闇に涵ったら何処だって売れる
そうやって色んな人間が混乱して戦争を生み出したんだなとわかる
多くのものを扱っていると多くのことがわかる
しかし肝心なことが一ついつもわかっていないこともある
それは黄色い水飴みたいなものだ
単調な波の打ち寄せみたいなものだ
音符がメロディーが襲ってくる
言葉のひとつひとつが連結して渦のようにぶつかってくる
僕が相手にしているのは僕自身であるかも知れない
そこには誰もいなくて
そこには平和も理想もいわゆる哲学もないかも知れない
僕には時々何もかも見えなくなる瞬間がある
どうして見えなくなる必要があるのかを考える
そしてこの先に待ち受けているものは何だろうと思う
だがそうやって考えた時にこの何百年や何千年がわかる
僕等はついに売れないものを見つけることができたのかも知れない
それがもしかしたら僕であるかも知れないし
僕の言葉であるのかも知れない
長い時間が教えてくれることではなく
長い時間を続けてきた何かがまったく別の答えを見つけたようでもある
僕はそういうものの道具としてあることを知っている
僕はそういうものの一つの在り方であることを知っている
でも僕はそれを神だと言っているわけじゃない
そしてそれが神であるとも思っているわけじゃない
原画サイズ/特大サイズ
詩とArt_Works:
塚元寛一さん &KAMOME_STUDIO
画像素材: イラa。写a