STRANGE DAYS

2009/01/05(月)15:17

チープ・トリック『at 武道館(レガシー・エディション)』

音楽(8)

みなさん、あけましておめでとうございます。 昨年は、サイトのコンテンツの更新もままならず、こうしてブログを作っちゃいましたが、結構このブログってシステムも面白いなあと思ってます。 とりあえずはこっち中心で行きますが、そのうちサイトもリニューアルしたいなと思ってます。 で、今年の一発目は昨年書こうと思ってたのに忙しくてアップできなかったこれです。 前回書いたように私はビートルズで音楽に魅了されて、間もなくビートルズと同時期に活動していたブリテッシュバンドを聞き始めたんですけど、聴いて人と感想なんぞを話てても、「昔は凄かったらしい」みたいな話になっちゃうんで、いまいちつまんないし、リアルタイムの音楽も聴きたくなって、ラジオや雑誌でリアルタイムなロックンロールを体験するようになりました。 当時活躍してて話題になってたのは、ベイ・シティー・ローラーズやデビット・ボウイだったんですが、 当時NHKで「ヤング・ミュージック・ショウ」という海外のミュージシャンのライブを放送する番組があり、 彼らの来日公演とかを見て、いい曲だしカッコいいなと思って見てましたが、それほど深くファンにはならなかったんですよね。 今ではボウイは大好きですが、中学生になったばかりの私には本当の魅力もわかんないし。 そんな中、ラジオで聴いた「今夜は返さない」と「サレンダー」でノックアウトされ、リアルタイムで夢中になった初めてのバンドがチープ・トリックでした。 ハードな音にメロディアスな曲、それと、アルバムジャケットの人を食ったようなアートワーク。 雑誌で見ても、美形二人と、色モノっぽい二人のコントラストと、すべてが僕のツボで、最高でした。 で、アルバムが欲しいんだけど当時は金がないんで、修学旅行の時に京都で買って、土産の中にレコードがあるのを見て呆れる親兄弟に「これは京都でしか手に入らないの!」と大ウソをついて手に入れたのが『ライブ・アット・武道館』でした。 そして、今年、じゃない去年か、2008年4月にチープ・トリック側からの企画で行われた、30周年「at武道館again」コンサートが開かれ、秋に発売されたのが、この『at 武道館(レガシー・エディション)』です。 内容は、来日時にテレビ放映されたライブ番組に2008年4月の武道館30周年ライブの映像2曲とドキュメンタリーを加えたDVDがメインで、ボーナスCDとして以前発売されてた『At Budokan The Complete Concert』のリマスタリング盤2枚と、DVD音源等を再編集して作られた1978年4月28日の武道館公演のライブ完全版です。ちなみに、アルバム『チープ・トリックat武道館』には、武道館だけでなく大阪厚生年金会館の音源も使われてました。 DVDも音源も素晴らしいのですが、特にドキュメンタリーはメンバー全員の証言や当時の日本のスタッフのインタビューで、あの公演の舞台裏が聞けてすごく面白いです。 個人的には“Speak Now (Or Forever Hold Your Peace)”の、トムの唸る12弦ベースのカッコよさ! あれ見るだけでも、5000円の価値ありという感じです。 ぶっちゃけ、私はブートで以前から持ってる映像ではありますが、DVDリマスタリングされた今回の映像は本当に綺麗でかっこ良さが際立っていいです。 当時読んだチープ・トリックのインタビューの中で、メンバーが好きなミュージシャンとしてロジャー・ダルトリーやピート・タウンジェントやジョン・エントウィッスルの名前を挙げてて、当時田舎の中学生だった私は初耳の名前ばかりで「これって誰だろう」と思ってたんですが、間もなくこれがザ・フーのメンバーだとわかり、チープ・トリックと同時期に夢中になったもう一つのバンド、ザ・ジャムとともに私を再びブリティッシュ狂いにして行く訳なんですが、まあ、その辺の話はまた今度。 当時も思ってましたが、あの頃のアメリカンバンドは、チープトリックにせよ、エアロスミスにせよ、キッスしかり、ブリティッシュロックのアメリカバージョン的なバンドが多かったですね。ブロンディーのメンバーのファッションもモッズっぽかったし。 それでは、今年もよろしくです!

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