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19歳の頃、ワシは初めてマイルス・デイビスの『ネフェルティティ』を LPレコードで聴いた。 マイルス、ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、 トニー・ウィリアムスによる「第二期黄金クインテット」のアルバムである。 そしてマイルスの、最後のアコースティック・ジャズのアルバムでもある。 ![]() 当時はジャズを聴き始めて間もない頃で、マイルスといえば『Kind of Blue』 のような作品を思い浮かべていた。 だから、『ネフェルティティ』のタイトル曲で流れてきた音には少なからず戸惑った。 テーマが何度も繰り返される一方で、その背後ではリズム隊が絶えず変化し続けている。 誰が主役なのか、一度聴いただけではよく分からない。 それでも不思議なことに、聴き終えたあとには強烈な印象だけが残っていた。 あれから長い年月が過ぎた今でも、このアルバムを聴くたびに、 19歳の自分がレコードプレーヤーの前で耳を澄ませていた光景を思い出す。 そして、当時は理解できなかった演奏の妙を、少しずつ味わえるようになった自分にも 気づく。 『ネフェルティティ』は、一度聴いて分かるアルバムではない。 しかし、何度も針を落としたくなる不思議な魅力を持った一枚である。 もちろんCDも持っているがw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026年07月16日 20時48分50秒
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