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カテゴリ:文鳥動向の備忘録
回数制限のない親鳥により満腹状態のトリオ これまでも、その方法論を再三再四否定はしてきたものの(『文暮本』)、一部の宗教家以外には使用されない「邪法」などと強い言葉を使って指弾する気はなかった。しかし、そのデタラメが常識のように独り歩きし、それにより最も苦労する可能性のある初心者の1羽飼育予定者に誤解を与えている様子を目にしたので、この際、これでもか!!とばかりに強く非難することにした。 これが邪法?「人を惑わし、世間に害を与えるような教え」とはとんでもない!この方法でずっとうまくいっているわよ!!と怒る人もいるかもしれない。しかし、お宅でうまくいっていたとしても、一般的に通用することにはならない。例えば、アワ玉だけでヒナを育てても、たいていは問題なく成長する事実があっても、それが正しいと言えるだろうか?9割は問題なく育っても1割にリスクがあれば、それを1パーセント未満にする努力をするのが当然で、ご自分の多寡の知れた経験の中で偶然9割の幸運に恵まれたからと言って「アワ玉だけでいいよ!」などと、初心者に推奨されては困る。 空腹になれば自分でエサを食べようとするではないか?といった反論は、文鳥に対して無理解を示すことにしかならない。自立(ひとり餌)に向けた学習期にあることは理解しながら、その学習機会を飼い主自らが奪っているのに気づいていないのは、むしろ不思議だ。確かに、一緒にかじったり飲みこんだり試す兄弟姉妹や、すでに自立しているお手本になる先輩の文鳥がいれば問題は無いだろう。しかし「1日2回しか差し餌が出来ない」初心者飼い主のもとで1羽暮らしをすることになった文鳥は、一体何を真似したら良いのだろうか?じっとして空腹をやり過ごし、ひたすら親鳥(飼い主)の帰還を待つだけになるのは、当然の帰結なのである。 自宅で繁殖をし複数のヒナが一緒に育つ環境と、1羽だけで飼い主も留守がちになる環境では、まったく異なる。この当たり前を今一度確認して、是非とも、間違いだらけの飼育本の考え無しの情報を基にした経験にこだわらず、軌道修正されることを、強くお勧めする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年10月20日 23時09分24秒
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