「大やがら」現る!!
どんなに美味しい魚でも、まとまった数が採れなければ市場に入って来ないのでなかなか有名になりません。 ヤガラもその一つです。刺し身、焼き物、椀種とどんな食べ方をしても上品でしかも濃い旨みがあります。 スーパーや魚屋ではめったにお目にかかれない、あこがれの魚です。(出典=食材辞典 http://www2.odn.ne.jp/shokuzai/Yagara.htm)ホテル天坊では、この冬ヤガラを、「旬の彩り会席プラン」「冬の味覚プラン(11月25日発売開始)」でご予約いただいたお客様に、できるかぎりお造りでお召し上がりいただきたいと考えています本来であれば「この冬、ヤガラを皆様にご提供します。」と言い切りたいところですが、食材辞典に載っているように、数が揃わない魚です。しかし、沼津港に揚がった時は、全力で買いに行ってできるだけ多くの皆様にお召し上がりいただきたいと板長が申しておりました。写真でご覧いただけるように、ヤガラはインパクトのある姿をしています。関東ではベテランの料理人は「吸い物魚だな」と言うそうですが、使ったことがない料理人は姿を見て尻込みすることもあるようです。また非常に歩留り(お客様にお出しできる部分)が悪くて長さの3分の1が身で、後は頭としっぽです。もとはそんなに高い魚ではないのですが、この歩留まりを考えると高級魚の部類に入る魚といえるでしょう。普通でもインパクトのある「やがら」ですが、今年はとんでもない「やがら」がやってきました。あまりに大きいため、小さなお店では手が出せないという大物です。調理部の恒幹君が163センチです。彼と比べても大きさがお解かりいただけるかと思います。 今日からお造りで提供します