ガンズ・アンド・ローゼスが好きな君、僕もさ、と話してから・・
夜六時。
エアガンやガスガンを取り扱うミリタリーショップで仕入れた、
閉所戦闘訓練用教材は配備。
無口で、よくわからないといわれる、
君が持つ。
火薬を仕込んだ発砲ギミック付きの精密モデル。
永遠に訪れない。
寸のつまったような人差し指と号令、
探査線には地震波を検知するセンサー。
トリガーはつまるところ、対ゲリラ・特殊部隊や対テロ対策。
有り体に言うとその単純な危険性に魅力を感じるのさ、
蛾の羽根が顔にあたる、荒唐無稽なこまかくふるえる夜の磁界、
君は匍匐前進する。
風に飛び散る埃の粒は蟻のように群がる夜の破片、
VR時代が君を救う、
君が求めるのは人を撃っても死なない、遊び、
君は進む、進む。
何処にいても、思い出せるようにしている、
子供の頃の遊びの続きの感覚、放電、時間、季節、
二度と戻れない場所へ。
原画サイズ/特大サイズ
詩とArt_Works:
塚元寛一さん &KAMOME_STUDIO
画像素材: イラa。写a