこの予言はもうひとつの臓腑突き抜けて滅亡

                            こだま
返答のない名前の坩堝だ! コンクリートジャングルでの反響は!
さいろうとうろ
豺狼当路のぼせあがった回路に ドンナユウシャヲ ドンナセイジンヲ

帰省ラッシュのニュースに気勢削がれる奇声はされど「規制品」


何を目指し何を諦め何を獲た きらきらひかる あめのつぶやき

バリアフリー住宅はりぼて忍者屋敷のかたむきを透かすまなざし

                          はな
鼻が花! 明鏡止水 光風霽月 虚心坦懐の花冠!
                                           ひと
如雨露を持ちてまた置きてまた手に取りてつくづく花を愛づるいたいけな女性

た                ベンチ              ぬけがら
誰れが置き忘すれたの共同椅子にて演出過剰の空箱がひとつ

一斉に飛び翔つ雀は羽根それもいつせいに風ぜ吹き渡る逢う魔ヶ時

                             フレグランス
戦闘いは尽くることなく水霧らふ海にぞ眠れ血の芳香
                                   へたくそ
たからのもちぐされまだおれはほんきだしていないぞってね歌人


尾行る刑事は掏摸を警戒していた! ふふっむだだね さいふのひもゆるむ
                かさ
踏絵とゐう試金石に甲殻めく洋傘はなく茸はへ湿地茸はへなむ


飛行機のシートベルト着用ランプ のぞきつともる ひそかなたくらみ
きやんきやん
喜屋武喜屋武と吠える沖縄の犬は賢いのだ! いってみただけ


いそがしいいそがしいいそがしいいそがしいいそがし磯巾着

アゲ足をとってバタ足になるようにムシ足とってあるけなくなるきもち

       
絶えてし耳を藉さざりきストロベリーキャンドルの花揺れしけぢめ 
              くち          うた
つひに身の上を語りけり唇しめらせよ我が詩をきかせむ可憐

              かえたま   
やさしく歌ひ出でしかど蛙卵かえにける閃めく冬のほたるぶくろ

歌ひつづくるのみなれば孤獨なる花言葉わすれしクリスマスパレード


ひそかに何ン度もおいらは慟哭いた箱庭遊びをわかき循環りと看做し

鋸と鉋で! 釘と金槌で! 鍬で開墾ンせよ礎石事業ウ

地震雷火事老爺! 生垣ひそンだ蛇猪蜥蜴の尻尾きり

                             しかんたざ 
まよなかはセクハラオヤジ愚ッ不ッ不の和尚も只管打坐の修業ウ

石畳を掃き清めるならはしでカムフラジュバックする歯ブラシ頭
                                 バリバリ・エキスプレス
水を打つてもド頭に打たれる禊はもうできン我なれど夜は現役超特急

               そのふ
ひとりのみもあらざりけらし公園うち物語らひて我も消ゆる

知ったかぶりの歌男おろおろ男かのまめ男おたふく男


祖先伝来いわんや北斗のケンシロウ一子相伝をうかべる
                  ヴァンパイア・バット
月とすつぽん血吸い蛭の弟切草の吸血蝙蝠の面影


キスリングの謎に輪を掛ける人おりき! 遊山旅行に出掛けなむ

じしょをひかせたいとおもうだけさ登山用リュック画家も背負いし

おでこにゆびを一本つったてて古畑任三郎いかんせん容姿が


跨ぎ押し開き走って逃げる! ワッタシキオクソウシツナーンデース!

煙管乗り略してキセル自動改札を強行突破す! ラガーマン! イエースラガアァマン!

カワウソかカバかウソか看板みぃっけっネコホームズねこなだけ

                    がっこ               とき
「あの頃は好きじゃなかったな、学校」と見え隠れする内省の瞬間

首根つ子つままれてゐるように振り向きて君の読みゐし本が捲れる

                        とばり           アズィーザ
霜下りの戀に羞らふ、かく羞らふ、嘘は窓掛引く SHADOW愛人

                                  くに
印象派ドビュッシーの楽の音と睡蓮すなはちやはらぎの祖国

戀に戀する男いると云ふ大正浪漫を投影されよ三日月

                 かお  は   かみ   エプ
はや着替え寝巻き洗面所で表情に歯冠に頭髪に前掛けをしてワタシ
  あきなひ
京の商家を模せり店通し土間よ玄関から真っ直ぐうら口へ

裏庭の甃ぬぐうが如く掃き清め水を鼓動つ美なる媚たるくはへ
                   だし          しもやけ
竈にて薪を焚く飯を炊く味噌汁の出汁をとるワタシ凍傷の足
かり かた
借金の抵当に引つ張つてきた店だから甘いみつばちのデザートを用意する


ドキュメンタリーのように克明サイレント映画の意図ほど明瞭ウ

メビウスの輪の繋ぎ目を?ぎ取れば君は気付くだろうか切れ端

ぱちぱちと御破算! 商いは牛の涎さ須べからく焦慮ることなかれ
                  あきんど      おもて
ソロバン模様の服で何をせむ商人の建て前を表面に出して













お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015年08月07日 09時40分51秒
コメント(0) | コメントを書く
[ムーヴメント] カテゴリの最新記事


PR

カレンダー

サイド自由欄


  Art詩スライドショー

  作へ

  注目作へ
   紫苑1~水原紫苑の歌によせて
     新たなイラストの扉がいま開かれた!




    詩誌AVENUEの 掲示板

    詩誌AVENUEの 私書箱

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

日記/記事の投稿

カテゴリ

フリーページ

塚元寛一のお部屋★


創刊に向けて


コラボ詩の心得


顔文字詩


『ふろいど』のために


311


オリジナル意訳詩


TITANのお部屋★


『ふろいど』


動物さんたち 1


動物さんたち 2


作家の部屋★


poet 塚元寛一さん


poet 田中宏輔さん


poet 香鳴裕人さん


artist 羊谷知嘉さん


poet samleさん


reviewer 澤あづささん


poet NORANEKOさん


poet 天野行雄さん


poet 黒木アンさん


poet はかいしさん


poet 紅魚。さん


poet しぇりーいすちゃん


poet 泡沫恋歌さん


e-shi トラ太郎さん


e-shi 黒沙鐶ミイカさん


e-shi コマさん


artist ホングウ セラさん


reviewer 藤一紀さん


reviewer 水野英一さん


poet メビウスリング詩人会勉強会


poet 僻猫さん


artist 美々婆々さん


poet カニエ・ナハさん


ミュージシャンのお部屋★


hiroyuki


森 ミキ


編集室★


ブックマーク★


Home


room 1 企画


room 2


box 1 ✔


box 2 ✔


box 3 ✔


box 4 ✔


box 5


pro1 陽気なこまどり


pro2 coffee


pro3 花のやうに


pro4


pro5 


PBook 1


PBook 2


PBook 3


PBook 4


PBook 5 ✔✔


PBook 6


PBook 7


PBook 8


PBook 9


PBook 10


PBook 11


PBook 12


PBook 13 ✔


PBook 14


PBook 15


長編詩投稿サイト


日本人 カモメ7440


水深九十八メートルの夜



月舞の宴 (コメント付)


1~71行詩


今日の写真詩:詩文by塚元寛一


No.1


作品


十一次元の詩人たちへ


青いレモン


『青いレモン』の前駆詩


古井戸の底に浮かぶ


オリジナル意訳1    by塚元寛一


オリジナル意訳2


オリジナル意訳3


オリジナル意訳4


オ意ロートレアモン1


オ意ロートレアモン2


オ意ロートレアモン3


オ意ロートレアモン4


オ意ロートレアモン5


写真詩詩文控え1   by 塚元寛一


写真詩詩文控え2


写真詩詩文控え3


写真詩詩文控え4


写真詩詩文控え5


写真詩詩文控え6


ひろやすさん写真詩詩文控え1 by 塚元寛一


ひろやすさん詩文控2


ひろやすさん詩文控3


ひろやすさん詩文控4


ひろやすさん詩文控5


wa!ひろさん写真詩詩文控え1 by 塚元寛一


wa!ひろさん詩文控2


wa!ひろさん詩文控3


wa!ひろさん詩文控4


イラスト詩文控え1  by 塚元寛一


イラスト詩詩文控2


イラスト詩詩文控3



© Rakuten Group, Inc.