意訳詩「森は燃ゆ」 by 塚元寛一&オリジナル英語詩「Forest Colors」 by izchan
意訳詩、初登場です。(翻訳詩ではありませんので、あしからず。)いま現在、塚元さんは様々な国の詩人の詩を意訳していて、近々AVENUEにも登場する予定ですよ♪今回はその第1弾として、「森は燃ゆ」をお届けします。オリジナルはizchanの英語短詩「Forest Colors」です。この英語詩は、森人が胸たたき足踏み鳴らしてうたう森の賛歌をイメージして書いたのですが、和訳をしたことはありませんでした。塚元さんの意訳によって、そのスピリットが抽出され深みのある芸術作品に生まれ変わり、とても喜んでいます。「意訳詩はコラボ詩です。」という塚元さんの言葉、納得です^^ * * *「森は燃ゆ」私たちのまなじりには、森の色、 最初の色――Green,森を愛する人達のため の心の色 ・・・森の昏れ。Blue, 海と空に不可欠のCOLOR ・・・自分たちの体内で、編まれてゆく・・・White, 日光の直射を受けながら、 とぐろを巻くように、涎れるとも知らず。 つや まだ光沢のある色・・その接吻によって初めて目覚むる。 それらがぎっしりと詰まって膨らんでいれば。 ひとみ 眸には・・赤いろ、深紅、眠る森の近くRed,生活と土壌のため・・ (・・・まだ 遠く――)私たちの広い弓形の窓には、森の色・・森が魅せる目覚ましい勢おい・・・ 広々と海が横たわるように、目に見えぬ藍色の風にふるえ、 ・・まだ映らない、はちきれんばかりの過去の垣根に 熾烈な光の微生物の慄え? 眩しくて眼のさめるような・・ (・・まだ遠くある、“わたし”――) 'Forest Colors' Our glasses have got forest colors Green, the heartfelt color for forest lovers Blue, the essential color for waters and sky White, the shiny color for sunlight Fill them up with Red, the blood color for life and soil Our glasses have got forest colors