椎間板ヘルニアの部屋

2006/07/12(水)13:32

肩をガンガンたたかれて

目を覚ました。 「○○さ~ん、手術終わりましたよ~」という声が聞こえ、眩しさをこらえて目を開けると、看護婦さん数人が僕の顔をのぞき込んでいるのが分かった。 次の瞬間、背中に激痛を感じた。 当然のことだが、背中を切開しているのだから、縫合したとはいえ少し動くたびに痛みが走る。 そして、まだ麻酔から完全に覚めない状態で、ストレッチャーに乗せられたままレントゲン室へ搬送された。 この説明は受けていなかったが、手術直後なのにレントゲンを撮ることとのことだった。 それはいいのだが、レントゲン撮影には撮影に適したポーズをとらなければならず、背中に激痛が走っている状態で、検査台に転がされ色んな格好をさせられて泣きそうな感じだった。 そんな苦痛にも耐え、病室に戻った。 腕には手術前と同じく点滴が繋げられ、鼻にはチューブが当てられ酸素が送られていた。 病室では、2時間おきくらいだっただろうか、看護婦さんが体温と血圧を計りにきていた。 麻酔が完全に抜けるまで、5時間くらいかかっただろうか。徐々にダルさがなくなり、それと共に苦痛の度合いが増してきた。 仰向けに寝ているので、傷口のある背中はベッドに押し付けられている状態で、本当は動いてはいけないのだが、やはり寝返りは打ちたい。 だが、体を少し動かすだけで背中が引き裂かれるような感覚に襲われる。それと、楽なポジションが中々とれなくてイライラしてくる。 せめて、眠れれば苦痛も感じずに済むのだが、こんなときに限って眠ることができない。 ウトウトしても、時計を見ると30分も経っていない。本当に長く辛い夜だった。 つづく

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