**こどもへのまなざし**

2019/07/07(日)22:59

聞きなれない「DCD」発達性協調運動障害について

気になること(84)

​ <昨日の学び> 障害として一般に認知されていない、 実は障害なんです・・・っていうのがあるらしい。 からだの機能障害で、50分の授業中、 いすにもたれるように座ったり、 いすの背もたれに体を預け過ぎてこけちゃう子っていましたよね。 それも、本人はふざけてやってるんじゃなく、 機能障害が原因だそうです。   あと、長時間のデスクワークで、 ひじついちゃったり、姿勢が美しくない人、 これも実は体の機能障害。 同じ姿勢を保つことがとても疲れるから、 手でどうにか座り姿勢を保とうとしてるとのこと。 朝礼時、お山すわりをさせられますが、 お山すわりが苦手な子は、実は運動機能障害とのこと。 よく、地面に字や絵を描いてる子を見かけますが、 そうすることで、お山座りのバランスを保ってるんですって。 上記の障害名は「発達性協調運動障害」という名前がついていて、 学校の先生でも知らない人が多く、 認知度が低いために、「なまけてる」とか、 「ふざけてる」とか「真剣さが足りない」とかの誤解を生んでいるそうです。   定型発達と違った発達をとるタイプの子は、 すべて、なんらかの「発達障害」を持っているとのこと。   「1歳になる前に、うちの子 歩けるようになったんです」 なんて喜んでいるママが居ますが、 これも発達障害なんですって。 何故かというと、 本来、「ハイハイ」をすることで、体の機能が作られる。 この部分を飛ばして成長してしまったがために、 成長過程で体得すべき運動機能が 発達せぬまま成長したからだそうです。   なので、1歳で英語ぺらぺらとかいうのも、 先生曰く発達障害という見解です。   成長していく過程で、 経験・学習により習得したスキルを身に着けることで、 表面上に現れる、目立つ事柄に個人差が有るそうです。   なので、母親が、こどもの育ちに早く気づき、 その子に合った環境を整えてあげたり、 その子の良さが出せる環境を与えることで、 随分と障害の特徴が目立たずに 社会へ出ることができ、 かつ、必要なスキルを身に着けることで、 1人で生活もできるようになるし、 社会で活躍できる大人へと成長するとのことです。   幼児期に、生まれ持った特性に気づかずに 大人になってから気づくのは 相当頑張って幼児期を過ごしてきたとも言えるそうです。     ​​

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