1-13 euphorie~euphorie スイング & バイ」 愛の宇宙くじら ☆ レジンアート:はちみつ銀行さん 詩:鯨 勇魚。さん
詩:鯨 勇魚。さん レジンアート&Photo:はちみつ銀行さん ホームページ:はちみつ銀行 http://honeybank.blog.fc2.com/ -------------------------------- 題名 愛の宇宙くじら ☆ ハードボイルドスペースロマンチカ ☆ サターン! THE タ~ン!! 鯨 勇魚。×はちみつ銀行 ____________ヽヽ____ 『euphorie~euphorie スイング & バイ』 埃っぽい風に。 影は躓く。歩幅が踊る。 冷めた肌に田園風景。 サヤに行儀よく並ぶ蛙。 未だ冬眠している。 沢山がぶら下がる卵胞を、 睨み落としたくて。 見つめた後に瞼を閉じると、 温かいなんて、知らない。 樹皮を深爪した指先で剥がしては。春。 動こうとしない私。を、知る私。 蛙。幼生の。群生が。 ぬめりながら、膜の向う側から。 見られている。から、春。 いとおしいを。 てばなすこと。 走り抜けるようなお散歩。 吐き気。道端で裂く蛇の皮と、 吊るされた身。 躓いた脚の指先が、沢山。 いいえ。あれは、頭。 団子状に絡まるような博愛。に、 睨まれているようで。 千切れた頭を蹴飛ばしていく。 蛇を頭から裏返したことがある。 独り遊び。 気の遠くなる息切れと目眩。 青く腫れた傷を圧されるような感覚。 見られている。 足音。の、 トンネルを抜けた先、 裏返された皮。 お友達100人の棘に蛙を刺して、 200円の爆竹で破裂させる遊び。 秘密が綺麗なのは、 そういう事。の、記憶。 あめにうたれて。 よりそわないの。 跳ねる鉢植え。 毎日のように植えた、 蛙に花が咲かない理由。 卵胞からの景色は、 乱反射する露。 一粒ずつ仕留められたならば。 白色の朝焼け。だった。 火傷できるだけしあわせ女の子。 Je t'a音がする。息切れて筋を弾く。 裂いたサヤから落ちた蛙が、 台所の受け皿から跳ね、 頭から裏返り蛇になっていく。 結果は後日ご連絡ください。 植えていく。植えて、いく。 ゆれるふぉりあ。 ゆーふぉりえ。 いいえ。 オ イ フ ォ リ 夕御飯の時間に、 鶏が鳴くから。 揺り動かしてください。 ついばむ頭だけを残して。 躓いたりもしない鶏脚が駆ける。 呼ばれたように蛙の脚も芽吹き、 後ろの風景の高さから。蛇。 聞こえたの。春。 月明かりに這え廻る鶏冠を掬って、 水槽に泳がせたなら、 暖かくなると教わった。 Nous Nous Nous Nous スイング & バイ 躊躇する歩幅を知っている世界。 あの冷めた田園風景。 黒い猫が午睡している。 まどろむ柑橘に夏を終わらせる。 動こうとしないヒマワリの群生。 走り抜ける光。 を、避けられる遠い夏の記憶。 麦の藁で作られた帽子のような景色。 子供っぽいメモリー回路。 アサガオの花。 仕留められたならば朝焼け。だった。 知らない涙に魚は泣かない事を言い聞かせたんだ夏。 それは そうなるものであるかもしれない。 確かではない理由は揺り動かされて、 記憶されているんだ夏。 夕方のスイング&バイ 揺り動かしてください。 例えばラムネ菓子。 ほとんど詰まらせている。 どうぞ、子供っぽい名前の配色と似ていてください。 過去と明日。それが晴れていますので。 ねえ。それは非常に暗い。 ねえ。震える時間と、 成長する月明かり。夜。 スイング&バイ。 ふざけている。 自由としたの。方法を。 夏。目を瞑れるれど。 黒い猫の夜空に見られているの。 転んでも笑ってまた転んであげる。 秋は秘密。 フルートグラスに猫を。 アラザンが浮遊する。 スイング&バイ。 少し苦い思い出を、 わたあめを溶かしながら。冬。 舌打ちを、する。