象の椅子(4) 「ホット・ジュピター 51 Pegasi」2 (詩:塚元寛一さん フォト・アート:羊谷知嘉さん)
ついやさ れた もの つちかわ れた もの (柔軟を奮って弾丸になれ!) 瞳孔は光に焼かれ、泥になった! ―――円周率を数直線上で点で表すのと同じ! 、、、、、、、、、、 、、、、、、、、、、、、、、 眠らなければいいのに。必死こいて勉強すればいいのに。 、、、、、、、、、、、、、、、、、 どうしてそういう当り前のハードルを、 、、、、、、、、、、、、、、、、 自ら無理だと決めつけてしまうのか。 (コンクリートの衝立を却下した。) ただ「ヒトの暮らしも楽ではないな」・・・ ただ「時間が奪う安らぎ、かな」・・・・・・ うんきっとそう――― うん、きっと、そう・・・・・・・・ ここにも心理学がある。要領がいい人や、 目的達成のイメージが強い人は余裕でクリアできる。 (繊細なのではなく、狡猾。それは我儘なのだと、 甘えなのだと、言われない人たち。) ・・・・・・蝉の脱け殻を着て雨を凌ぐ。 ただ、短期間の学習であるため、 (蟻が行列になって運んでいく。) ...水が押し寄せている、雨、外は寒いからね、雨は。 完璧にきれいな字になるわけではない。 これは素養のない人が、無理に負荷をかけて、 (上睫毛と下睫毛を固く結んで拒んだ景色。) たとえば「虫入り琥珀のえいえん。」 表面上を取り繕った結果からはけして生まれてこないもの。 (閉鎖的な幸福感は、自尊心を肥大させ、魂を根腐らせてゆく。) 「目の前を振り子がとおる」―― 「灰皿に一万円札が燃えている」・・・・・・ やらないよりはいいが、やった分だけよくなるのも確かだが、 それでもお手本通りの文字になるわけではない。 (いくつもいくつも重なってゆく騒音は、仲間意識。) そしてプライドの高い人が辞めてしまうケースが多いんだな、 というのを思った。 (宇宙船で逃げてゆく。) ・・・・・・きれいな名前をもらった、あなたの名前がウソになる ついやさ れた もの つちかわ れた もの (柔軟を奮って弾丸になれ!)