at that instant
アット・ザット・インスタント
力学は物体と物体との間の関係としての運動。
だが、天体から地球までの茫洋とした隔たり。
[刑法における、“故意”の意義]
横長の小さな四角いフレームの中央に、飛行艇が一機、
真正面から鮮明に。ピストルの弾丸のように。
・・・ウートーン家とスパンブリー家の争いに巻き込まれ、
わずか7日間の間即位したのみで、ラーメースワンに暗殺された、
トーンチャン、あるいは、教皇派と皇帝派の派閥闘争・・。
――濁った朱の色を透かせた窓は流れ風にでも煽られ、
われは、なめらかで丸みのある短い渦巻き状の貝殻となる。
われは、重要なる戯曲規則の一に数へんと欲す。
打ち下すハンマーの尖端切り崩す鍬の突先!
レオナルド・ダ・ヴインチはこんな風に、薄暗い奥の仕事場で、
得体の知れない怪物が心の暗闇にひそんでいるような恐ろしさを、
時折には味わいながら、よりよいものへ、
(それは、生き物のように、徐々に、濛々と、地上をはい進む、
蜘蛛のような霧――・・)
より人間らしい方向へ働き得るものと信じて、
ノートを記していたのだろうか、右顧左眄。
丁々発止。ああ侃々諤々!
原画サイズ/特大サイズ
詩とArt_Works:
塚元寛一さん &KAMOME_STUDIO
画像素材: イラa。写a