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さてと、ちょっと前回の日記で`今日からシリーズで´と言ってしまったことに無職で幾らでも時間があるくせに怠惰な私は後悔しつつ、第二段としてアメリカに住む韓国人にまつわる話をすることにしよう。前回と同様これは決してすべての韓国人を代表するわけではないので、単なる個人体験と思って聞き流して頂きたい。
***韓国人の巻き*** 姉妹で留学していた友達のTちゃんのお姉ちゃん、Mちゃんの体験。 Mチャンは、韓国人の彼氏と二年ほどつきあっていた。彼女はこの彼、Pとしよう、と付き合って半年ほどでかなり深入りをしていた。ある日姉ちゃんの様子がおかしいことに気づいたTちゃんがどうしたのかと問い詰めると彼氏のPに学生にしては莫大な金額を貸して、帰ってこないという。その金額といえば、三学期分ほどの授業料に相当する。日本にいる親からのサポートと、日本食屋でバイトする少々の稼ぎでやりくりしている彼女にとってはとてもいたい金額である。Tちゃんが何でそんなことになったんだと聞くと、彼の働くバイト先の同じ韓国出身のオーナーが、闇で働いていることを逆手にとって、彼をやってもない、店の売り上げをネコババしたとして、訴えると言い出したそうだ。そのお金を返さないことには、彼をクビにするといっているからどうしようと泣きつかれたMちゃんは、それに相当するお金を自分の貯金から工面してあげたのだった。 それから暫く経って、Mちゃんは、この件だけで無くありとあらゆる面でPをサポートして来たにも拘らず、彼が浮気していると言うのを友達を通して知った。その浮気の相手と言うのが同じ学校に行っている韓国人の女の子だった。彼女は韓国人留学生仲間でも結構交流が多く、彼女側では、その彼女の友人、知人は、彼女こそがP本命で、MちゃんはPが浮気している相手であるということだった。 付き合い始めて一年半を過ぎる頃には、Mちゃんは、Pの本当の性格が分ってきて、少しずつ疑問に思い始めていた。例えば、Pが彼女と会うときは必ず二人っきりだけで逢っていて、消して彼の友達に紹介されると言うことは無かったり、週末でクラスがないのにずっと二人で過ごしたことがなく、数時間だけしか逢えなかったりと、彼女が噂のように実は本命でなく浮気の相手なのかもしれないと疑い始めていた。そんなある日、Mちゃんはこの韓国人彼女に呼び出されて、なんとPをたぶらかして彼女から奪おうとしていると言われて多くの韓国人からリンチにあってしまったのだった。 かなりPに入れ込んでいたMちゃんは、こうしたことありながらもPとはすぐに別れなかった。それはPは結構なプレイボーイで、Mちゃんには、彼女が本命だと言いくるめられていたのだ。しかし、この盲目な愛も時間とともにさめて、最終的に別れを告げた頃に彼女の元に届いた噂は、以前彼女がPになけなしの貯金から貸してあげた例のお金でPが`本命´と言う韓国人の彼女とのハワイ旅行の資金に使っていたと言うのであった。 ******* 韓国人オーナーが経営する日本食屋でウェイトレスをするルームメイトのSチャンの体験。 学生をしながら務めて一年半になるその店を止めたいとある日突然Sちゃんが言い出した。何でと聞くと、彼女の同僚のウェイトレスが全員韓国人で、コミュニケーションが上手く出来ないことから結構疎外感を感じていると言うのだ。アメリカにいるんだから当然英語が出来る彼女達だが、なんてったてSチャン以外はみんな韓国人だから、当然会話は韓国語になる。Sちゃんはそれはあまり気に止めていなかったが、だんだん彼女に対してその同僚達が冷たくなってきているという。 それは、日本語が通じる唯一の寿司シェフたちと仲良くSチャンが仕事中に親しく話していることがどうやら彼女達を嫉妬させたらしいのだ。今までは結構この韓国人たちが一緒に何処かに行くのに混ぜてもらったのにも拘らず、最近はめっきりそれも無くなって、仕舞いには、仕事中のちょっとした事でも目ざとく見つけては、ぶつぶつ言うようになり、完全に、仲間はずれのようにし始めたのだった。 そんなSちゃんに同情した私は、彼女達の誤解を説くための方法を何とか考えて、あれこれSちゃんは試しては見た物の、彼女達の態度に変化が無いために、そこで働き続けるまで彼女達によくしてもらった義理でもあるのかと、Sちゃんと彼女達の仕事以外での交際状況を聞くと、なんと、韓国語が分らないSちゃんを交えている時も彼女に気を使って英語で会話してあげるというなどと言う心配りなんてこれっぽっちも無く、何時間も散々韓国語のみの会話に付き合わせておいて、“ああ楽しかった。Sは日本人だけど私達と楽しくやっていけるからいいわね。”なんてとんでもない独りよがりの自己満足で毎回終わるのだという。お人よしのSちゃんは、この件が起きるまでは、“ああ、そうね。ま、いいか”なんてのんきに思って何も言わず、誘われるがままにそんな彼女達とたまに遊びに行っていたようだ。しかし、このいじめのおかげで意外と神経の細いSちゃんは体調を崩して、オーナーに掛け合い日本人ウェートレスが大半を占める別の店に移る事になった。実は移ったその店の日本人ウェイトレス一人も同じような経験をして、その店から移ってきたと言うのだった。 ******* これは最近の私の体験。 二週間ほど前に、私は久しぶりにここから二時間ほどのジャックが大学生活を送った街で、ミニハーフムーン旅行をした。日ごろはあまり外食しないが、このときばかりは結構リッチに地元では一番人気のお高い寿司バーに行くことにした。その夜は平日にも拘らずいつもの如くテーブルが開くのを待つ多くの人が外の駐車場にも溢れていた。ディナーのピーク時のちょと前に行った私達は、何とか店の前の狭い駐車場に車をとめることが出来たが、5分も後に来た人たちは誰かが出るのを待ってぐるぐる回っていた。 自分の名前をウェイティングリストに記入して待ちながらボーっと外を見ていると、韓国人と思しきの中年の女性が開いた駐車スポットに立っている。何しているんだろうと見ていたら、そこに止めようとしている車に仁王立ちになって“だめ、だめ、ここは私の場所よ! もう随分前からここを取っているんだから。”ときつい韓国訛りで叫んでいる。始めは強引に駐車しようとしていたそのドライバーも彼女のがめつさに負けて結局すごすごと退散していった。その直後に、彼女の連れが乗った車がするる~っとその、`彼女の場所´に止まり、二人のオバタリアンが、ニコニコと韓国語で話しながら店の入り口に向かって歩き出した。 一緒にその光景目の当たりにしたジャックは、“あれは韓国人か?”とすぐに見抜いた。それは彼が韓国語のアクセントだけで見分けたのかと思いきや、"日本人だったらあんなことしないよ。”と言う洞察力には驚いた。そこで私は、”まあ確かに、韓国人が全員とは言わないけど、自己主張の強い人が多いからね。”と取り合えず、あまり人種差別の無いようにコメントしたのだった。しかし、このコメントは甘いかもしれないと思い返すようなことが30分もしないうちに私の身に起きたのだった。 席が開くのには約20分くらい掛かる言われたので、近くのアートギャラリーや、小物を売っている店でぶらぶらと時間を過ごし、20分少々して店に戻ってくると、なんと私の名前が消されているではないか!そこで、ホステスに、(日本式のクラブやキャバレーのそれでなく、レストランで会計とお客さんに席を案内する人のこと)私の名前が消されてるんだけどと抗議すると、なんと例の韓国人のオバタリアン達の一人が私の名前を呼ばれてと返事したので、そのホステスがもう一度確認の意味で、”XXさん(島流れの本名)ですか?”と問いただしたら、“ええ、私はXXよ。”と自信満々に答えたので彼女達を席に案内したと言うのだ。なんてこった!確かにアジア人の顔はどれも同じに見えるから、アメリカ人のこのホステスにとっては、私の名前が日本名なのか、韓国名なのか、もしくは、中国名なのかも分ってなかったかもしれないし、顔だってみんな同じに見えたのだろうから、何の疑いも無くその人をXXと思ったのであろう。なのでこのホステスに怒りをぶつけても仕方ないと諦めて、“上手いやり方よね!今度私も使ってみようかしら。”と、その一部始終を目撃しているほかのお客に同情を買ってもらおうとぶつぶつ言いながら、すごすごと待合のシートに腰を下ろしたのだった。 ようやく席を確保したと思ったら、希望の寿司バーで無く普通のテーブルしかないと言うので、お腹も空いているのでこれ以上は待てないと渋々席に座った。それはなんと例の韓国オバタリアン達が陣取って、きつい韓国アクセントであれ頂戴これ頂戴とがなっているバーの真後ろであった。私とジャックが座るはずであったその席で我が物顔ですしを堪能している彼女達を横目に、私はこのままでは納まらぬと、ウェイトレスにその件を話してバーの席が開いたら席を替わってもいいかと聞いたが、開いたら今外で待っているお客が座るのでだめたと言われ、韓国オバタリアンたちの背中を睨み付けながら、負け犬気分で暫く寿司を流し込むのであった。 ***続く(かもしれない?!)*** お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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