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詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう~

全60件 (60件中 1-10件目)

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AVE予告篇

2017年07月12日
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カテゴリ:AVE予告篇

 

詩:kaz.さん
ツイッター:kaz. @yuichiminami

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最終更新日  2017年07月17日 13時44分21秒
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2017年03月20日
カテゴリ:AVE予告篇

詩:kaz.さん
ツイッター:
kaz. @yuichiminami



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最終更新日  2017年03月22日 11時53分26秒
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2016年08月27日
カテゴリ:AVE予告篇

 

詩:はかいしさん
ツイッター:
はかいし @yuichiminami

 

 

黄色で書き始める

 

 

黄色で書き始めるという文字は緑だが青で書き始めるという選択肢もあったというという選択肢は赤でという選択肢は赤でという選択肢は赤でという選択肢は赤でという選択肢は赤でという選択肢は赤で

ねえ別れようよ

なんで?

疲れたんだ。

じゃあ休もうよ。

一緒じゃなくて、一人じゃないと休めまい

めまい? 大丈夫?

テクスト読みはテクストを欺く

読まれすぎることを目標に読まれすぎる

言葉は言葉でないものをえぐり出し

散漫なサンマ、ほんまでっか、

ええんか、ええんか、

えんがちょ、えんがちょ、

言葉なんて覚えるんじゃなかった

言葉なんて覚えるんじゃなかったなんて覚えるんじゃなかった

言葉なんて覚えるんじゃなかったなんて覚えるんじゃなかったなんて覚えるんじゃなかった

偉い、詩を書いていたの?image00.gif

桑南だ。

カナンの地。

流されたのは?

血。

走れ! 遊べ! 鳥!image01.gif

小笠原霊長類!

明、行ってみたいな。

眠眠打破。

みんなの党。

みんなの言葉。

そんなもの、、、image02.gif

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最終更新日  2016年08月27日 20時35分07秒
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2016年05月09日
カテゴリ:AVE予告篇
紅魚。1~短歌詩50選
紅魚。6.ぽとり。

                          イラスト:ホングウ セラさん
                          ツイッター:ホングウ セラ@seramo2

                          詩:紅魚。さん
                          ツイッター:紅魚。@cleo19810402



 

 

白昼堂々

、って、ことばが似合う、やさしいむかしむかし。

骨の白の月と薬指の爪のもらい星。

にげろ、にげろ、

耳鳴りが降ってきた。

 

日差しがちりちりと髪を焦がしてゆくから、春と夏の境目に印画された影になった気持ちがする。

熱い風が耳を遠くする。

カラカラと溺レる。

 

月曜日って、ゆくところがない。

大きな公園も図書館も動物園もアクアリュウムもみんな、おやすみ。

凍ったゼリィみたいな目をしたウサギが、かろかろに顔を出して、大きな動物に淋しさを滴下してゆく。

 

分厚い皮がほしかった、なぁ、

二層仕立ての。

昼生まれだから、真昼には、泣きたい。



       21 CREO7 avegen06.jpg

 


       わたし、淋しくて淋しくて、淋しい。きっと動物園のカバより。 

 

 

 

 








最終更新日  2016年05月10日 21時09分57秒
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2016年04月16日
カテゴリ:AVE予告篇

              詩:鯨 勇魚。さん

              レジンアート&Photo:はちみつ銀行さん
              ホームページ:はちみつ銀行 http://honeybank.blog.fc2.com/



--------------------------------
題名

愛の宇宙くじら
☆ ハードボイルドスペースロマンチカ ☆
サターン! THE タ~ン!!

鯨 勇魚。×はちみつ銀行
____________ヽヽ____



          『座標MEPX ( ハジマリ ) 零れた指間

 

            No.002.jpg

 

   鯨が浅瀬に揚がる夜の水面に海星がれました。

   水溶性流動体を渡り鳥が行く。

   飛べぬ鳥の夢にもあるしあわせ。

 

   栗鼠が水晶体をがしながら笑う。

   を。狙う泡した桃色猫。

















最終更新日  2016年04月18日 20時19分09秒
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2016年02月02日
カテゴリ:AVE予告篇
                          詩小説:香鳴裕人さん
                          ツイッター:香鳴裕人/am @zxam9




『陽気なこまどり』



ひかりがおちていく
ひとひらの、ふりそそぐせかいを
あなたは
どんなふうにさえずる?

ねえ、cheerful robin
おしえてほしい

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

光が弾けて
巡る世界にその身を溶かしていく
ひととせの移り変わりに過ぎない
気温の高まりに触れるたびに
あの日に
何か忘れ物をしてきたのだという
おぼろげな欠落感がにじむ

何かを置き忘れたその日が
いつのことなのかもわからない
不変の真理のごとくに、世界は熱をひそめない

曖昧な過去に転がっている
僕の中にあったはずの何かは
いったいどんなものであるというのだろう

そもそも、それを
僕は本当に手に入れていただろうか

忘れたままに打ち捨てて
季節に身を任せても
何も失いはしないけれど

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

 梅雨が終わろうというのに、暑熱に溶け込む心づもりがまるでないというのでは、いささか不作法が過ぎるだろう。自分の内側で完結するはずの写像はぼやけ、それが何であるか定義することさえ難しい。そのイメージがきみであることを願う僕をどこかで疎み、どこかで歓迎しながら、息をひとつ吐く。その間も世界は変革を続ける。こうも様変わりしてしまっては、銀杏の木を見上げていた日々からどれくらい遠くまで来たのか、その距離を数えるのも馬鹿らしくなる。流れゆく時の、どこに自分がいるのか、判然としなくなる。
 せせらぎのように軽やかに、確実に、思い出すべき標石の数はこれからいくらでも増えるだろう。ひとつふたつ距離を数えてみても、どうにもなるまい。どのみち、仮に僕が夏から零れ落ちてしまったとしても、それが死を招いたりはしない。秋になれば、きっと僕はそ知らぬふりでレールに乗っているはずだ。
 寝室への引き戸が遠慮がちに開けられ、寝間着姿のらゝが、お気に入りの羊のぬいぐるみを片手で抱きながら現れた。三十半ば過ぎの大人が、いつまでもぬいぐるみを大事にしているのは恥ずかしいようで、らゝはそのことを外で話さない。僕だけしか知らないとなれば、今こうして目の前にいるらゝへの愛しさも増す。僕の知らない頃を起点として、月日が過ぎるうちにぬいぐるみは三代目となったが、今までのいずれも羊であることは変わらない。それはらゝが、眠ることをいまだに怖れていることを意味する。
 暗い寝室から蛍光灯の下へ出てきて、大げさにまばたきをしたらゝは、「仕事でもしてたの?」と、聞いた。「仕事というほどではないかな」と、僕は答える。らゝが寝ている深夜に仕事をしていることはままあるが、さっきまで僕がしていたことは、仕事とも言い切れなかった。「名前を探していたんだ」と、僕が付け足すと、「ああ、名前」と、らゝは納得してくれた。この2Kのアパートにらゝと住み始めてから数年が経つ。僕が、作品で使えそうな人名をストックしていることも知っている。
 小さなあくびをひとつしてから、らゝは、「少し、起きてようかな」と、言った。「仕事は?」と、尋ねると、「明日は、いや、もう今日か。とにかく、ビルに清掃が入るからお休み」と、返ってきた。ついでのように、らゝは「夢を見たんだ」と呟いた。「姫路が出てきて、もう、怖がらなくていいよって言ってた」ぬいぐるみの名前は姫路と言う。
 夢の持つ意味も、それを語るらゝの真意もはかりかねた。夢で見たことに賛するのも文句をつけるのも、野暮に思えてならなかった。ふと思い立って「二十年前、何をしてたか覚えてる?」と、別な話を切り出した。「二十年前って、高校生?」らゝは特に驚いたふうでもなかった。「らゝは、そうだろうね」と言うと、らゝは、「その言い方は、年齢差を意識させて私を苛むやつだ」と拗ねる。大げさな言い方をするらゝを愛でたくなる。「言い方も何も、事実、その時オレは小学生だからね」つい余計なことを言ってしまう。「こんなやつとは別れる、と言いたいところだけど、この歳で独り身になったら崖っぷちすぎるからさっさと責任取れ」諸々の事情が落ち着いた今となっては、責任を取る腹づもりはあるのだが、それはもっと雰囲気のある時に話したい。
 二十年前の今日、僕は何をしていただろうか。「小説を書いてみたいと思ったんだ」二十年前の今日、らゝは何を思っていただろうか。「二十年前のオレとらゝが、出会って、恋に落ちる物語」僕が面倒な事情を抱えず、そして、らゝがもっと自然な気持ちでぬいぐるみを愛せるようになる、そんな未来を描くための物語。ありふれた夏に、あるがままに飛び込む、そんな景色がそこにはあって。

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

きみという恩恵に浴しても
日々が拙く過ぎることには変わりなく
その中で見つけた情緒は拾いきれず
ほとんどが取りこぼされる
うっすら泣けるような気配がしても
それが何のための涙なのか判然としない
本当ならたったの一文で済むところを
それを表すためだけに
百や千の文字が必要になる
壮大な長編を書きたいわけではないから
やぶれかぶれでまとめておくよ
きみのせいだ、と

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

記憶の中で爆ぜた光が
真明かに描きあげるものが
もし、きみであれば

世界が降り注ぐ
きみへと

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

 梅雨が終わるか終わらないかという頃なのに、酷暑と言わんばかりの暑さだった。昨日が雨だったせいか、歩くたびに空気が絡みついてくる。制服の布地がはりつく。思考が回転する。ぬいぐるみの淡河を、うっかり出窓のところに置いて出てきてしまった。家にいる淡河が直射日光を受ける必要はないのに。私は自分に苛立ち、淡河の肌が焼けることを憂い、家に引き返したくなるが、最寄り駅まで来ておいて目的地に立ち寄らないのはどうなのか。
 左右に茶畑が広がる狭い道を歩きながら、駅前の自販機で買った缶ジュースで喉を湿らせる。安っぽいオレンジの香気は、夏を手招く地面の匂いの中では、ひどく異質なものに感じる。連れがいないなら、ウォークマンでも持ってくればよかった。先週、友達からもらったカセットテープは、まだ全部聞いていない。
 裏門を抜けて部室棟の前まで来ると、二階にある文芸部の部室のドアがいっぱいまで開いているのが見えた。これだけの暑さだ。せめて風通しを良くしなければ、部室にはいられまい。ところどころ錆びた金属の階段を鳴らして二階に上がり、部室の中を覗き込むと、そこには見慣れた友人の姿と、見知らぬ少年の姿があった。
 茜はこちらを見て「ごめんね、変なの連れて来ちゃって」と、苦笑しながら言い、隅に座り込んでいる少年はそれを聞いて、「変なの、じゃない」とむくれた。説明を求めると、茜は、「弟なの。母さんは違うんだけどね」と当たり前のように言った。「親が離婚するって話はしたでしょ? 本当なら弟は、母さんに引き取られるはずだったんだけど、事情が変わって、私と一緒に暮らすことになったんだ」そう言う茜に、安易な同情はできず、弟と暮らすことが茜にとって喜ばしいかもわからず、私はただ、「へえ」と返した。
 茜はひとりで編集作業を進めていたらしい。広げられた原稿には、ワープロで作られたものがずいぶん増えた。「ねえ、子供は好き?」出し抜けに聞かれて、戸惑いながら、「まあ、わりと好きな傾向ではあるかもしれない」と、歯切れの悪い返事をした。「少し、弟の相手をしてあげてくれない? 家にひとりでいても退屈だから、って言ってついて来たんだけど、結局ここでこうしてても退屈みたい」時間はかかるかもしれないが、編集作業は茜ひとりで何とでもなるだろう。
 少しだけ、窓辺にいる淡河のことが頭をかすめた。
 部室の隅に座り込んでいた少年は、いつの間にか立ち上がっていて、「お姉ちゃん、名前は?」と尋ねてくる。積極的に相手をしたかったわけではないけれど、拒む理由もない。私は少年に向かって、「らゝだよ。湊谷らゝ。よろしくね」と、名乗った。

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

それは夢であるし
匂やかな希望でもあり
小夜時雨を破ることでもある
雑音と安堵をない交ぜにして
甘受と諦念を編み込んで笑いながら
僕はなぜ情緒など求めてしまったのだろう
寝汗に澱む布団から這い出るために?
月夜の向こうにあるものを知りながら
私はなぜ詩情など求めてしまったのだろう
世界との接点を見つけたくて?

僕は願い、そして祈って
可惜夜のさなかに誓う
きみが嘆くのならば
きみとともに揺れ落ちよう
霖雨が注ぐ海に打ち寄せる波になろう
きみが幸せに打ち震えるなら
きみと一緒になって移ろいたい
もう一度始めるために
また、新しい物語に生きたい

それは恋なのかもしれないけれど
あるいは生命なのかもしれないけれど
私は息をひとつして
なかったことにする
違う答えを得るために
もう一度問いかけてみようか
一秒前とは違う自分になって
そして
きみとずっと一緒にいる

僕はなぜ情緒など求めてしまったのだろう
私はなぜ詩情など求めてしまったのだろう
きみと僕が重なるために?
きみと私が別の生き物でいるために?

息をひとつして
一秒前とは違う自分になって
いつか迎える幕引きの時まで
きみとずっと一緒にいる

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

 「そろそろだね」何が?「茜の命日」ああ、オレとらゝが付き合い始めた日がね。「この際だから、結婚記念日にもしちゃおうか」これ以上その日に何か乗っけるのはさすがにどうなのか。「そうだね。私たちが出会った日でもあるし」まあ、そういうこと。
 「あの日、きみは大変だったよね。わんわん泣いてる私を、病院の外に引っぱっていって、それから長々と、思い出話を聞かされて」まあ、それが不幸中の幸いと言うか。「そうだね。会えてよかった」それもそうなんだけど、どっちかって言うと、悲しんでいるらゝを慰められたことが幸い。「これ以上惚れさせても何も出ないぞ。むしろ婚約指輪を出せ。結婚指輪ならなおいい」焦りすぎ。「今さらだけど、よかったのかな。その日初めて会った女のために、茜とはろくにお別れもしないで。弟としてはさ」結局、どう言い訳したところで、ずっと離れて暮らしていた姉に、何も思うところがないのは本当のことだから。
 「私、詩を書こうかな」どうしたの、いきなり。「私の詩、読んだことなかったよね?」姉さんの遺品の中に、文芸部の冊子もあったから、見たことあるよ。「そういう、彼女の過去を無理に暴くみたいなの、どうかと思う」どうもこうも、その時はまだ付き合ってなかったし。「何でそういうこと、言ってくれないかな」らゝの詩が、良すぎたから、かな。「良すぎるって?」すごくいい映画を見た後とか、何も言えなくなるでしょ。自分の拙い言葉で評したら、全て台無しになってしまう、そんな感じ。
 「それが最大級の賛辞であるなら、私はもう、きみの作品を読んでも何も言わない」それとこれとは別。「同じ。なんでわざわざ、大好きな作品にけちをつけなきゃならないのか」明日、婚約指輪を買ってくるから、それでどうにか。「結婚指輪なら応じる」じゃあ、そっちで。「安物にしてくれないと嫌だよ」普通、逆のことを言わないかな。「相手がきみだからこそ、私は安くもらわれるんだよ。その証になるほうがいい。本当はただでもいいってことなんだけど」宝飾店に行くより、駄菓子屋に行ったほうがいいかもな。
 「私、詩を書いてみるよ」それは楽しみだ。「きみか、茜か、あるいは私か、それとも出会いか、私が何によって突き動かされるのかはわからないけど、書いてみる。あの日に捧げる詩を、ね」ぜひ読みたいよ。読んでも何も言わないだろうけど。「今ちょっと、一瞬、愛を疑ったよ」どこをどう聞いても最大級の賛辞だと思うけど。「ねえ、婚姻届けを出すのはさ、やっぱりあの日にしようよ」あの日って。「そう。七月十三日。きみと私が、初めて出会った日」

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

聞こえてる?
ねえ、cheerful robin
あなたのさえずりが
わたしに溶けて
いのちの在りかをすべて知らしめて
わたしの中にある、いくつものいのちが
すべての身をもって一斉に鳴きはじめる
こだまする、いたわりとも言えないささやかな音色が
ねえ、cheerful robin
あなたに届いてる?
おしえて、cheerful robin
あなたはどうして、まだゆるしを求めているの?
愛しくかわいい、陽気なこまどり
あなたの持ちうる罪なんて
その透きとおったさえずりだけだというのに
ねえ、cheerful robin
あなたのさえずりが
わたしに溶けていく

サテライトがおちていくから
願いをかけるのならはやく、と
ママがわたしの手をひいて急かす
見ひらかれたひかり
鮮烈におちていくサテライトの群れが
かんがえていた願いのことばと
わたしがわたしであることを
すっかり忘れさせる
わたしをおきざりにしながら
さまざまなひとの
いろとりどりの願いを
その身にかかえて
サテライトはおちる
ひとつひとつ順番におちていってくれたなら
わたしは願いを思いだすこともできただろう
ただひと夜だけ
そのひとときだけ
サテライトに染まる夜空を見あげて
わたしは呼吸すらおぼつかなくなって
願いのことばを忘れてしまったことさえ
わからなくなる

聞いてくれる?
ねえ、cheerful robin
あの日、あの時の、サテライトのひかりが
もし目の前にあったなら
今はもう本当に忘れてしまった
願いのことばのかわりに
あなたのことを願うわ
わたしの中にある、いくつものいのちで
あなたのことを祈るわ
少しずるをして
わたしのことも、ひそやかに
ねえ、cheerful robin
わたしは願っている
あなたが、ゆるしなど必要ないのだと
こころで知りそめる日が
どうかおとずれますように
そして、その時まで
わたしがあなたのそばにいられますように
愛しくかわいい、陽気なこまどり
あなたが持ちうる唯一の罪
そのさえずりを
わたしに聞かせて
つぐなったりしないで

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

 裏門を抜けて部室棟の前まで来ると、二階にある文芸部の部室のドアが、少しだけ開かれたままになっているのが見えた。季節はまだ夏とは言いきれず、実際、今日はずいぶん涼しいし、不快な湿気も感じない。ドアをいっぱいまで開けはなつ必要はないのだろう。ウォークマンのイヤホンを外してから、ところどころ錆びた金属の階段を鳴らして二階に上がり、部室の中を覗き込むと、そこには見慣れた友人の姿があった。
 茜はこちらを見て、「来ないのかと思った」と、やや怒り混じりに言い、私は頭を下げて、「これで許して」と、ここに来る途中で買ったお菓子を差し出した。

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

ねえ、cheerful robin
あなたとめぐりあったのが
もっと昔であったなら
たぶんわたしは
あなたを傷つけた
愛しくかわいい、陽気なこまどり
あなたがそれをゆるしても
きっとわたしは
あなたのさえずりを聞いては
心をしばりつける

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

 Dear Lala

 最初にきちんと断っておくけれど、きみはこの手紙を読まない。だから、この便箋が入れられた、きみへの宛名が書かれている封筒には、切手を貼らなくていい。この手紙は、どこにも届かない。誤解しないでほしい。きみに言えないようなことを思うまま書き散らすために、この手紙を届けないのではない。もしこの手紙がきみの目に触れたとしても、僕は何ら恥じることはないだろう。きみがこの手紙を読み、たとえどんな反応をしたとしても、少なくとも僕の側から言えば、きみへの愛を深めることにしか繋がらないだろう。それなら、なぜきみが、この手紙を読まないのか。それは、きみがきみの世界を愛おしむように、僕は僕の世界を慈しみたかったからだ。難しいことなんて何もありはしない。そうして、僕が自分の世界を慈しめた時、今ここにあふれる気持ちが何なのか、はっきりとわかる気がするんだ。
 デジタルの目覚まし時計に目をやると、そこには「7/12」と表示されている。時刻は、ほどなく日付が変わるところだ。もしかしたら、今の僕が抱く世界は、この目覚まし時計だけなのかもしれないと、ふと思う。そしてそれが頭になじむほど、正しい認識なのだと思えてくる。そうであれば、僕が、さしてうまくもない字で綴っているこの手紙は、自分の世界を見つけ出すための手段に過ぎず、僕の世界の全てが、目の前で時を刻んでいる限りは、手元の手紙を書き進めたところで、全くの徒労なのではないだろうか。
 そう言えば、僕の知己である尾山が、ついに主任に昇進したそうだよ。彼は人づきあいを捌くのが非常に不得手だから、そういったことに縁がないのではないかと、僕はひそかに心配していた。昇進祝いに何かを贈ろうかと思うのだけれど、きみのために用意した指輪よりも高くついてしまうだろうから、なんとなくためらってしまう。彼の昇進は、ぜひ祝いたいものであるから、今、僕が書き進めている小説を、きみだけしか読めない、きみへのプレゼントとして、帳尻を合わせようと思っている。楽しみにしていてくれないか。主人公が出会う少年がどうにも生意気で、笑ってしまうから。
 こうやって手紙を書いていると、いつまでもこうしていたい衝動にかられるのだけれど、そういうわけにもいかない。僕の小さな世界は勤勉に時を刻み続け、もうすぐ、明日が今日になることを教えてくれている。明日という日に、またひとつ大事な意味が増える。これから僕は、その日をどう呼んだらいいのか、答えを出せないでいるよ。繰り返される一年のうち、もっとも大切な日になると確信しながらも、巡りゆく日々に紛れてしまうような、ささいな一日に過ぎない気もしている。
 僕にとっての世界を、この手紙を通して、すぐに見つけ出した一方で、僕は、これだけ書いてみても、持てあますほどの気持ちに、はっきりした答えを見出せないでいる。やはり徒労だったのだろうか。当てが外れてしまったみたいだ。どうにも、時間が来るまでに、それを見つけられそうにはないので、せめて最後に僕の瑣末な願いを記して、お茶を濁しておこうか。
 お互いの世界が、永遠に重ならないことを祝うなら、僕ときみが、別な生き物であるままに歩みを止めないことを、もし幸せと呼ぶなら、それなら僕は、お互いが裁かれることを望む。僕ときみが、相手にとっての、裁き手になれればいいと思うんだ。
 僕は、きみを糾弾する。「きみのせいだ」と。
 そしてきみは、僕を糾弾する。「きみのせいだ」と。
 お互いが、全く違う意味でそれを言う。

 From Your husband
 July 13 00:00

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

どこにいるの?
ねえ、cheerful robin
泣きつづける雨からのがれて
どこにかくれてしまったの?
あなたのさえずりが響かない景色は
わたしの居場所ではないの
ひつじがとびこえるための柵に
ぬれた背をあずけて
雨だれを気にしてばかりいる
ねえ、cheerful robin
たとえば、もし
あなたとわたしが
すべてにおいてわかりあい
愛しあっているのだとしても
あなたが軽やかに飛ぶための羽を
ぬらすわけにはいかない
あなたを思いながら
わたしはひとりで泣きぬれる
たったそれだけのことが
どうしようもなくうれしい
たとえようもなくかなしい
ねえ、cheerful robin
たったそれだけのことが
くらべようもなくしあわせ
愛しくかわいい、陽気なこまどり
あなたは今、どこにいるの?
わたしはただひたすらに
遠くに見える
雨だれの音を聞こうとしている

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

 わたしは茜を見すてた。
 彼女はもうこの世にはいないのだから、そうやって言いあらわすのは、まるでふさわしくないかもしれない。それは私のおごりでしかないのかもしれない。けれど、あたまを巡らせて、そこにどれだけのことばをあてはめてみても、それ以上にしっくりする言いかたは見つからない。
 あの日にささげるうたのなかに、茜はちっとも出てこなかった。そこにいたのは、かわいらしく、ほがらかなこまどりだけだった。わたしは、ことばを重ねはじめてすぐに、こまどりではないだれかを、そこにうつしだそうという気には、ちっともならなくなった。
 しばらくぶりに、うたをつむいだわたしは、いとしいこまどりのことだけを書いていたくて、そして、それだけで、それだけだからこそ、よろこびにうち震えることができた。
 茜がきえた日にささげる、茜のためのことばは、きっともう、わたしの中にはかげもかたちもないのだろう。そのためにわたしが感じる、つみの意識は、いとしいこまどりが持ちうるそれに、どこか似ている。

 わたしのこまどりが、くちばしでくわえてはこんできた、千円札を出せば、十や二十は買えてしまいそうな、安物の、いとしい指輪をなでる。
 これがわたしの、ましてやわたしたちの、答えにはならないことを知っている。
 けれど、それでも、いとおしむことをやめられない、わたしのこまどりからの贈りものは、どうしてなのか、うたのなかにいたこまどりが求めていた、ゆるしにちかい気がする。

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

少しばかり言葉に身を預けて

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

┃詩は翔け鳥
 四天を羽ばたき、ゆえに射られる┃

┃言選りを慰めにして死に損なう
 きみとともにいられる最後の一瞬まで
 描ききれない現し世の片隅で┃

┃僕は言選りを繰り返す
 詩人を気取って┃

┃情緒のためでも、詩情のためでもなく
 少しでも多く命を拾うために┃

┃詩を綾取る
 言選りを繰り返す┃

┃死に損なうために┃

┃雨気を振り切れない天が紅に
 そっと露命を預ける
 雨落ちに留まって天の命を弄び
 露の世を蔑む┃

┃永恋を捨てられずにいるから
 好音をください
 思いの通い路を逆に辿ってしまう前に
 僕たちの結い目が解けてしまう前に┃

┃寧日を欲しながらも
 心の内を哀哭の響きで満たしたくなる
 黙約を反故にして行き散ることも
 心魂に問えば望んでいないとは言えない┃

┃絶え間ない泡影が瞬く
 宵が雨を催して夕色に還る┃

┃言選りを続けることだけが
 僕が今生で行き着くための手掛かり┃

┃零ゆる血を交尾ませて、天児のための遊糸を綯う
 佞知になずさう塵の身を、拈華のごとくに貫き乱る
 暁降ちに誑惑されて、月夜烏が灼たに揺く
 陸離たる列列椿が芥蔕を抱き、操觚界からの逃竄を覬覦する┃

┃アルファでありオメガであると言われても
 何をか言わんやと切り返すしかない貧しさで
 套言は続く┃

┃朦朧体の偶詠が、炳乎としてきみを射るまで
 詩嚢が咲殻に変わるまで┃

┃いくらもしないうちに世界は夏めき
 夕蝉が高らかと深愛を鳴き尽くすだろう
 それは僕から哀痛を奪い、泣き沈むことを許さない
 青葉を染め上げる夕照を浴びて、愛恋の望むままに
 きみと言葉に添い遂げる┃

┃僕は死に損ない続ける┃

┃詩人の熱涙が、花として咲いて
 それが枯れるまでは
 少なくとも┃

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

Will you marry with me??
私と結婚してくれませんか?

Yes, of course!!
はい、もちろん!

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

残雨落つ夜にうら泣く対の花別ることなくひそやかに咲け

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

淡に解る赤の束ね緒結い続く汝鳥になれぬ我が身を知れど

|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

愛しくかわいい、陽気なこまどり
わたしがことばをうしなうほどに
あなたが持ちうる、ただひとつの罪をおしえて
その透きとおったさえずりを
わたしに溶かして
いのちの在りかを知らしめて
ねえ、cheerful robin
ことばが咲いていくわ
わかるでしょう?

愛しくかわいい、陽気なこまどり
ゆるしを求めることを忘れるほど
鳴きしきることばに、目をくらませてほしい
それは、わたしのさえずり
わたしの恋ぶみ
それが、あなたにどんなものをもたらしても
つれないふりで
なにも言わないで
ねえ、cheerful robin
いつものように、すまして
かろやかにさえずっていて

どうしようもなく
たとえようもなく
くらべようもなく
しあわせ
ねえ、cheerful robin
あなたのさえずりが
サテライトをおとすわ
あなたとわたしの願いのために
どうか、つぐなったりしないで

ねえ、cheerful robin
あなたはいたわり
こころのありか

ねえ、cheerful robin
あなたはことば
ささげるいのち

愛しくかわいい、陽気なこまどり

わたしは生きているわ
あなたとはべつなたましいで
あなたのかげが
わたしのかげと重なって
ともに道をすすんでいく
ひのしずむまで
















最終更新日  2016年02月11日 17時14分56秒
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2016年01月19日
カテゴリ:AVE予告篇
愛には、たいして理由などいらない。デボラとの件でもそれはあらためて証明されたことだ。知識の欠落が感情の刺激剤となるということかもしれない、物事はほんとうというわけではないときに大きな魅力を発揮するということかもしれないのだ

(ルーシャス・シェパード『戦時生活』第三部・11、小川 隆訳)

  日曜日、両親は彼女を好きなだけ寝かせておく。午前中ずっとペドロがオペラのレコードをかけてもまるで目を覚まさない。彼女が目を覚ますのは、正午きっかりに、サント=クロチルドの鐘が鳴ったときだけで、そのとたん、彼女はベッドから飛び下り、窓を開ける。そしてありとあらゆる人形と一緒に外を眺めるのだ。

(ブライス=エチェニケ『幾たびもペドロ』3、野谷文昭訳)

    レミー・パロタンは愛想よく私にほほえみかけていた。彼はためらっていた。彼は私の位置を理解しようと努めた、静かに私を導いて羊小屋へ連れもどすために。しかし私は恐れなかった。私は羊などではなかったから。私は彼の落ち着いたしわのない美しい額を、小さな腹を、そして膝の上に置かれた手をながめ、彼に微笑を返すとそこを離れた。   

(サルトル『嘔吐』白井浩司訳)

絵葉書には『ぼくは今、数知れぬ愛の中を、たった一人で歩いている』と書いてあったが、これはジョニーが片時も離さずに持っているディラン・トマスの詩の一節だった。

(コルタサル『追い求める男』木村榮一訳)

    カストラートは本物の歌うオカマであり、ネルソン・エディではない。人間のつねでオカマもいつかは死ぬ運命にあるが、その死はめったに凄惨なものにはならない。ところがこのオカマの死には、きっとあなたも鳥肌が立つだろう。   

(G・カブレラ=インファンテ『エソルド座の怪人』若島 正訳)

  ディム・カインドは目をおおっていた手をおろした。「ええ、話さなかったわ。その理由を教えましょう。おまえたちがそういうものを思いつくまで、そういうものはなかったからよ。

(ジョン・クロウリー『ナイチンゲールは夜に歌う』浅倉久志訳)

 
  〈クレイジー・カフェ〉に腰を落ち着けたときは心からほっとした。量産された意識のせいで、目に見えるものや感覚が嘘っぽいものになっていようが、椅子は椅子であり、疲労感は疲労感だからだ。彼女はいなかった。ドリス・ブラックモアはそこにいなかった。ちらっと見ただけでわかった。   

(L・P・ハートリー『顔』古谷美登里訳)

  淋しくないこと、びくびくしないこと──ボアズはこの二つが人生で大切なことだと考えるようになった。

(カート・ヴォネガット・ジュニア『タイタンの妖女』7、浅倉久志訳)

  彼女が無感情なのは美が世界にたいするときの静かな自信の兆候であるように、ミンゴラには思えた。アルビナの中には美が存在し、それを傷跡が実証しているのだと思った。だが、彼女を利用したくはなかった。安心して利用できるようなたぐいの美ではなかったのだ。
「きれいな傷跡をしているね」

(ルーシャス・シェパード『戦時生活』第二部・8、小川 隆訳)

  心の眼のなかで家族たちが薄れてしまうと、オルミイはみんなが返してくれた荷物をほどき、そのすばらしい中身を貪欲にとりこんだ。 それは彼の〈魂〉だった。

(グレッグ・ベア『ナイトランド─〈冠毛〉の一神話』9、酒井昭伸訳)

  翌朝はからりと晴れ上がった空だったので、ジェット夫人には何かにつけてほっと心の休まることが多かった。牛乳配達がカタコト音を立てて過ぎるのを聞いているのもいい気持ちだった。朝日が、自分で刺繍した窓のカーテンを通して、微笑むようにさしこんできたが、彼女はそれに微笑み返す余裕ができていた。そのあとで、彼女は恥ずかしそうな顔をしながら、二杯のコーヒーを飲みに思い切って下に降りて行った。彼女はコーヒーを落ち着いて飲みながら、だれかれから、案にたがわず、飛び出してくるいろいろな言葉を受けていた。

(ファニー・ハースト『アン・エリザベスの死』龍口直太郎訳)

 
  国境守備兵ゲーディッケが彼の魂を構成する諸断片のうちから狭い選びかたをしたか、彼がその自我を新しく組み立てるのにそれらの断片をいくつとりあげ、いくつ排除したかはとうてい判然としがたいことであって、ただ言えるのは、かつては彼のものだったなにものかがいまの彼には欠けているという気持を抱いて歩きまわったということだけである。   

(ブロッホ『夢遊の人々』第三部・一五、菊盛英夫訳)

 
  そのとき、クローンのモーナがビリー・アンカーのコントロール・ルームの壁に書かれたヒエログリフの行間から歩みでてきた。モーナのフェッチは実際の姿より小さくて安っぽいバージョンで、調子の悪いネオンみたいに瞬いている。ヒールが五インチもあって歩くとお尻がぷりぷり揺れる赤のサンダルに、膝下丈のラテックス製チューブスカート──色はライムグリーン──、トップスはピンクのアンゴラのボレロといういでたち。髪はうしろで二つにわけて、服と同系色のリボンを結んでいる。
「あら、どうも、ごめんなさい」クローンはいった。「ちがうボタンを押しちゃったみたい」
 
 

(M・ジョン・ハリス『ライト』17、小野田和子訳)

  「知っておいてもらいたいことがあるの」アイリーンが言った。「あなたの中のわたしたちの思い出は、偽物だった。でもこのとおり、今はもう本物になったわ」

(ケン・マクラウド『ニュートンズ・ウェイク』B面20、嶋田洋一訳)

 

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最終更新日  2016年01月20日 09時57分43秒
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カテゴリ:AVE予告篇
「まあ、とてもきれいな鉢ですわね!」とベティが叫んだ。
プニンはまるではじめて見るかのように、快い驚きをもってその鉢を眺めた。彼はそれがヴィクターからの贈物であることを話した。(…)
その鉢は心やさしい偶然の神の微妙なはからいによって、プニンが椅子の数をかぞえ、パーティーの計画を立てはじめたまさにその日に到着したのだった。鉢を納めた箱はさらに別の箱に入っていて、その外側にさらにもうひとつの箱があった。おびただしい量の木屑と紙が鉢を包んでおり、それらがカーニヴァルの騒ぎのときのように台所じゅうに散らばった。なかから現われた鉢は──贈物をもらったとき、感動的な衝撃のために、贈られた人の心には、その贈物が寄贈者の心やさしさを象徴的に反映している輪郭のかすんだ純粋な光彩の炎のように見え、その現実的な実体は、いわばその炎のなかに埋没しているような、そういった種類の贈物であった。だが、その現実的な実体も、その贈物のもつ真の栄光を知らない局外者によって称讃されると、不意に躍動して、輝かしい姿を永遠に現わすようになるのである。

(ウラジーミル・ナボコフ『プニン』第六章・6、大橋吉之輔訳)

  よどんだように静かで、荒涼とした風景だが、ジョカンドラにとってはホームグラウンドだった。そしてその静けさが彼女の心にも静けさを呼び起こし、熱っぽい額にあてられた冷たい湿布のように彼女の緊張をほぐした。

(ルーシャス・シェパード『緑の瞳』3、友枝康子訳)

  エディにとってはただのピアノではなかった。ネディなのだった。エディはある程度の時間手にしたものには何でも愛称をつけた。それはまるで、馴染み深い海岸線や目的地が見えないと不安にかられる大昔の船乗りさながらに、名前から名前へと飛びうつっているかのようだった。もしそれをしなければ、名前もなく形もない混沌とした大洋を、なすすべもなく漂流してしまうようだった。

(フィリップ・ホセ・ファーマー『奇妙な関係』母・2、大瀧啓裕訳)

  「人間は同じものにいろいろな名前をつけます」とメアリがいった。「〈混沌〉はわたしたちにとっては一つのことを意味するにしても、ほかのだれかにとってはまったくべつなことを意味するかもしれません。さまざまの文化的背景がさまざまの認識を生むのです」

(クリフォード・D・シマック『超越の儀式』23、榎林 哲訳)

 
  何世紀も昔の哲学者ニーチェの文章を思い出した。(…)人間の心を蜜蜂の巣として描いている。われわれは蜜の収集家であって知識や観念を少しずつ運んでくるのだと──   

(バリントン・J・ベイリー『知識の蜜蜂』岡部宏之訳)

  ラムジー夫人はそれを巧みに結び合わせてみせた、まるで「人生がここに立ち止まりますように」とでもいうように。夫人は何でもない瞬間から、いつまでも心に残るものを作り上げた(…)

(ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』第三部・3、御輿哲也訳)

  セアこそ、わたしの初恋の人だった。また彼女は、わたしが救った人のものだったから、わたしは彼女を崇拝してもいた。最初にセクラを愛したのは、彼女がセアを思い出させるからにほかならなかった。今(秋が去り、冬がきて、春がきて、年の終わりであると同時に始まりでもある夏がふたたびきて)わたしはふたたびセアを愛した──なぜなら、彼女はセクラを思い出させるから。

(ジーン・ウルフ『調停者の鉤爪』10、岡部宏之訳)

  美しいものというのはいつも危険なものである。光を運ぶ者はひとりぼっちになる、とマルティは言った。ぼくなら、美を実践する者は遅かれ早かれ破滅する、と言うだろう。

(レイナルド・アレナス『夜になるまえに』刑務所、安藤哲行訳)

 
  少女は少女の痛みを抱えて、モーリスは自分の痛みを抱えて、二人は芝生を並んで歩いた。   

(P・D・ジェイムズ『罪なき血』第三部・9、青木久恵訳)

  E・A・ロビンソンは彼の後半生において自分の詩以外はどんな詩もほとんど読まなかったと告白している。ただ自分の詩だけをくり返しくり返し読む。これは自己模倣の麻痺が、人生半ばにして多くの良い詩人を駄目にするという事実の説明にもなる。

(デルモア・シュワーツ『現代詩人の使命』2、鍵谷幸信訳)

  自分は個性(パーソナリテイ)に欠けるというエドワードの意見は正しい。彼は実際に同席しているときより話題にされているときのほうが実在感があった。友だちがぼくを作っていると彼はよく言った。しかし、彼の存在が目に見えない秘密の通路を通ってぼくたちに流れこんでいたのだ。

(L・P・ハートリー『顔』古屋美登里訳)

  ところがそれ以来、電話はかかって来なくなった。かつてエドマンドが初めて交換手に苦情を言った直後と同じだ。アトリエは今や昼も夜も澱んだ熱気と静寂に満たされており、絵の中の子供らはめいめい好き勝手に虚空を見つめている。

(ロバート・エイクマン『何と冷たい小さな君の手よ』今本 渉訳)

 
  だが、ラシーヌが何を言おうと、死者たちの国へ降りてゆくための道はない。魂たちのかわりに、ここにあるのは飛ぶ種子、浮遊する蜘蛛の糸、羽虫だ。死者たちの国への入り口はケルトの伝説が語っているように一筋のまっ直ぐな道でできている。   

(イヴ・ボヌフォワ『大地の終るところで』VIII、清水 茂訳)

  「もし私が他の人たちより少しでも遠くをみたとするならば、それは私が巨人の肩にたっていたからだ」という言葉は、ニュートンの言葉だとされている。しかり、彼は巨人の肩に立っていた。その巨人のうち最大のものはデカルト、ケプラー、ガリレオであった。

(E・T・ベル『数学をつくった人びと I』6、田中 勇・銀林 浩訳)

  「あなたたちはもう行かないと」アーリーンの声が言った。「話している時間はないわ。もちろん、そんな必要もないんだけど」

(ケン・マクラウド『ニュートンズ・ウェイク』B面20、嶋田洋一訳)

 

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最終更新日  2016年01月20日 09時55分23秒
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カテゴリ:AVE予告篇
  ジョン・シェイドの外貌はその男の中身とあまりにもそぐわないために、人びとはそれを粗野な偽装だとか、ほんのかりそめのものだと感じがちなのであった。と言うのも、ロマン派時代の流行が、魅力的な首をむき出しにしたり、横顔を省いたり、卵形の眼球のなかに山の湖を映し出したりすることによって、詩人の男らしさを希薄化することにあったとすれば、現代の詩人たちは、おそらく老齢まで生きのびる機会に恵まれているせいなのだろうが、ゴリラや猛禽類に似ているのである。畏敬すべきわが隣人の顔も、いっそのこと獅子だけとかイロコイ族(割注:北米インディアンの種族)だけを思わせるのだったならば、ことによると目を奪うようなものが何か備っていたかもしれない。しかし不運にも、その二つを合せ持ったために、その顔は要するに男女の区別の定かならぬ、ホガースの絵に描かれた飲んだくれを思わせるばかりなのだ。   

(ナボコフ『青白い炎』前書き、富士川義之訳)

  トインビーは、スパルタのミストラの丘の上の白のてっぺんに腰を下ろし、一八二一年にそこを壊滅させた蛮族が残した廃墟を眺めていた。まるで今にも、その蛮族たちが地平線の彼方からだしぬけにどっとあふれ、この街を滅ぼしつつあるように思われ、昔のことがありのまま(、、、、、)に起こったことに彼は打撃を受けた。

(コリン・ウィルソン『時間の発見』第5章・5、竹内 均訳)

  あたしがジェイクに恋したのは、ジェイクの頭がよかったからじゃない。あたしだってけっこう頭はいい。頭がいいっていうのはいい人だってことじゃないのはあたしだってわかるし、学識があるってことでさえないのもわかる。頭のいい人が、いろんな厄介事を自分で招いてるのを見ればそれくらいわかる。

(ケリー・リンク『余生のハンドバッグ』柴田元幸訳)

  クロフォードの背後の斜面の木々が折れたり倒れたりしている。丘そのものが目ざめて自分の器官である木の絨毯を投げすてているかのようだ。海が鍋のお湯のように泡だっている。空いっぱいに幽霊が勢いよく飛びかっている。

(ティム・パワーズ『石の夢』下・第二部・第十七章、浅井 修訳)

  まぎれようもない態度を何か示すべきだ。だが、ハトン氏は急におびえてしまったのである。彼の身内に発酵(はつこう)したジンジャー・エールの気が抜けたのだ。女は真剣だった──おそろしく思いつめていた。彼は背筋が冷たくなるのを感じた。

(オールダス・ハックスレー『モナ・リザの微笑』龍口直太郎訳)

  町が変わりつつあることは、ブリケル夫人にとってはべつだん驚くほどのことではなかった。小さいときからずっと見てきた子どもたちも、いずれ大人になって、それぞれ子どもを持つようになるはずだ。最近は、かつてのように都会に出て名をあげようとするのではなく、小さな町でゆったりと暮らしたい、という人も多くなった。そういう人たちは何かを経験しそこなうことにはなるだろうが、逆に得るものもあるはずだ。日々が連続しているという感覚や、帰属感といったものを。

(アン・ビーティ『貯水池に風が吹く日』8、亀井よし子訳)

 
  スケイスは蛇口を締めて、その規則的な静かな滴りを止めたい衝動にかられたが、こらえた。   

(P・D・ジェイムズ『罪なき血』第三部・6、青木久恵訳)

  それじゃ宇宙は電子からなっているのね。その電子は、カ空間がとても小さく丸まってできた極(ごく)微(び)の輪なのね。そうなのね、ヤリーン?

(イアン・ワトスン『存在の書』第三部、細美遙子訳)

  アンジェリーナ・ソンコは今や二重ヴィジョンで世界を眺めており、第二の景色が現実の世界を明るく照らし、明晰化し、絶えず作り変えてゆく。

(イアン・ワトスン『マーシャン・インカ』I・7、寺地五一訳)

  もうひとりの男はジェミーと紹介された。《長老》? そんな歳には見えない。だが、このひとたちにとって〈老〉ということばは〈賢明〉を意味するのかもしれない。その点では、かれにはその資格がある。多くの人間に見られる未完成なところが、このひとにはみじんも感じられない。彼は──そう、完璧だ。

(ゼナ・ヘンダースン『忘れられないこと』山田順子訳)

  アメリカの上層中流階級の市民はいろいろな否定の合成物だ。彼らは主として自分がそうではないものによって表現されている。ゲインズの場合はそれ以上だった。彼は否定的であるだけでなく、絶対に目に見えない存在で、つかみどころのない、かといって非の打ちどころのない存在だった。シーツか何かの布切れをかぶせて輪郭を浮かび上がらせないかぎり姿を現わすことがない幽霊がいるが、ゲインズはそれに似ていた。彼はだれかほかの人間のオーバーを着たときに姿を現わすのだった。

(ウィリアム・バロウズ『ジャンキー』第六章、鮎川信夫訳)

  こういう状況だというのに、ジョニイは力強さと生気をみなぎらせていた。こんな人間にはめったにお目にかかれるもんじゃない。説明はむずかしいが、いままでにも何度か、部屋にいならぶ大物たちが、ジョニイのような人物を中心にして、ひとりでに動きだすのを見たことがある。そんな感じをいだかせるのは、その控えめな態度や感性だけじゃない。ものを観察しているだけのときにも放射している、独特の力強さもそうだ。

(ダン・シモンズ『ハイペリオン』下・探偵の物語、酒井昭伸訳)

  オードリーの首の中に脊椎骨がひょい(ポツプ)と現われる。アーンは舌をチッと鳴らす。オードリーがじっと鏡の中のトビーの虚ろな青い目を一心に見つめると、生まれたばかりの死霊のような乳白色の肉が自分の体に張りついているのが見えた。

(ウィリアム・S・バロウズ『シティーズ・オブ・ザ・レッド・ナイト』第三部、飯田隆昭訳)

  飛行機の旅はよかったかとか、ブロンズの鐘を鳴らしたかとか、と彼女が訊いた。善良な老シルヴィア! 彼女は物腰の曖昧さ、なかば生来の、なかば飲酒したときの好都合な口実として培った無精な態度の点で、フルール・ド・フィレールと共通するところがあった。しかもあるすばらしいやり方で、その無精な点を弁舌癖とうまく結びつけていて、お喋り人形に話の腰を折られる訥弁な腹話術師を思い起こさせるのだった。

(ナボコフ『青白い炎』註釈、富士川義之訳)

 

全行引用詩『ORDINARY WORLD°』 40/45 へ







最終更新日  2016年01月20日 09時53分29秒
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カテゴリ:AVE予告篇
雨のリズムにやがてミンゴラのほうも眠くなってきた。さまざまな思いがつぎつぎと、輪を描いて虚(こ)空(くう)を飛ぶ鷹のように意味も脈絡もなく、頭の中をよぎっていった。デボラのこと、自分の力のこと、タリーや、イサギーレのこと、故郷と戦争のこと。そしてそれらの孤立した状態から、根ぶかい分裂から、ミンゴラはこんな結論をだしていた。精神は成長したり進化したりするものではなく、ただのモザイクであり、安ぴかものやガラス片でできたコクマルガラスの巣と同じで、ときどきその中で稲光が走り、一瞬のあいだ全体を結んで一つにまとめ、人間という幻想を、人間の理性的感情確信の幻想をかたちづくるのだと。(…)けれど、この冷徹で瞑想的(めいそうてき)な姿勢でさえも感傷の罠(わな)にかかっているのだった。

(ルーシャス・シェパード『戦時生活』第二部・7、小川 隆訳)

  カントが、われわれは世界を「カテゴリー」に分けてみる、と言っているのは正しい。カントの言う「カテゴリー」を、あなたの鼻の上にのっている目に入るものすべてが最も奇異な角度や位置にみえるような、へんてこな色メガネと考えてみよう。実はこれこそがわれわれの頭脳が把握している空間と時間なのである。

(コリン・ウィルソン『時間の発見』第5章・5、竹内 均訳)

  薔薇の花輪がどの壁にもかかっていた。イーフレイムは来ているのか?

(ジェイムズ・メリル『イーフレイムの書』H、志村正雄訳)

 
  「ええ!」ヒギンズは熱烈にそう答え、たぶんカーライルの緊張を感じ取ったのだろう、少し譲歩した。「少なくとも今以上に、現実への深い洞察が得られるわ」   

(ケン・マクラウド『ニュートンズ・ウェイク』B面12、嶋田洋一訳)

  子どもだったワーズワースは、牧場や、森や、小川が「天上から光をまとっている」ように感じた。前部前頭葉のはっきりした目的を知っている人はいないように思われるが、大人の前部前頭葉がこわされても、いくらか粗野になる以外その人の機能にあまり変化は起こらない。/一方、子どもの場合、前部前頭葉がこわれると、顕著な知能低下を起こすので、子どもはこの前部前頭葉を利用していることがわかる。このことから、なぜ子どもは「まばゆいばかりに美しく、鮮やかな夢」を経験するのに、大人はそろいもそろって陰鬱な世界に棲み、こうした前部前頭葉の「幻想」機能を利用するのをやめてしまったかを説明できるのではあるまいか?

(コリン・ウィルソン『時間の発見』第5章・6、竹内 均訳)

 
  モーリスはあの時の、感情を害して気まずそうにしている彼女の顔を思い出した。そんな感情に気がつかなければよかった。   

(P・D・ジェイムズ『罪なき血』第三部・8、青木久恵訳)

  ヘアーは、靴のなかに小雨がしみとおってくるのもかまわず、都市の古い区域を歩きまわった。裸になったが温かい気分、青衣をぬぎはしたが、はじめてこの世界を歩いている気分だった。両足が、一歩また一歩とその世界を作りあげているようだった。自分がいったんその外へころげ落ちた世界、エヴァとボーイがそのなかへ去っていった世界を。ヘアーは笑いだした。その世界への恐れと憧れをこめて。

(ジョン・クロウリー『青衣』浅倉久志訳)

  キャサリンはカールトンの部屋の荷物を出し終えていた。熊や鵞鳥や猫の形をしたナイトライトが、そこらじゅうのコンセントに差してあった。小さな、低ワット数のテーブルランプもある。カバ、ロボット、ゴリラ、海賊船。何もかもが優しい、穏やかな光に浸されて、部屋をベッドルーム以上の何かに翻訳していた。何か輝かしい神々しいものに、漫画ふう真夜中の眠りカールトン教会に。

(ケリー・リンク『石の動物』柴田元幸訳)

 
  ジョニーは向こう側にいる──向こう側というのが正確に何を指しているのかよく分からないが──そんなジョニーがぼくは羨ましい。一目でそうと分かる彼の苦しみはべつとして、ぼくは彼のすべてが羨ましい。彼の苦しみの中には、ぼくには拒まれているあるものの萌芽があるように思えるのだ。と同時に、自分の才能を濫費し、生きることの重圧に耐えられず、考えもなく愚行を重ねては自分を破滅させていく彼を見ると、ひどく腹が立ってくる。しかしぼくは思うのだが、ジョニーがもし薬やその他のものを何ひとつ犠牲にせず、生活を正しく方向づけていけば、あるいは   

(コルタサル『追い求める男』木村榮一訳)

  「いやいや」〔と足を組みかえ、何か意見を開陳しようとする際にいつもそうするように肘掛椅子をかすかに揺らしながら、シェイドが言った〕「全然似ていないよ。ニュース映画で王を見たことがあるが、全然似ていないよ。類似は差異の影なんだよ。異った人びとは異った類似や似かよった差異を見つけるものなんだよ」

(ナボコフ『青白い炎』註釈、富士川義之訳)

 
  私の周囲にあったものは、すべて私と同一の素材、みじめな一種の苦しみによってできていた。私の外の世界も、非常に醜かった。テーブルの上のあのきたないコップも、鏡の褐色の汚点も、マドレーヌのエプロンも、マダムの太った恋人の人の好さそうな様子も、すべてみな醜かった。世界の存在そのものが非常に醜くて、そのためにかえって私は、家族に囲まれているような、くつろいだ気分になれた。   

(サルトル『嘔吐』白井浩司訳)

  オードリーの目の前の少年は体内から光を発している。真下の床が落ちるのをオードリーが気づくや、少年の目に一瞬ぎらっと光が走る。オードリーが落ちると同時に少年の顔もいっしょに下へ。すると目がくらむばかりの閃光が部屋と、待ちかまえている顔たちを消滅させる。

(ウィリアム・S・バロウズ『シティーズ・オブ・ザ・レッド・ナイト』第二部、飯田隆昭訳)

  アイネンが、形のくずれた靴から視線をもどす。

(ホリア・アラーマ『アイクサよ永遠なれ』15、住谷春也訳)

 

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最終更新日  2016年01月20日 09時50分50秒
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