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カテゴリ:東日本大震災講演
fmいずみで担当しているコーナー「あべきよトーク」は、防災や科学の話題を中心にタイムリーな情報をお送りしています。基本的には、月曜と木曜(都合で変更する場合あり)の朝9:30から。日曜18時から再放送しています。
今朝の放送内容の要約です。 3/19に福岡県久留米市で開催された「福岡県地域防災シンポジウム」で講演とパネルディスカッションのパネラーをさせていただきました。パネルディスカッションのテーマは「災害時における避難行動要支援者の避難支援」。 東日本大震災で亡くなった方の6割は高齢者、障がい者で亡くなった方の数は全住民の死亡率の2倍です。原因は情報入手・危険察知・移動が困難なためです。 乳幼児、外国傷病者、外国人も含めると、現在、日本では約4~5人に1人は避難行動要支援者ともいわれています。 自分は学生時代に手話サークルにいたので障がい者の友人が多くいますが、災害時の不安をもっています。視覚障害の方は、「地震がおきたら念仏を唱えるしかないよ」と冗談交じりに話していたのを思い出します。 地域で支援体制をつくるため要支援者名簿が必要になるが、壁となることがあるのは個人情報です。 震災で避難支援をしようとして時間がかかり被災した方が多数います。東北人は特に他人の手を煩わせたくない、迷惑をかけたくないと遠慮する方が多い傾向があります。 支援を受けいれる「受援力」を持つことが大事なのではないでしょうか。それが、「助ける人を助ける」ことにつながります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年03月24日 12時28分20秒
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