雀坊の納戸~文鳥動向の備忘録~

2013/09/05(木)22:53

後片付け

この角度だと油すましに似てるかも 千葉市動物公園のあれにこだわったが、もうネタはないだろう。映像を発見して検証するのは懲り懲りだ。  動物園の獣医さんの扱う麻酔銃については、例えば北海道の旭山動物園で、一所懸命練習する話がある(コチラ)。また、横浜のズーラシアでシロクマで使用している様子なども見られる(コチラ)。  旭山動物園と麻酔銃と言えば、コメントで指摘を頂きたが、昨年2012年にフラミンゴを迷子にしてしまった際、その捕獲に麻酔銃は危険として用いず、苦心惨憺し、囮作戦に用いた別のフラミンゴがキタキツネに襲われてしまい、物議を醸した(コチラなど)。確かに囮については想定が甘かったが、旭山のように麻酔銃を使用する機会の多い動物園の獣医さんでも、体重2キロ程度のフラミンゴに対し、安全に麻酔銃を用いる自信を持てなかったことを、もう少し注目しておく必要があったものと思える。  旭山の捕獲は失敗に終わり、フラミンゴはおそらく人知れず亡くなったものとおもわれるが、それは結果論で、努力の方向性は習性を考え抜いて頑張ったものとして評価できるのではなかろうか。フラミンゴ1羽が北の大地の生態系を乱すことなど有り得ないので、その点では、野放しで良かったのに(山科鳥類研究所様の指摘はそう言う意味と解するべき)、何とか保護して原状に戻そうとしたのは、見上げたものだと思える。  樹上の1kgの鳥に麻酔銃か・・・。「いろいろ考えて、やっぱり一番安全な方法はこれ(麻酔銃の使用)、ではないかというようなことで」は、人の良さそうな飼育課長さんのお言葉だが、知らない者がいろいろ考えても、何人寄り集まっても、あまり意味がない、と、やはり言わねばならないなぁ。  若ければ無知、老いれば頑迷、飼育は経験を重ねても思い込みが募るだけで、客観的な知識を得ることが出来ず、むしろ新たな知識を吸収する邪魔になってしまう。逆に知識ばかり膨らましても、例えば初めて愛鳥に亡くなられるような経験は、実際にその立場にならなければわからないので、たった一つの経験で、それまでの知識が跳んでしまう脆さも秘めている。知識と経験のバランスをとるのは難しいが、動物の飼育にも、やはりそれを意識しないといけないのだろうなぁ。 ・・・それにしても、飼育知識や飼育経験によって培われた、私の常識を覆し続けるケコスマシさんを、私はどのように把握したら良いのだろうか。・・・考えないのが正解だろう。  

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