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間違ったやり方ではビジネスは失敗する!
ネットワークビジネスの特徴は、ビジネスの中心にある会社が製品の販売活動をアウトソーシングし、消費者・愛用者に販売を委ねるところにある。 従来の小売販売では店頭で消費者が一品一品商品を買った。製造会社と消費者の関係はそこで終了した。 ところが、消費者の中には、自分が愛用する製品の品質、使い心地、効果などを素晴らしく思い、その素晴らしさを友人、知人にも味あわせてやりたいという心理を抱く人がかなりいる。 それがクチコミという形で商品が自然に広まってゆく昔からある形態だった。 メーカーが製品の品質とサービスの向上に力を入れ世評とマーケットの信用を勝ち取ることに重点を置いてきたのはこのためである。 しかし、こうした自然の成り行き任せのやり方は時間が掛かる。いわゆる老舗はこうした信用を何十年、時に百年以上かけて営々と築いてきた。 クチコミで商品を普及し流通を拡大して行くやり方をビジネスのシステムとして取り入れ組織化したのがネットワークビジネスあるいはMLMと呼ばれる形態だ。 消費者・愛用者の中でも特に自社の製品のファンで他人にも広めたいと考えている人をパートナー、あるいはデイストリビューターとして取り込み、販売活動をしてもらう。 製造業や系列の販売会社、海外の子会社、支店などはこういった販売員を何十万人と取り込むことにより、それまで膨大な経費が掛かっていた流通、在庫、宣伝広告費などの中間マージンを大幅に節減できる。 一方、パートナーとかデイストリビュターとか呼ばれている販売員は、製品を製造したり卸ろしたりしている会社が中間マージンを節減できた見返りと売上に寄与した額に応じてボーナスが支給される。 自然のクチコミに任せ時間のかかっていたマーケットシェアの拡大に、パトナーへボーナスというインセンテイヴを与えることにより短時間でマーケットを拡大できる。しかも、クチコミが持っていた自然増殖という利点をそのまま受け継いで、組織はメーカーが何もしなくてもどんどん膨らんでゆく。こんな旨いビジネスは他にはめったにない。 しかし、長所と短所は同じコインの表と裏だ。上のようなネットワークビジネスの長所がそのまま短所になる。ネットワークビジネスの販売員は、ほとんどの場合、社員ではない。会社は雇用契約ではなく、一人の商人として契約を交わす。 いくらファンだといっても消費者・愛用者は一介の素人に過ぎない。商売の経験もなければ事業などやったこともないという人たちがほとんどで、ろくな教育・研修も受けぬまま販売、宣伝広告活動を始める。 ボーナスが貰えるというインセンテイヴに突き動かされ、誇大宣伝、不実の情報、際限のない勧誘。恥も外聞も捨て友人、知人だれ構わずリクルート活動を繰り広げる販売員が世に溢れだした。 これでは、健全なネットワークビジネスを行っている人々にも世の誤解や批判が降りかかってくる。欲望を煽り、少しでも見込みがありそうなところを見せようものならしつこくつけ回す。倫理綱領、行動規範があるにもかかわらず。 健全なネットワークビジネスはちゃんと存在する。仕組みは同じでも、リクルートに対する心構え、宣伝、広告のやり方、そして一番大事な教育・研修をパートナーたちが寄りあって自主的にやっている。新規参入者のフォローもしっかりしている。 ネットワークビジネスは今後ますます発展するビジネス形態だから、あなたが日常的に触れる機会も増え、関心も高まり、そんなにいいんだったらやってみようかなと思う機会も増えるだろう。世の中に沢山あるネットワークビジネスの中から優れていて健全なものを見分けられるだけの知識を身につけてほしい。 いちばん活躍しているのは女性の仲間です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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