先月(いや、1月だったかも)スリランカ人の友人君がこんな物をフェイスブックにあげてました:
クリックするともう少し大きな画像で見られます。
スリランカ人を対象にしたサウジからの求人広告ですかー。
人を募っているのはサウジでも有数の大企業、アラムコのようですね。
へー、悪くないんじゃない?
アラムコと言えばサウジの大会社の一つだもの(ホームページもきれい)。
まっとうなサウジ人を採用しているイメージもあります。
まっとうって・・・(^^;)
昔、リヤドの下町にある電話会社の代理店で、そこのオフィスにいた若いサウジ人男性がパソコンで何か一所懸命やってるなと思ったら、
ソリティアかよ
そんなイメージが頭からなかなか抜けません。見なきゃ良かった
サウジ人を運転手として雇っている会社の方が嘆いてました。
「おしなべて時間にルーズ・・・連絡なしで休むし。こっちから電話したらなんか家族の用事だとか、全く悪びれずに言われちゃう」
ま、愚痴を書き出すと本一冊できちゃいそうな勢いなのでこの辺でやめておきます
ただこの広告を見ると、すべての職種においてお給料低いですねぇ・・・
アラムコなんだからもう少し額がいいのかと思ってました。
・現場監督: 1500リアル (45,000円)
・電気工事の現場監督:1500リアル (45,000円)
・石工: 900リアル (24,000円強)
・配管工: 900リアル (24,000円強)
・鉄鋼作業員: 900リアル (24,000円強)
・重機オペレーター: 1200リアル (32,500円弱)
・大型車の運転手?: 1200リアル (32,500円弱)
・単なる労働者: 750リアル (20,000円強)
・工業用の電気技師: 1200リアル (32,500円弱)
・ディーゼルの整備士: 1300リアル (35,000円強)
・大工: 900リアル (24,000円強)
労働者の募集人数が多くて(18人)安月給です
でも現場監督ってエライはずなのに1500リアルかぁ・・・
契約条件を見てみると:
1) 会社が宿泊施設を無料提供
2) サウジ労働法に基づいた無料の医療サービス
3) 1日8時間、週48時間労働(つまり休みは週に一日でしょうね)
4) 更新可能な2年契約
5) その他全ての契約条件はサウジ労働法に従う
以下は私の独断と偏見的解釈です
1) 多分「寮」でしょう。2段ベッドで一部屋6人とか8人かな?
出稼ぎ外国人が一人部屋なんて、よほどの地位でないとあり得ないのでは。
トイレとシャワーは共同、食堂がついていそうです
2) 実は病気や怪我でもなかなか病院に行かせてもらえないのでは・・・
3) これは普通そうですが、50度の炎天下で働くことを考えると過酷です。
4) 急募という文字があるのを見ると、2年で逃げ出す人多し?
5) アラムコだから大丈夫かなと思いつつ、ただ書いてるだけ?と疑念がわきます。
スリランカ人だからこそこの金額なんだろなーと思いました。
もしネパール人が対象だったら軒並み額が下がりそう・・・
サウジにいた頃に知り合ったネパール人たちの月給は、当時一番安い人で400リアル(1万円ちょっと)くらい、そんなんで暮らせるのかと驚愕しましたが、制服貸与・寮住まいでまかないつきだったから丸々貯金できるんですね。
「ネパール仕事ありません。出稼ぎできるならどこでも働きます」
我が家に出入りしてたK君が言ってましたっけ。
ちなみに我々が住んでいた頃のサウジ人の最低賃金は月3000リアル(当時のレートで7万5千円くらい)です。
楽な仕事でこれだけもらえる人もいれば、ヒーヒー働いて気づいたら3000になるサウジ人もいます。
そう、貧乏なサウジ人もちゃんと(?)いますから!→過去の日記
みんながみんな油田を持ってたり、豪邸に住んでいるわけじゃないんですよ
←ランキングサイトに飛びます。読んだら1票入れてやってください(^^;)