|
カテゴリ:ラジオ
fmいずみで(月)と(木)の朝9:30~科学と防災のコーナー「あべきよトーク」でお話しています。
今日のテーマは「乾燥注意報」でした。 注意報とは、「災害が起こるおそれのあるときに注意を呼びかけて行う予報」です。 大雨注意報→土砂災害、大雪注意報→雪害など、注意報の先には具体の災害がセットになっています。 この時期、乾燥注意報が続きますが、どのような災害がセットなのでしょうか。 乾燥注意報は、「空気の乾燥により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表」です。 したがって、「乾燥注意報は、火災が起こりやすい状況を呼びかける!」という、危険度の高い注意報です。しかも強風注意報がセットになれば、火災が広がる恐れが高くなります。 乾燥注意報には基準があって、仙台西部は、1.最小湿度45% 実効湿度65%で風速7m/s以上、2.最小湿度35% 実効湿度60% 最小湿度は、文字通り湿度が一番低い数値。空気中の水蒸気ですね。 実効湿度は、木材の乾燥度を示すものです。(木材は湿度が高くなれば燃えにくくなる) さらに、東北地方は実効湿度と最小湿度だけでなく、風速も考慮にいれています。 枯葉が擦れ合って発火したり、静電気で引火したり、珍しいところでは、ゴルフのクラブで地面をこすって(初心者?)、火花が散って枯れ芝に点火という事例もあります。 「乾燥注意報」が発表された際に注意することは、火災以外にもありますが、屋内なら知恵と努力で防ぐことができます。 ・感染症→こまめに手を洗い、また感染しているときは、マスクをして拡大を防ぐ。 ・静電気がおきやすい→パソコンやUSBのデータがなくなる。触る際には、放電しておく。 (静電気除去シートや水道の蛇口に触れると放電できる) セルフのガソリンスタンドで給油の前に、静電気除去シートに確実に触る。 車から降りたとき、さまざまな摩擦のあとなので、静電気は発生しやすい状態です。 ・肌アレ→保湿クリーム、水分補給、加湿器、 濡れタオルを干す、お風呂場のドアを開放、観葉植物を置く 乾燥注意報のお話でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年04月07日 17時54分02秒
[ラジオ] カテゴリの最新記事
|
|