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詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう~

2012年03月28日
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カテゴリ:朗読
オカムラヤスユキチックなセカイ 1





定規で線を引いたように、細長く伸びていた。そのすかすかの空間を、蜘蛛の巣が 
立体作品
朝光らせていた、メタセコイアの並木路。ねえこの道の向こうにはさ、古風なホテルが
           ・・コンセプチュアリズム、
あって、およそ気温というものが感じられないって、泊まった人は言ってる。13本も
          静かに降る雨を見ているかい?
     見ているっていいなよ!アアン!うおう!アアアン!うおう
         「袋小路?」
   ぬけだせないループ、無煙

のギターを重ねたホテルカリフォルニアみたいだね。イーグルスが昔、バラード・グル
     ぐるる腹が減る胚胎する・・「完結したもの」
       見える絵が魂の器だなんて言えるかい?

(る)ープだと見なされていたなんて聞いたら少し驚くよ。そんな風に、年月が、古い記憶が
       境界/魂の器は神話を求めている・・圧倒的な、海・・・
  「瞬時のうちに理解して一挙に作品空間が永遠を求めたのさ――」
思いがけなく顔を出す。迷宮の中の盲腸といえるかな。・・
    人間って、もっと混沌だよ!
   AでもBでもない、、ああまるで一瞬の交錯の内にZになる僕等!
 気のおけない古い友人と飲む酒ほど、うまいものはない。みんな古い出来事を忘れる
              静かな炎の呪縛
      誘惑・交換・出現するところの『呪術』

けど、黴の生えた古風な女、カトリック達がここにはたくさん住んでるんだ。笑いと明
    おしゃべりをしてい(る、)映像を見て声を楽しんでい(る、)
るさと賑やかさよりも、厳粛さ、ちょうどメタセコイアが強風の日、苛立った重い声で、
    ――充実へと向かう空洞に思え
  ――るさ! ――るさ! ――るさ!
      ――目をふさぐのが、サーカス

ののしり合うように轟くのに似ているかな。これが何キロ先にも聞こえたりする。
                ・・・・先へ行こうぜ
              ・・・・・もっと先へ行ってみようぜ
 ――そんな時に、ぼくは、足音を聞きつけたまま、身を起こさない「古い泉 カロッサ」
   大都市なんかじゃない、膨大な時間の「体験」
          ・・・介在する余地のないメッセージは、紙面の背後にある

の作品を思い出してしまう。「するときみは目をさます、――驚くことはない。」あたり
    放射能汚染・・
     君は生まれた頃から淡い不幸を感じてる・・
がすごくよくて、頭にいっぱい綿が詰まったような感じになってしまうんだよ。階段を三段
    飛行機の窓から地上を覗いてる
   身分証明書の誘拐・・三の不信、耳鳴り・・とばし読み、とばし
とばしでアンデスの峡谷を目指すようなね。でもあの詩句って、まだ活きている魚の皮を
   どんなチュウチョさ! ああそれはチョウチョさ! キョウザメ!チョウザメ!
剥いだあとで、波紋のような音のない微笑を浮かべ、「ディズニーの映画が欲しいんです
  わたし) 欲しいんです
  おれ ) 欲しいんです、たぶん
けど・・」と言って周囲を唖然とさせるのに似てるかな。アスファルト道路にぴったりと貼り
 ○×△□ー○×△□ー○×△□
   「つくつくぼうし」「つくし」「さしみのいけづくり」
つくバスも、低く飛ぶセスナも、・・・この町が好きな僕のように、循環小数の如く繰返しても、
 ホニャラライエー、うえっぷ、yeah
飽きることはない。長い長い通路のある神殿が、箸にも棒にもかからない俗物どもには、
  にゃららーん、にゃららーん、ほんとに、にゃららーん
その数千年の知己の如き逆光線たる自分がわからないみたいに、きっとそうだよ、この道を
              ・・・・この道を清潔なカウンターにしてしまお
         心理矮小化、新聞的質感・どうでもいいからねちまおうヘチマ
歩いていると心地よくて、テンポよく、色んなことを忘れてしまう。
      ぱんぱかぱーん!おめでとうございます
  「爆発後の噴火口的追体験・・灰が降る、砂嵐する前に死ぬ」
       ぱんぱかぱーん!またまたおめでとうございます!

 ところで、近頃、ここでぼくは朝や夕方、イヌをつれた奥さんに出会う。すごく落ち着いて
 て、て、て、・・
いる人で、二ブロック先か、三ブロック先に医者か弁護士の旦那さんと一緒に住んでるんだと
   (思うんだけど、どうかな)(どうかなって誰に、問うているのかな)
思う。きっとマイカーがあるんだけど、バスで移動して、スポンジを絞るような頭脳労働をし
  「はい、あなたは死にましたあ!」「撃たれましたあ!」
て、時々砂漠を越えるバスのことを考えるんだ。ごめん、いや、妄想だよ。/あなたは本当に
 ひとでに似てるね。うにに似てるね。なまこに似てるね。
 どうでもいいけど、どうでもいいのに似てるね――
詩人なんですね。/その奥さんは僕がとても優秀な詩人だと勘違いしているようだけど、ぼく
 ぼくは二十九歳、青年期の終わりを改装しています。救済はありません。
 告白しています、非在の領域で、人生から消息を断っています。
はブラインドの細いたくさんの隙間から、日々つまらない仕事をしている、うだつのあがらな
  アガラナは語られない、でもたぶんインドに住む魚だと思うよ。
  アガラナはさいころをふる人生ゲームによく出てくる言葉ですよ。

い詩人だよ。でもそんなぼくだから、「今晩の夕食、何にしようか」という話題がひどく快く
  あし、あし、あし、
て、他人だから何も知らないのをいいことに、この人きっとミートボールが好きで、朝、旦那
  ・・・眼鏡かけているがゆえに幾多の敗北をとりあわせた男として、旦那
さんの大好物のスパゲティーと一緒にとり合わせて怒られちゃうんだろうなあ、と考えてる。


















朗読と詩 by 塚元寛一さん  サウンド by hiroyukiさん


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最終更新日  2015年08月04日 11時57分23秒
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Re:朗読(2) オカムラヤスキチックなセカイ 1 (朗読と詩 by 塚元寛一  サウンド by hiroyuki)(03/28)   izchan さん
朗読はサウンドということを改めて感じました。
語彙が強調されてきた従来の朗読とは異なる世界ですよね。

繊細で柔らかな声質でやや早口に繰りだされる言葉たちが、
hiroyukiさんの音楽とあいまって
強弱の心地よい響きを奏でている。すごいな~
詩文にもそういう工夫がなされていて、
勉強になります。


(2012年04月02日 10時53分40秒)

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