【マレー旅行記】プラナカンビーズとストレイツチャイニーズジュエリーミュージアム
マラッカで楽しみにしていたことの1つに、プラナカン・ビーズ刺繍を施したサンダルのお店めぐりがあります。今回は有名店の4つを回ってきました。左上から時計回りに、・ワー・アイク・シューメーカー(Wah Aik Shoemaker)・リム・トレーディング(Lim Trading)・J マニック(J Manik)・カラー・ビーズ(Colour Beads)になります。絵柄の個人的な好みは“Wah Aik Shoemaker”でした。サンダルの展示品は少ないのですが、膨大なデザイン見本から選んでサンダルに仕立てるようです。サンダルの履き心地は圧倒的に“Lim Trading”です。Lim Tradingでは店主のリーご夫妻が制作中でした。どちらもサイズからデザインまで好みに合わせたオーダーが出来て、日本まで送ってくれるとのこと。でも以前シンガポールのルマ・ビビで購入したサンダルを持っている事もあり、結局購入には至りませんでした。。。シンガポールのルマ・ビビの日記は、こちら念願のマラッカでたくさんのプラナカン・ビーズに触れて幸せな時間でした。いつか自分で作ってみたいという夢がふくらみます。さてマラッカの億万長者通りといわれる通称ヒーレン・ストリート、正式名はトゥン・タン・チェンロック通りへ同じ名前の通りはクアラルンプールのチャイナタウンにもありました。トゥンは国家称号、タン・チェンロック(陳禎禄)はプラナカンの大富豪です。KLチャイナタウンの日記は、こちらそしてホテル・プリの隣にあるストレイツ・チャイニーズ・ジュエリー・ミュージアムに吸い寄せられるように入ってしまいました。Straits Chinese Jewewellery Museum2012年9月にオープンした新しい博物館のようです。日本のガイドブックにはまだ載っていません。“Straits Chinese”は日本語に訳すと「海峡華人」=「プラナカン」となるので、プラナカン宝石博物館とでも訳すのでしょうか。館内には高価な宝石が展示されているため、ガイドがはじめから終わりまで立ち会います。入ってすぐにあるのがプラナカン住宅の中枢となる先祖崇拝の間。中央の祭壇には女性(ニョニャ)の写真が飾られているのも、プラナカンならではのしきたりだそうです。まずは2階へ案内されました。展示は次の通りです。Gallery A: 結婚式の間Gallery B: 金細工職人Gallery C:ニョニャ(Nyonya)について私は豪華な宝石の展示よりも、ギャラリーCに惹きつけられました。ここにはニョニャの代表としてJosephine Tan Pin Neoさんのコレクションが展示されてありました。Josephine Tan Pin Neo(1914-2010)とても美しい方で、その柔和なまなざしに惹きつけられました。これらの先祖代々伝わる貴重なコレクションは、タン・チェンロックの子孫で彼女の息子でもあるピーター・ウィー氏(現シンガポール・プラナカン協会会長)寄贈とのこと。1階はプラナカンの生活の場が展示されていました。中庭にある井戸です。まだ使えるようで実際に水をくみ上げて見せてくれました。帰り際に受付で1冊の本をすすめられビックリそれはペナン在住の友人から頂いたペナン・プラナカン・マンションが発行した、“The Pinang Peranakan Mansion”という本でした。帰国してから調べてみたところどうやら経営者が同じようです。入館してもらえるパンフレットもほぼ同じレイアウトでした。またこの後ペナンへ行くのですがプラナカン・マンションの敷地にも“Straits Chinese Jewewellery Museum in Pinang”が新設されていました。ペナンのストレーツチャイニーズミュージアムの日記は、こちら博物館(ストレイツ・チャイニーズ・ジュエリー・ミュージアム)データ Straits Chinese Jewewellery Museum, Melaka 108, Jalan Tun Tan Cheng Lock 75200 Melaka, Malaysia 10:00 - 17:00 入場料RM15/学生RM10、6歳以下は無料こうして博物館を後にヒーレン・ストリートへこの通りには有名なプラナカンの博物館、ババ・ニョニャ・ヘリテージ・ミュージアムがあるのですが今回はパスです。The Baba & Nyonya Heritage Museumこうしてオランダ広場の脇を抜け、滞在するホリデイイン・マラッカへ、つづく。