2010/05/23(日)21:25
『龍馬伝』第21話「故郷の友よ」
孝明天皇のいわく、攘夷と言い異人嫌いと言っても、犬猫が嫌いだというのと同じ次元の話であり、実際に外国に戦をしかけることを望んでいたわけではない――所謂「8月18日の政変」で、朝廷内の攘夷派だった三条実美ら七卿は失脚。攘夷を実行した長州は、薩摩と決定的な対立関係に入った。
攘夷の熱が冷めると見た山内容堂は、時は来たとばかりに、京にいる土佐勤皇党の党員に土佐へ戻るよう命令。背くものは脱藩と見なす、と強硬姿勢を示す。他方、勝麟太郎率いる勝塾も、幕府内から攘夷派を抱えている集団と見なされるようになる。かつての仲間が、幼馴染が、土佐で殺されようとしていることに、いてもたってもいられない龍馬。土佐へ帰ると言いだす龍馬に対して、すべてわかった上で叱咤し止める勝の胸中を思うべし。
土佐勤皇党に対して、容赦なく牙をむき始める容堂。覚悟を決めていたかに見える武市は、妻・冨との朝餉の最中に、自宅で捕えられる。他方、京では以蔵が新撰組に追われていた…。