「減災講座」記事<地元紙に掲載された記事です(2005/11/20)>「減災」人材育成から 仙台でコーディネーター講座 -------------------------------------------------------------------------------- 地域の防災力向上を話し合ったパネル討論 災害時の被害軽減を担う人材を育成する「地域減災コーディネーター養成講座」(地震・津波に強いまちづくり実行委員会主催)が19日、仙台市青葉区の東北福祉大で開かれた。町内会関係者ら市民約130人が参加し、減災対策を学んだ。 都市防災研究所の守茂昭事務局長が「震災から『命』を守るためには」と題し講演。静岡市の大岩町内会で自主防止組織の消火班が普段は配水車で温泉を配給、輸送班は足腰の弱い高齢者を送迎している事例を紹介し「住みやすい街づくりの取り組みと非常時の対応は表裏一体だ」と訴えた。 パネル討論では、仙台市太白区人来田地区社会福祉協議会の松坂東十郎会長や気仙沼本吉地区婦人防火クラブ連合会の三浦とみ子会長が「地域に日常いる人たちを中心に、防災の街づくりをしていきたい」と語った。 せんだい泉エフエムの阿部清人事業部長は「ラジオは細やかに生活情報を提供できるが、避難時に携行しないことが多い。配布用を備蓄できないか」と提案。昨年の新潟県中越地震で被災した東北福祉大の西村さんは「日ごろから避難行動を考えておく必要がある」と体験を話した。 受講した仙台市青葉区の町内会の役員池田さんは「自助できる町を協力してつくりたい」と話した。 |