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ライヴが始まるまでの緊張感。アーティストと観客が一つになる空気。
Sexだ。確かに。ストイックに歌い続ける。われわれも、聴きつづる。
駆け込み寺の訴え。濃すぎずスッキリとした味のものをガブガブとたくさん飲む。
珈琲で言えばカフェオレみたいなライヴ。ファムファタルを思い出すよ、
アンタの眼を見てたら。寂しいうしろ姿が、雑踏の中で消えてしまう。
ルイ・アームストロングなしわがれ声で涙するファンの人もいる。
少し前に十三へ行って、ライブハウスからこもれる音楽を聴いたよ。
売れないなって外から聴いていてもわかるくらい駄目だったけど、
生きてることは駄目じゃない。惹きつける力。
誰かが、ぼろぼろに泣き崩れるような仕事をしようぜ。
何が正しいのか、それはひとりひとりが決めることだけど、
魑魅魍魎が思わず、昇天しちまうようなエネルギー全力でいこうぜ。
スタンディングのまま身体を揺らして。一発芸みたいなプロレス技で。
人生のわけわからないこと、その一瞬全部忘れちまうような、
特別なもの、素晴らしいこと、僕は詩で探したい。
原画サイズ/特大サイズ
詩とArt_Works:
塚元寛一さん &KAMOME_STUDIO
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