今日ご紹介するのは「株式会社東亜通信社」さんです。中国経済や中国・香港株式に関するニュースの配信や翻訳、産業調査などを行っている会社です。
お話は、代表取締役の井上雄介社長に伺いました。
■中国進出する日系企業のニーズを把握したニュース配信
-御社の事業について
井上社長「一つはインタビュー代行も含めたニュースの編集・制作業務です。
主に中国経済、株式、文化などに関わるニュースを編集・制作し、複数のクライアントに納め、最終的にはクライアント企業のWebサイトやメールマガジンを通じてニュースが配信されます。
当社のWebサイトでも、配信したニュースの一部をご覧いただけます。」
-ニュースを配信するにあたっての御社の強みは?
井上社長「10年程前から中国や台湾などで雑誌編集の仕事をしていましたが、2000年に時事通信社の上海支局員となり、ニュースを集めて配信する業務に携わりました。
上海支局員時代に、現地の日本企業の方とお話しする機会が多かったため、日本から中国に進出する企業がどういう情報を求めているのか、実感として理解できているところが強みですね。
配信するニュースは、中国のメディアが報道したニュースをもとに、補強の取材や情報を付加してお客様に配信しています。」
■インドの政治経済ニュース配信や中日間のビジネスツール翻訳も
-中国以外の国のニュースは扱っていますか?
井上社長「最近はNPO法人の日印パートナーシップフォーラム(JIPF)さんからの依頼で、インドの政治経済ニュースを配信しています。
こちらはNPOの会員(主に企業)向けにメールマガジンで配信しております。
インドの情報は予想以上に読者の関心が高く、現在は二、三千社くらいの方にお読みいただいています。
インドは中国に続いて、今後も力を入れて情報配信していきたい国ですね。」
-翻訳業務について
井上社長「中国語から日本語へ、あるいは日本語から中国語への翻訳を行います。
契約書やリポート、Webサイトなどのビジネスツールの翻訳が多いですね。
ビジネスツールの翻訳で気をつけるところは、書かれている言葉のニュアンスを汲み取りながら、ネイティブに受け入れられやすい言葉を選ぶことです。
例えばキャッチコピーを1つとっても、直訳ではなく、中国の方の目を引くような言い回しにするよう、翻訳のプロが配慮しています。」
■日本から中国への情報発信も視野に
-今後の展開について
井上社長「中国のニュース配信については、例えば一つの都市について詳しく報道するとか、特定の産業分野について詳しく報じるなど、専門的な内容のニュースに取り組んでいきたいと思っています。
地域で言うと、インドに加え、華僑を媒介に中国と密接な関係のあるASEAN諸国のニュースも将来的には配信していきたいですね。
また、日本の経済や企業情報などを中国に配信する業務もチャレンジしたいですね。
外国メディアが中国国内でニュース報道することは、規制が厳しく難しいのですが、ニュースを経済、社会、文化に限ってWeb上で配信するなど、工夫をしながら実現したいと思っています。」
■いずみ会計に一言!
井上社長「いつも懇切なアドバイスをしていただき、感謝しています。今後も良好な関係を維持していただければ、と思います。」
■株式会社東亜通信社
【住所】東京都千代田区九段北1-9-5-620
【TEL/FAX】03-6802-9298
【E-mail】ads14831●nifty.com ●を小文字の@に代えてください。