雀坊の納戸～文鳥動向の備忘録～

　パッパは変態である。
　なお、私の場合、変態とは、性的アブノーマルを指しており、性的指向性が少数派というだけで、別段差別的な意味合いはない。常態に対し変態というに過ぎないので、その点誤解のないように願いたい。
　で、変態なのである。今夜、ツボ巣を交換するため、非手乗りで養父母（ツイカ＆サン）に疎まれつつある自立直前のヒナ2羽（フックの子）を、ツボ巣から追い出し、夜会に初参加させたところ、大喜びしたのがパッパだった↑。
　さえずっているが、彼の目的は上に乗ることで、正確に言えば交尾を目的にしていない。彼は、ヒナの上に乗って温め温められることにより恍惚感を得るという、不思議な性癖を幼い頃から持っており（現場が飼い主の手の上なので「わかる」のである）、その行動が交尾に結び付きその前提としてさえずる。
　かたや、ボクジュは男性の同性愛者、ゲイ、かもしれない。↓は、モーリ♂に接近したいレイ♀の間に入って、モーリに寄り添ってうたた寝しているところである。レイの迷惑気な顔をご覧ください！
　しかし、ボクジュの場合はモーリに交尾しようとはしないので、性的な対象としているのではなく、従って変態とは言えないかもしれない。彼の場合は、同性の憧れの先輩にまとわりつく後輩といった位置づけかもしれぬ・・・。

　性的マイノリティ、LGBT（レズ・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー）は人間だけの話のようだが、実は生き物に内在する原初的なものなのかもしれない。